題 名 THE CAT IN THE HAT

著 者 Dr.Seuss

満足度 ★★★★★


Level : 1.6

Words: 1,553


米国の児童文学では、Dr.Seussなしでは語れない!と神話が

あり、大学の授業の課題に絵本を選んで児童にどのように教えて

いくかのロールプレイの課題が出された。

この本にチャレンジしてみては?と教授のアドバイスもあり、

挑戦することに。

読んでみたら、ホントに面白おかしい!!

あっという間に読み終えたのですが、奥が深い!!

トム&ジェリーの書籍版に近いでしょうか?

我々日本人にはなじみの深いトム&ジェリーのように、米国では

THE CAT IN THE HATが子どもたちにかなり広まっているそう。

英語の韻も繰り返しで、かつ読みやすかった。

英語からアメリカ手話に翻訳して、それを子どもたちにどのように

教えていくか、大学の授業の評価を通して、また一つ学ばされた。

是非とも自分の書籍にしたいので、今度購入するつもりである。

題 名 Grandfater's Journey

著 者 Allen Say

満足度 ★★★★★


Level : 0.6

Words: 569


今日は洋書の絵本です。

作者の祖父の人生絵本で、私の心を激しく揺るがされた。

日本に生まれ育った祖父が、アメリカに渡り、戦争で帰国、アメリカを

思い亡くなった祖父の思い。


12ページの絵シーン。たったの二行の英語だが、意味深長なのだ。

He met many people along the way. He shook hands with black men

and white men, with yellow men and red men.


日本にいると日本人としてのアイデンティティーが当たり前であると、

錯覚しされがちだが、さまざま人種と出会い、彼らのアイデンティティー

から、自分を改めて見つめ直す。

分かったことは、米国で生活している彼らほど「People of coler」
鈍感な自分がいたことだ。

でも、最終結論は「人間-Human-」。
人種差別に敏感なアメリカ。

その中で生き抜き、二つの祖国を思う作者の祖父の静かなる葛藤と
魂を感じた。



題 名 Midnight on the Moon (The Magic Tree House #8)

著 者 Mary Pope Osborne

満足度 ★★★★★


Level : 3.5

Words: 5,660


久々の更新です。

8月に留学して以来、英語漬けの毎日、そして毎日専門書の

精読。

疲れている自分がいます。

日本で中断したマジックツリーハウスシリーズの英語本を

息抜きとして就寝時間に読むことにした。

専門書でかなり苦労したからか、この本は分からない単語が

たびたびあったもの、楽しく読破でき、毎日就寝前に様々な

英語本を読もうと決意した。

8話は、1-7話の最終話で一区切りつける本。

アメリカのペンシルバニアに住んでいるジャックとアニー兄妹が

フロックフリーズの森で、不思議なツリーハウスに入り、そこに

沢山置かれている本の一冊から別世界へと導く不思議な物語。

8話は月へと探検。

兄妹の会話のテンポも楽しく、口語の英語も参考になる。

内容も小学生の教養につながり、授業にも使えるものではないか

と思う。


邦訳で「マンモスとなぞの原始人」の後半編に出ています。

メアリー・ポープ・オズボーン, 食野 雅子
マンモスとなぞの原始人
題  名 迷宮レストラン-クレオパトラから樋口一葉まで
著  者 河合 真理
満足度 ★★★★★


クレオパトラから樋口一葉までの歴史上の人物や架空の人物が

レストランにたずねたとして、どんな料理を出すのか?
河合シェフは彼らが生きた時代背景、食物環境、好物や人生観を

調べてのち、食材を探し、料理を差し上げる。

そのメニューがなかなか奇抜な分、想像をかきたてられる。

だから、趣向があって楽しくも不思議なレシピ集。

料理はどれもこれもうならせるが、河童の河太郎やジェロニモに

差し上げるレシピが私には斬新だった。

題  名 ツバル -海抜1メートルの島国、その自然と暮らし-
著  者 遠藤 秀一
満足度 ★★★★☆

南太平洋に小さく浮かぶ国・ツバル。

その国が地球温暖化によって水没しようとしている。

写真の構成もよく、私自身考えさせられたので、早速

小学生のこどもたちに読み聞かせてみた。

子どもたちは、ただ美しく広がる青い海に圧倒されてしまう。

その国に生きる人たちの生活を自分と比べてみて、違いに気づく。
海水によって椰子の木やバナナの木が枯れてしまった写真から
素朴な疑問を感じた子どもたち。
「どうして沈むの?」

