舞台「刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 大阪 冬の陣」
3/28で無事に全公演、終了でした。
ですので、より、ネタバレ感満載で書き残しておこうとおもう。
ステアラの感想なども。
えー、
気がつけば、7公演、出陣いたしましたw
支払ったチケット代だけで、かるーく10万円を突破しております。
最後の方は、なんかもう急に思い立って当日券取って行ったりもしたねw
私は別に歴史に詳しくもないし、刀マニアでもないし、そもそも2.5次元舞台どころか、舞台見に行くなんてほとんど無かったので、
一つの作品にこんなに何回も行ったの初めてでしたw
刀ステデビューは綺伝の科白劇ですからね。
今回は刀剣乱舞のゲームもやってるし、過去作も見て、アニメも見て(←)やっと名前と顔も一致してきたのでw
ガチ参戦しました。
この先は、今作の舞台とゲームを知らない人はよくわからんかもしれないが、偏見と愛を満載に書いていきます。
そしてこれを書いている途中で、登場する刀剣男士について個々に書きたくなってしまったので、別個にしてあとで書きます。
天伝という、物語
これについては前回ちょこっと書いたのですが、
産まれた時から天下人と名がついた豊臣秀頼を中心にしたストーリー。
幼くして亡くなった父、豊臣秀吉との記憶もほとんど無く、愛されていたのか、そればかりか、自分が本当に天下人から産まれたのか、
自分はまだ戦も知らず、その器があるのか、つまりは「自分が何者なのか」が分からない。
それでも日々、全国から自分の首を狙ってやってくる戦国武将達の中で秀頼は何を思ったのか。
大阪冬の陣は「籠城」という戦略だったが、どんな気持ちだったのか。
「籠城など不抜けた戦略で、先代の戦人と並ぶことができると思うか?」みたいな台詞があって、まさにその通りだよな、と。
おそらく秀頼だって、父を越えたいと思ったはずだ。
いや、先人の家康や信長でさえも越えたかったはずだ。
もし現代だったら「ま、天下人の地位があればとりあえず穏便に敵を作らず余計なことしないでおこっと」みたいな感じかもしれないけどw
群雄割拠の戦国では、明日生きられる保証すらないわけで。しかし男として産まれたからには自分の城を守るために戦う、という遺伝子がそうさせたんだろう。
ちなみに、この刀ステでは、「諸説」は事実ではない、ということで、無かったとこになっていますw
ですので、秀頼様は、秀吉の実の子、という感じでおさまっています。
一方、徳川家康、後の天下人もまた、「勝ち戦」と言われた大阪の陣では魂を燃やしていた。
病気に倒れて死んだ豊臣秀吉を「あいつは老いさらばえてみじめに床の上なんかで死におって、天下人なら戦場で死ねや」みたいな台詞があったんですが、徳川家康自身もこの時、かなり老いていたわけで。それでもなお、天下人への執念を燃やすのは、「間に合った」という台詞からも読み取れる。
生き様よりも、死に様よ。
戦場でのひりつくような魂の戦い、「糞を漏らす程」の瀬戸際の戦いを望みながら笑う姿は、
ああ、きっとこのときの家康もまた、そうだったのかも知れないよな、と思わせる姿でもあった。
徳川の時代をもぎ取った家康が、たぬきじじいとか陰口たたかれてただで引き下がるわけないよなw
大河の真田丸を見ていないので全然わかんないんですが、戦国無双は全シリーズやっているので(←)真田の物語は、なんとか追いついていけました。
戦国無双では幸村はスター選手(スター武将?)ですからね!
ここでもキーパーソンとして、未来の結末(大阪夏の陣で幸村と秀頼が自害すること)を弥助から教えられて、秀頼様を自害から守るために「諸説」へ逃がすために協力する役となっている。
この幸村役の俳優さんの台詞の言い回しが好きで。
すっごく印象に残るんですよね。
言った言葉が心に刻まれていく、というか。
素晴らしかったです。あと目力凄い。
最終的に、真田丸で、なんと幸村は自害してしまう、というどんでん返しのストーリー。
多分大河ドラマの真田丸とか見た人は「えええ!このあとどうすんのよ!」ってなったと思いますw
最初この舞台を見た時は、なんか、色々モヤモヤしたんだよね。
・鯰尾藤四郎が出てくる割に、秀頼様との対面は1度きり。もっとなんか、ないのかな?って思ってた。
・「未来」の本丸からやってきたという太閤三文字が「本丸に山姥切はいなかった」という台詞。これは最終話(?)にもつれ込むのか??
(最終話は、本能寺の前の話と予想)
・大阪城を遠目にみながら、鯰尾が「ここをもう一度やり直せば・・・そう思ったときもあった。」(←以前同じ回想シーンが刀ステであった。円環にいるという設定だから??)
・そもそも未来から来た太閤と対峙してる時点で円環なわけ?んん?
