出身地である野々市のとある本屋さんが廃業し、

いろいろなものを整理されたそうな。


子供の頃、この本屋さんまで遠征するのは、

かなりの冒険であった。


友達の誕生日プレゼント🎁として、ハードカバーの本を選んだり、漫画の単行本を買ったのもこの店である。


実はこちらの本屋さんには中学校前に支店があって、こちらはかなり昔に跡形もなくなってはいるが、

支店の方がご贔屓だった。


年の離れた兄に連れられて、ノートや鉛筆を買い求めた。

その際に「これ、俺の妹」と店主の優しいおばちゃん紹介してもらった。

中学生の頃はベルサイユのバラのリアル連載中、

毎週なけなしのお小遣いを握りしめて、おばちゃんのところに通ったものだ。


卒業してからは、もっと街の大きな書店に通うようになり、いつしか足が遠のいていった。


この話には20年後、奇跡のような続きがあります。


次回に続く