ここまでは見学に1時間もかからず。。。本丸そんなに複雑に遺構がある訳では無いので、見学時間もそんなに必要無いので。
本丸遠望・・・城域なので、秀吉軍はここからは見えませんｗ
二ノ丸搦手
本丸・二ノ丸エリアには特に特別な防御遺構無いのに、よく十倍以上の敵を何度も撃退したもんですよね(汗)
それだけ九戸政実の築城術って優れていたんでしょうか。。。
まぁ実践に強い武将なら補強すべき場所も解ると思うので、当然なのかもしれませんが(政実すげーなｗ)
搦手門
もうこの辺りからは前回訪問時に遠目でも見れていない場所なので、実質初見学に。
さぁ、虱潰しに見ていきましょうかε=(｀∞´ )ﾌﾞﾋﾋﾝ
何だかんだでここもよじ登るにゃちょっと厳しい切岸
平坦地に見えますが・・・搦手の先は堀底になっているので、うかつに大人数で攻め入ってしまうと、両サイドの曲輪から弓矢・鉄砲で狙い打たれるシステムになっているんですね(危)
人数多ければ狙わなくても当たるだろうし。。。
本丸・二ノ丸の高台と逆側の高台に登ってみた。
ここも大人数配置出来る広さがあり、高台ゆえに少ない登り口塞いで守れば小人数でも守りやすく
同じ籠城でも挟み撃ちができれば負担も軽くなるでしょうし、これだけ広ければ食料貯めこめたと思われ。。。
実際九戸政実は5000の兵を1年間籠城できる兵糧を備蓄して秀吉軍に備えたとされてます。
5000という数が政実が手足の様に操れる絶妙な人数だったんだとか。
・・・話脱線しましたが、ここは外館(石澤館)と言うそうです。
搦手から右の堀底道は徐々に下って道幅狭くなり
途中で右に鋭角で曲がる道になります。
正面の先も堀が続いているっぽかったですが、道はなかったので正面突破はせず(危)
・・・ちなみにかなり前にも書きましたが、カルビンの会社にはかつて、T字路を真っ直ぐ突っ走ってブロック塀に突っ込んだ先輩がいました(笑)
本人曰く、「行けると思った」んだとか(行けねぇよｗｗｗ)
右に曲がってちょっと湿地になった登り緩斜面な堀底道を進むと
左手にちょっとした坂道が
ここも曲輪になってました。
もしかしたらさっきの斜面は以前は虎口見たいになってて入り辛くしてあって、同様にここで両上段曲輪から堀底へ向かって弓矢鉄砲を喰らわせた場所ではないでしょうか？
ちなみに若狭館跡と呼ぶそうな。
堀底道はそのまま舗装道路にぶつかりますが、この道は城碑のあった大手口の道に繋がってます。
(てか大手口見える距離にありますｗ)
今度は先程の搦手口を左に進んでみる。
いつものカルビンならもう見学時間切れで忖度して次の場所に移動していただろうと思いますｗ
今回は全部見るつもりで見学時間あてがったので、城の周り2周してもまだ時間に余裕ありました(笑)
うへぇ、ここも両高台の曲輪から狙い撃ちされるよ。。。
切岸角度あり過ぎて登れんし(-ω-；)
更に先には本丸と並走していた堀がここに繋がって
まーここもよじ登るのは無理っぽいね～(他人事ｗ)
虎口
ここも左側(多分二ノ丸)から狙えば危険少なく攻撃出来ますね～
生事大人数で通過できる道幅だけに、数圧ししたくなりそうな場所。。。でも自分は絶対突っ込みたくないよね。
(この先どういう風になっているか知ってるしｗ)
平城なのに平城らしからぬ防御力・・・確かに今まで見てきたお城の中でも、山城に劣らない堅固さでした。
勿論5000人が籠城している事が前提です。
(小人数だと手が回らないから逆に危険。。。滝山城が実際防御高いのに、小人数で守って手が足りなくなった為に武田に落城寸前まで追い込まれた)
先程の虎口の先には九戸城ガイダンス施設
最初埋蔵文化センターで続100名城スタンプ頂くつもりでしたが、ガイダンス施設が開いてた(10：00～たしか15：00)ので、こちらで頂く事に。
ここに解説版もあり、
駐車場を含めたガイダンス施設のエリアは三ノ丸跡地でした。
ガイダンス施設立ち寄った後は、まだ未見学だった西側の切岸(というか崖)沿いをチェック。
崖下にも九戸政実の嫌がらせとも言えそうな土塁と水堀が配置されてます(-∀-；)
これじゃ崖に梯子掛ける余裕も与えてくれなかったでしょうね(-ω-；)
ジャイアンがのび太を徹底的に追い詰めるかの如く、政実のジャイアニズムを感じますｗ
久しぶりに奥歯に物が挟まった感の無いお城見学が出来た気が・・・するハズだったんですが、ちょっと最後の方寄り道し過ぎて、埋没文化財センターに寄る時間がなくなってしまうという失敗をorz
ここはいつか九戸・南部に関わる方々のお城めぐりに来た際に訪問する事にしよう(汗)
最後にやっぱり詰めの甘さを露呈してしまったカルビンでした(-ω-；)
3回に渡ってupしました九戸城、これで完結させて頂きます。
ではまた次回記事で( -ω-)/