子供も2年目(親は3年目)ともなれば、

少しは慣れたもので。

毎日このくらいは頑張らないと、間に合わないぞと、検討もつくというもの。


なんとか本番前最後のレッスンにまで辿り着き、

通して聴いていただく。


今年はなんとか、間違えずに弾けるようにはなってはいた。

間違えずにはね。


恩師いわく、迫力がないそうで、急遽、

上の級を受ける生徒さんの演奏を描かせていただく。

まぁ、その迫力のあること‼️

一音目から心を鷲掴みにされたような

親子で雷⚡️に打たれたような。


覚醒しました、小学二年生。


翌日には誰じゃい⁉️というような変貌ぶりで

躍動感あふれる音楽を奏でたのだ。


メヌエットでは哀しみにみちた舞曲を踊るお姫様。

近現代では思わず笑ってしまうような弾んだ面白みのある跳躍を。


相変わらずちっこいのだけれど、

初めて舞台の上で大きく見えた、錯覚すら覚えた。


これで思い残す事は無いと、

コンクール会場を後にした。


長女も父親も忙しく、我ら2人の戦いはひとまず終了。

この時は発表の時間すら把握していない、

どうしょうもない2人だった。