当時、独立することを社長に相談すると、失敗するといけないからとエスフーズのグループ会社であった、しゃぶしゃぶの牛太(但馬屋)を紹介して頂き
、そこでひとまず業務委託独立を目指すことにしました。優しいです。
僕が派遣されたのは東京八重洲地下街のしゃぶしゃぶ但馬屋で今でもあります。
しかし結果的には半年も経たずして退職してシンプルに自己資金で起業する事になり今に至るのですが、
今日は、そのしゃぶしゃぶの牛太で出会ったマネージャーの小田中と言うやつについて書こうと思います。
小田中さんは当時、僕の10歳位上で40歳手前くらい。今の僕と同じ歳くらいですね。
まぁ挨拶しても返せない人でして、いつもイライラしていて、マネージャーと言う権限に寄り掛かり大した人格も能力もないやつでした。
んでめちゃ怖かったです笑
そんな感じのやつがマネージャーの方が部下のクリエイティブなムダな発想とか削除できるからあの業態にはある種適任なのでしょうね。
今となっては小田中の気持ちも分からないでもないんです。
自分は大して強みもなく、ガッツリ仕組みの出来た誰でもできるオペレーションに組み上げられたスーパー簡易的な(野菜と肉を切るだけですよ。本当に。)
考える事を奪われた組織で
しゃぶしゃぶ屋のマネージャーとして長年掛けてFLだけを守り、偉いオッサン達へのゴマスリだけで生き抜いてきた訳じゃないですか。
そして一生安定したサラリーマンをやる為にマネージャーまで上り詰めたのです。
そこに「早々に独立を目指します!キラン!」みたいな若造が来たら普通のサラリーマンからしたら可愛くない訳です。
僕のことが鼻っから気に食わないのでしょう。
トコトン嫌われてましたね笑
ちなみにこれは僕の会社でも業務委託独立制度はあるし研修として店舗に行かせるので少なからず起こっている事だと思いますので注意が必要です。
ある日、そんな小田中に「しゃぶしゃぶ屋って市場のどこの顧客ニーズにウケていると思いますか?」と言った質問をしたわけです。
しゃぶしゃぶ屋が庶民の一般食になったのはまだ十数年前の事でラーメン、焼肉、寿司、ステーキと比べてまだ歴史が浅いのです。
たぶん、しゃぶしゃぶ=食べ放題になった事が世に広がったキッカケとなります。
もともとは都内の上層の方々に食べられていた、しゃぶしゃぶに食べ放題が加わりイノベーションが起きたわけです。
僕の認識ではしゃぶしゃぶ温野菜がその駆け出しで、このしゃぶしゃぶを食べると言う文化ができるまでにさらに10年以上掛かってると思います。
こう言った知識は経営者ならずとも業界人としては付けておいた方が良い学びで、どこのマーケットに入るかで大まかな将来性や出店戦略、方針が決まります。
しゃぶしゃぶは「今日は肉を食べたい!」と言う大きな欲求市場の中でも和食に近い部分があり高齢者に人気。ゆえに法事や祝事ニーズも賄っている。
焼肉、ステーキに比べ野菜が豊富でヘルシーであり女性にウケている。
そんな返しを小田中に期待していたのですが、小田中の返答は
(かなりめんどくさそうな感じで)
「あのなぁ!しゃぶしゃぶってのはな!!二日酔いの時でもサクッと食べれるんだよ!!焼肉は重くて食えねーだろうがっ!!」
でした。
何とも浅はかな先輩の回答に当時若かった僕も
さすがに「こいつ。バカなんだな。」と思いました。
何でしゃぶしゃぶ食べる人が二日酔い前提なんだよと笑
あれから12年経ち、わざわざ僕から、昔イキがっていたパイセンの名前を出すのも可哀想なくらい小田中のコジキとは差がついてしまいました。
そんな中、僕は週の5日間ほどが会食で自宅で食事を摂るのは週1.2日もありません。
だから殆どの日が二日酔いなんですね笑
そんな二日酔いのある日、たまたましゃぶしゃぶを食べに行きましたら、
食べれるんですね笑!!スイスイ!!
しゃぶしゃぶなら。
その時、コジキ、、じゃなくて小田中の言ってたことが腑に落ちました。
あの時は、小田中の事をコイツ、バカなんだなと思いましたが、あれから12年経ち僕もオッサンとなり、小田中のクソジジイが言ってたことは正しかったと学びました。本当に万象はわが師です。
(余談ですが自分の上司が自分より頭と人格が悪い場合、部下はジャングルで遭難したと思い、その脱出方法を周りに相談した方がマジで良いです。全ての上司が自分より優秀である場合もないし、アホな上司の下に付くとマジで残酷な目に合います。)
さて。
ありがとう!コ、、小田中さん!
会社の大きな人事編成がない事に一生ビクビクしながら特に誰にも影響を与えていない今世を頑張って生きてください。
そしてまだ飲食業界にいらっしゃるのなら業界のイメージが悪くなりますゆえ、挨拶くらいは自分からしてみて下さい。
二日酔いの方限定のしゃぶしゃぶ屋とかやろうかな。しじみ汁で。
結構うまそーじゃん笑
