「捨て犬の十戒」 | 「もう許さない(殺処分0を目指して)」

「捨て犬の十戒」



 ■□■ 捨て犬の十戒 ■□■   


「NPO法人「日本ヒューマン&ペット協会」

この写真の仔たちはもうこの世界にはいません。
二酸化炭素を吸って苦しみながら虹の橋を渡りました。
・・・・・・・・いえ、もしかしたら渡れずにいるかもしれません。

「もう許さない(殺処分0を目指して)」-miya03

骨も残らず灰になるまで焼かれ
産業廃棄物(ゴミ)として捨てられました。

誰に抱かれることもなく
まるで存在しなかったかの様に・・・・・・。
だから・・・・この仔達が生きていた証の為に    
ちゃんと目を見てあげてください。    




1. 僕を迎えてくれた時のことは決して忘れません。
暖かい家族の中で幸せでした。
ご主人様との楽しい思いでは決して忘れません。


2. ご主人様が望んでいるようには振る舞えなかったかもしれません。
僕はあまり可愛いらしくなかったかもしれません。
でも、ご主人様に喜んでもらいたくて、
精一杯頑張ったことだけは本当です。


3. ご主人様がいなくなっても、
きっと迎えに来てくれると思って待っています。
側にいられなくなった訳は良くわからないけど・・・・
僕を嫌いになったからじゃないと自分に言い聞かせています。


4. 僕を産んでくれたお母さん、お父さんに
ありがとうって言いたい。
こうして楽しい思い出を宝物にできたのも、
命を与えてくれたからです。
生きているから味わえたのです。ありがとう。


5. 今は、たくさんの仲間たちと一緒に暮らしています。
でもみんな悲しそうです。
僕もなぜか寂しい、物足りない気持ちでいっぱいです。


「もう許さない(殺処分0を目指して)」-miya02


6. 多くの仲間たちは、連れて行かれ二度と
顔を見ることもない毎日です。
その時の悲しそうな眼を見たことがありますか。


7. 一部の仲間たちは、たまに新しいご主人様が連れて帰ります。
ご主人様が迎えに来てくれないなら
僕も新しいご主人様に連れて行かれるかもしれない。
優しいご主人様だったら嬉しいけど・・・・・・・・・・。


8. 僕にはご主人様を選ぶことはできません。
でも僕を迎えてくれるご主人様が、どこかにいるかもしれない。
もしそうなったら、今度はもっともっと
気に入られるように頑張ります。


9. ご主人様、早く僕を迎えに来てください。
そして今度こそずっとそばに置いてください。
それだけが僕の願いです。


10. ご主人様、これだけは覚えておいてください。
僕だって生きているということを。
心だってちゃんとあるということを。
天に召される最後の時まで、
ご主人様に尽くしたいと思っていることを。

「もう許さない(殺処分0を目指して)」-miya01


動物たちは人間を裏切りません。  
でも人間は平気で動物たちを裏切ります。

※文章中で「ご主人様」とありますが 
自分としては家族と同じで、あまり使いたくない言葉ですが 
あくまでもNPO法人「日本ヒューマン&ペット協会」様の 
原文を忠実に掲載したものです。





※写真は「奇跡の母子犬」 の原作者
ゆみさんのもう一つのホームページ
「犬管理所 命の記録」からお借りしました。