・弥助が最後に顕現した、唯一の刀(になれなかった化け物)と対峙したとき。どうやらまんばっち、宗三、一期は「知っている」ような反応をした。
・弥助の刀は「信長様をお守りする」刀だという。ん?どれのこと?(長谷部は信長様を守らなそうだしw)架空の刀(鵺の刀みたいな)なのか?
そもそも私自体、タイムリープ系の話、嫌いなんですよw
途中でわかんなくなってくるから。
だって、映画「君の名は」とかでさえ、なんか途中でよくわかんなくなって、話を追うのを諦めましたからね?w
もういいや、はいはいハッピーエンド、みたいな感じになりましてw
なので、この刀ステ、上演するのが「歴史順」ではない上、1作で物語が3つ分裂したり(ジョ伝)、もう、一体なんなんだよおおお、となります涙
そうか、これでさえも審神者を円環に惑わす演出ということなのか・・・
あと!
これだけは言っておきたい!
オープニングが秀逸!
ステアラという、戦場
7回も行ったおかげで色々な場所から見ることができた。
ので、参考までに。
・共通
*座席間がもうびっくりするほどに狭い!席の通り抜けがとっても大変なので、中央あたりの席の人はマジで早めに席に着いていた方がいい。
*前方の人がいてもそんなに気にならないが、(ていうか、居て普通ですからね!)前方の人と、その前(2列前)の人がいないだけで、ものすごく視界良好になる。もうびっくりするほどに。
刀ステはほぼ女子なので終始気にならなかったが、これが座高の高い男子とかだったら、一体どうなっただろうか・・・
*かといって前方すぎると(2列目~3列目。1列目は削除されている)フェースシールド席だからね・・・
*照明のスポットライトの数が多く、また、音楽のライブと違って、演者が常に前を向いていないので、(ほとんど横か後ろ)こっちの顔(客席)は見えてないんだろうな、と予想。なので前方でも安心して号泣する(←)
*回転は、中央のほうが負荷が感じない。最初に見た時、端の席だったので回転の負荷がものすごく気になってオエップ・・・となったww
*夏はどうなるか分からんけど、換気しているらしくとにかく足元がメチャクチャ寒かった。膝掛けは必須アイテム。
・前方席
個人的には、やはり前方のほうが好きだ。理由は、演者の表情がよく見られるから。
今回の「天伝」では、本当にわずかな心の揺らぎの表情や、ちいさなそぶりなどが意味を持ったり、ものっすごく泣けたりした。
ので、やはり近い方がより感動できて泣けた。
個人的には、10列目までが前方と言っていいんじゃないかなあ。
ただ、端から登場するシーンなどはどうしても首がおいつかない(←)ので、もう、それは諦めて中央の芝居に集中したほうがいい。
左文字劇場は左右が面白かったんで、気にはなりましたが、そこは中央凝視でw
また、刀ステは2~3列目がフェイスシールド着用席なので、それはそれで精神的ビハインドになりそうだが、そのフェイスシールドしてる人に舞台からの光が当たって反射し、チラチラ目に入って気が散る場面もあった。
まあ、しょうがないんですけどね。
・中央席
11~19列目くらいをここでは説明します。
15列目くらいまでは、やはり左右は見切れるので多少首を動かして追う感じ。
最後の全セットをつかった回転しながらの全員参加の殺陣は一番見やすかった。
オペラグラスがなくても表情は大体分かる。細かい部分まではさすがに分からないので、気になる人はオペラグラス必要ですかね。
私は表情を見たいとき、要所のみ(たとえば山姥切と太閤の初対面のシーンとか、鯰尾と秀頼の対面シーンとか)は使いました。
私は観劇素人なんで、動き回るシーンではオペラグラスでは追えず、酔ったので(三半規管絶望的に弱いのか)やめました。
・後方席
20列目以降です。
首を動かさなくとも全部見渡せるのでラク。舞台のスケールのでかさを感じる。
左文字劇場も、左右の寸劇(←)までまるっと楽しめた。
表情見たい人はオペラグラス必須です。
あとね、回転するとき、独特の「アトラクション感」を感じました。前方の座席も視界に入るからかな。会場全体がうごいてる!って感じがします。
通常は音楽ライブを中心に見ている筆者ですが、昔2.5次元の舞台に連れて行ってもらった時に「座席から背を離すな!!微動だにするな!」みたいなことを言われて怯えたんですがw
これ、今もそうなんですかね?
そういえばわたし、見ながら無意識に首が右に傾いてしまっていたことに気づいて、もしかして、後ろの席の人見にくかったのかな・・・とか心配になりました。
たしかに、前方と2列前が居なかった19列目、最高に視界良好で楽しめたので、ステアラも座席での奇怪は動きは(←)やめた方がいいかもですね。
ライブと同様、帽子や頭上でのお団子ヘアーなどは、後方の視界を遮断してしまうので言語道断ですな。
とか言ってるうちにもう夏の陣が来てしまう・・・戦の支度をしなければ・・・