毎日、たくさんの絵本を読んでいた。
お昼寝の時も、夜寝る時も。
お気に入りはころわん、ノンタン、しげるくん。
そして、やまのこぐちゃん。
しげるくんと、やまのこぐちゃんは
いやいやえんのお友達。
そう、まるで生きているお友達のように
我が家の中では存在していた。
おしっこ、◯んちは、のんたんから教えてもらった。
当時皇太子家の愛子様が読んでもらってた本の紹介があったが、娘2人とも、ほとんど読んでもらったねーと感慨深く言っていた。
特に夜の本読みは長く続き、下の子のお付き合いで長女は小学生の間は聴かされていた。
その頃にはけっこうな長編の冒険物や伝記なども登場して、読んでいる私がワクワクしたものだ、
けっして、子供のために読んでいたのではない、
人間関係のストレスや、わずらわしさから逃避するために、私自身のこころの均衡を保つために、
絵本や物語りの世界に旅をした。
嫁は家の従属物、我が家はまだまだ旧憲法の世界だった。
そのしがらみから逃れるために、本の世界に旅行✈️に行っていた。
本の中の旅行は、場所も、時代も、選べるのだ。
マリーアントワネットや、クレオパトラにも逢えた。
空想する時間、まどろむ時間、たわいのないおしゃべり、ものがたりの世界は、いろんな場所や時代に私たちをつれていってくれた。