今日はキリスト教、形成期の初期のお話を致しましょう。

なぜなら、あなたはその頃の話と関係があるからです。

キリストが処刑され、天に上がって3日間、彼は予言通り自分の肉の宮を再建し、初めは幽体を使って、聖ヨハネの前に姿を現し、続いてその幽体を物質化して、ダマスコに行く途中、サウロすなわちパウロの前に姿を現した。

キリストは姿を光より物質化し、

「サウロ、サウロよ。何故私を迫害するか。」かくのたもうた。

そのあまりの放射光のまぶしさのゆえに、サウロは気も動転し、その場に崩れ落ちた。

キリストの放つブディ波の光線があまりにも強かったがゆえである。

サウロは目をやられ、まったく物が見えなくなってしまった。サウロはどうしていいかわからなかった。

そんなときだよ。君の夢の中に、天使ガブリエルが現れた。

「ここから10km先の町に行きなさい。その町ダマスコで一人のサウロという青年が、視力を失って戸惑っている。」

君はその予言に従って、その若者サウロに出会った。勇敢そうなたくましい若者だった。

サウロとあなたは、しばし身の上話をし、そしてサウロは静かに語り始めた。

「私が迫害しようとした、イエス・キリスト。その方は急に私の眼前に、白い眩い炎となって出現し給うたのです。

そして、私は肉の目の視力を失いました。これはどういうことでしょうか?

一体、こんなことが本当にあるとは想像もつきませんでした。」

その時、突然あなたは香油をサウロの目にかけようと思った。

それはユーカリとバジルを混ぜた、そして最後に乳香を添えたオイルである。

このハーブオイルはインスピレーションによって作られたものだ。それをサウロの目に塗って差し上げた。

すると、やがてサウロは視力を取り戻したのだ。

彼は肉の視力を失っている間、自分が信じてきたものについて、考え続けてきた。

“私は一体何を信じてきたんだ。目に見えるものだけを信じてきてしまったようだ。”

ところが今回このような目に遭うことで、“目に見えない力の方が大きいのだ。”

そのように確信するに至った。サウロは生涯イエスとの誓いを忘れなかった。

あなたも、“サウロ”その名を改め“パウロ”の弟子となり、生涯パウロに忠誠を尽くした。

 

パウロは博学の持ち主だった。該博な知識を利用し、いかに目に見えぬものの方が大事であるか、私たちがいかに目に見えるものに囚われる、弱き存在であるかを説いたのだ。

彼の人力無くしては、キリスト教はヨーロッパ全土には広がらなかったであろう。

その時、君には目に見えぬ世界を見ることは出来なかったが、しかし、パウロは懸命に、いかにしたら、目に見えぬものを信じられる人になるか。その事にのみ心を砕く生き様を見て、あるひとつの悟りに到達した。

 肉の身を持ち、目に見えるものだけが全てだと思い込む人間たち。その習性を乗り越えるには、どうすればいいかという事だ。その為には、わがままを押さえ、謙虚さを養い、物事に節度をわきまえ、小欲に徹することだと。このパウロの生き様から君はそう悟った。

 

今日はこの、パウロの言霊を君にプレゼントしよう。

パウロはしばしばこのように言った。

 

 

「小さな力もたくさん集まれば、大きな力となる。

それだから、最初は小さな力であっても、決して夢を忘れてはいけない。

陽のあたらない生活が長く続いたとしても、心を養う時間だと思って、忍耐に忍耐を重ねる。

それが魂の修練となり、やがては時代を動かす大きな力となるのだ。」

 

そして、パウロが現す超自然的な奇跡を目の当たりにしたあなたは、自分にもそのような力が欲しいが、どうすれば得られますかと聞いたことがある。

それに対してパウロはこう答えた。

「心に誠実さをわきまえることです。私はこれらの超能力の為に、修行したことはありません。他人に対して、このぐらいやったからいいだろう、限界を設けないことです。

無理をしろということではありません。このくらいでいいだろうと思う心を捨て、

今はこのぐらいしか、私にはできません。そのように自分の心を制御すること。

こうして誠実さの修行を3年重ねれば、誰でも私のように奇跡を起こすことが出来ます。あと2年誠実さの修行を重ねることだ。」

 

さて、このパウロはやがてキリストと同じように殺され、そして生まれ変わり、ヒマラヤ聖者のひとりとなった。

彼の名はファザーヒラリオン、ヒラリオン大使という。

彼は今、肉体をアフリカに出現せしめ、白色人種と有色人種の人種問題の解決に取り組んでおられる。ヒラリオンは誠実さの修行によって、大いなる力を得たのだ。

 

しかし、誠実さといっても、言うは易く、行うは難しい。己に誠実さを課して、己を高める為には、いやなことやつらいことを心に留めてはならぬ。すべてを水の流れにまかせ、

流れの中に生きることです。

春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来る。

すべてを時の流れの中に託すこと。それによって個人としての緊張を乗り越えた者だけが、

誠実さという己に課した修行を乗り越えることが出来る。

その時人体のブディ中枢、マニプラチャクラは大きく光り輝く。

争いを静め、妬みを退け、生活の困難を克服し、困っている人間には新たな生きる道を

示すことが出来るだろう。

このマニプラが発するブディ波のおかげである。

ファザーヒラリオンは特にこの人体、マニプラチャクラを開き、自我を完成し、人類が

善意の中に生きるべく、指導しておられる。

それでは君もこのヒラリオン大使の放つ聖なる光の輪の中に入るが良い。

 

ファザーヒラリオンよ。われらは心を改め、この後、いかなるアストラル界の攻撃にも

屈しません。光の鎧で己が心身を包み、光の戦士とし、世々限りなく、この地の果てまでも、この光の教えを伝えます。

この青き地球を守らんがため、我らはここに集えり。

光の戦士なるそなたのように、今日よりはこのヒラリオンの守りを受けよ。

ヒラリオンは闇を征服する大使である。また、科学技術文明を正しく導く、文明の神でもある。

 

私には見える。この光の炎。燎原の火のごとく全地球に、広がっていく様が。

 

光と炎の鎧を身にまとい、闇より守れ。すべての人を守るのだ。

 

よし、光の海を見るんだ。

自分の腹部から光輪の輪の輪となって広がっていく。

 

この光の輪がこの地球を守る。すべての人類を守る。

 

 

 

アカシックレコード書記官