※【追記】この記事では黒スケ一家を「マガモでは?」と書きましたが、アヒルかアイガモの可能性が高いそうです。近いうちにブログに書きますが、ご注意ください。
【自由研究テーマ】
(1)最終目標 黒スケはどうして黒?
(2)疑問1 母親はカルガモ??
(3)疑問2 兄弟はカルガモ??
とにかく初めてみた真っ黒の雛。これは雑種だろうか、などと気になり出したのが疑問の始まり。
しかも時々、マガモのオスが近づいてきます。そして今日、「カルガモ日記(9)」にこの家族の疑問を書いたところ、「カルガモではありません」(マガモかアヒル?)とのコメントをいただきました(素敵な野鳥の写真満載のブログ feathercollectorさん助言ありがとうございまた)。やっぱりそうだったか、、、と思いつつしっかり検証しようと思い調べ始めました。
最初に疑問に思った(1)は実はかなりの難問。まずは(2)から手をつけることにしました。
どうも小さかったり見にくかったりする写真が多い中、母鳥が比較的しっかり写っている写真を選びました。
【写真1】黒スケと家族
【写真2】黒スケと家族
野鳥図鑑やホームページで調べると、母親ガモについて、マガモとカルガモの区別のポイントは、(ア)嘴(クチバシ)と(イ)過眼線、(ウ)その他 とのこと。上記の写真1と2で確認したいと思います。
(ア)嘴
「カルガモ」黒く先が黄色
「マガモ」黒と橙色部分がある
※少しみにくいですが黄色には見えません。やや「マガモ」かなと思います。
(イ)過眼線(眼の前後の黒い線)
「カルガモ」太めで短い
「マガモ」細めで長い
※実はヒナも過眼線とその下の黒い線で区別できますが、どう見ても細く長い。「マガモ」ですね。
(ウ)三列風切に白いところがあるのが「カルガモ」。顔が白っぽいのが「カルガモ」
※昨年のカルガモの写真と比べるとどうみても「マガモ」です。
結論:母鳥は「マガモ」と思われます。
「カルガモ」の写真がないとわかりにくいと思います。昨年撮影した、(少し大きくなった)カルガモのヒナと母親の写真も比較用に載せます。
【写真3】昨年の写真(カルガモの親子)
この写真と比べると違いがはっきりしますね。嘴は先が黄色いし、過眼線は短い。羽の模様や色味も(カメラのせいもありますが)差があります。同じ写真でヒナの区別もつけたいと思います。
さて、ポイント(3) 兄弟(のヒナ)はカルガモ? です。
マガモとカルガモのヒナの区別のポイントは、(ア)過眼線 と(イ)その下の黒い線だそうです。【写真2】で比較的はっきりわかります。
(ア)過眼線
「カルガモ」太めで短い
「マガモ」細めで長い
※細く長い過眼線。「マガモ」ですね。
(イ)過眼線の下 マガモのヒナは黒い模様があり、カルガモのヒナにはないそうです。
※模様ありますね。「マガモ」間違いなし。
結論:ヒナも「マガモ」と思われます。
そうなると時々一緒にいる雄のマガモ。本当にお父さんかもしれません。
念のため昨年のヒナの写真と比べてみましょう。
【写真4】昨年の写真(カルガモの親子)
わかってしまえば区別は簡単ですね。過眼線は短く、その下に黒いブチのような模様はありません。こっちがカルガモのヒナ。
さて、最後にして最大の謎。そもそも疑問の始まり。自由研究の最終テーマでもある
(1)最終目標 黒スケはどうして黒?
あまりいい写真がありませんが、まずは黒スケの写真
【写真5】黒スケ母親と
【写真6】黒スケ兄弟と
う〜む。母親とも兄弟とも似てない。みにくい白鳥の子みたいな話かも。
雑種じゃなければ偶然、他の種類の雛が紛れ込んだとか。
この辺にこの季節いる水鳥は、知っている種類で言えば、
「カルガモ」
「マガモ」
「オオバン」
「キンクロハジロ」
とかです。
黒スケに1番似ているヒナはキンクロハジロの雛のような気がします(写真で見ただけです)。ただ、写真の具合かも知れませんが、黒スケは目の周りも黒く、目がどこにあるかわかりにくいくらい。キンクロハジロのヒナはそこまで真っ黒ではありません。ただ、羽の色はそっくりです。
カルガモとマガモの雑種がいるそうです。が、これまで調べた限りでは黒スケのようなヒナの写真はありません。
これはもう、ちょっとした野鳥図鑑のレベルではないかも。
黒スケの謎は今日は解けませんでした。。
今回は、自由研究第1回とさせて戴き、次回また考えたいと思います。
今日は、母親とヒナの研究をしました。とっても勉強になりました。
近所の人もみんな「カルガモ」と言ってましたが、実は「マガモ」でした。
黒スケの謎は謎のままですが、少し鳥のことを知った1日でした。
ここで問題が:「カルガモ日記」としてブログを書いてきましたが、実は「マガモ家族」のことを書いていたことが判明しました!カルガモと思っていた皆さんごめんなさい。
カルガモ日記をマガモ日記に変更するか悩みましたが、これからカルガモ家族がたくさん出てくると思います。カルガモを見ようとしている日記ということで、文中では適宜区別をつけながらも、このまま「カルガモ日記」として書き続けたいと思います。厳密ではないような気もしますが、気楽にお読みいただくブログご容赦ください。