「どうして海水が増えるの?」

「沈んだら、ツバルの人たちはどこへ行くの?」

矢継ぎ早に質問が飛ぶ。

1回の読み聞かせで全てを理解することが難しいけど、子ども達の

心で何がを感じ取ってくれれば・・・と思う。


題  名 日本人の足を速くする
著  者 為末 大
満足度 ★★★★★

彼は正真正銘、 誉れ高きアスリート。

自己分析も並大抵ではなく、幾多の努力と発想の試行錯誤も重ねてきて

いることがこの本を読んでみても分かる。


「どうしても体の前側に筋肉がついてしまうのが日本人の特徴です。

背筋よりも腹筋、腿も後ろ側よりも前側ばかりがたくましくなるのです。

欧米やアフリカ系の選手はその逆で、背中と腿の後ろ側に筋肉がつく

傾向にあります。」


だから、日本人は欧米の練習のやり方をまねるのではなく、日本人の

骨格に見合った練習を編み出す必要があるという、彼の持論にうなずける。


為末の競技哲学は、そのまま彼の人生哲学でもある。



題  名 シュガータイム
著  者 小川 洋子
満足度 ★★★☆☆

小川洋子の書籍3冊目である。

彼女が書き上げる小説は大抵奇妙で風変わりなものが多い。

だけど、包み込むような優しさがあるので、すっかり小川ワールド

にのめり込んだ。

心理状況により、異常なまでがむしゃらかに食べる主人公。

冒頭は不安から来る過食で、読んでいるほうもあきれるくらい

だったが、最後はメニューを考えて丁寧に作り、弟と一緒に

召し上がる、その対極の描写がとてもいい。

主人公の心の執着心が食を物語っている。

食に対する描写がホントにうまくかけている!!


題  名 宮廷女官 チャングムの誓い 大長今
著  者 ユ ミンジュ
翻訳者 秋 那
満足度 ★★★★★
イ・ヨンエが演じたチャングム、この小説からどう感じるのだろうかと
手に取ってみた。ドラマの筋書きとは違っているところもあったが、
ジェットゴースターのように、はらはらドキドキで読了した。
この小説は、ドラマと違って、ハン尚宮の最期があっけなすぎた。
ネチズンがハン尚宮を生かしてほしい、ハン尚宮をせめて最高尚宮に
なってから死なせて!と様々な声があがったという。韓国ドラマは、
ネチズンの反応次第で脚本設定を前後したり、変えたりすることが
日常茶飯事だそう。
度重なる陰謀に屈せず、強く生きるチャングムを応援したくなるが、
私はハン尚宮の人柄に感情移入してしまった。
韓国の小説は文化が奥深く潜んでいて、興味がもたれる。
それは、日本にはない文化の一つである「恨」が根底に生きている
だからだろう。
ドラマのチャングムとは一味違った、小説チャングムの誓いも面白
かった≧(´▽`)≦他に韓国の小説も読みたくなった。
題  名 手紙
著  者 東野 圭吾
満足度 ★★★☆☆

ただただ切なく、とても重いテーマ設定。

「強盗殺人犯の弟」とレッテルを貼られ、社会を懸命に生きる弟。

しかし、生きるためには、様々な辛酸をも味わい、自分の好きなように

人生を送ることの厳しさを知る。

弟に手紙を出すことが生きがいとも思える兄、

社会の中で様々な辛酸を味わい、兄を思う心が移り変わる弟。

社会は家族の絆を強固にするのか、壊してしまうのか。

加害者の立場、被害者の立場、それぞれいてこそ社会が成り立つ。

何が正しいのか、やむをえないのか、何が間違いなのか、残された家族に

非があるのか、深く考えれば考えるほど、本当にキリがないが、人々の心に

もつ「差別」が深く潜んでいる。

社会は厳しいところであるが、反面暖かいところでもあると私は思う。

「家族」「差別」をテーマにして彼はこの本を書き上げたのだろう。

題  名 いちばんのなかよし -タンザニアのおはなし-

著  者 ジョン・キラカ John Kilaka

翻訳者 さくま ゆみこ

満足度 ★★★★☆


小学低学年のろう児たちの読み聞かせに選んだ一冊の本。

アフリカ大陸のタンザニア王国の物語。

題材は「友情の意義」で友情を取り戻すとかだけど、さすが

動物王国・アフリカ!

動物の表情、スタイル、そして色彩の使い方がまさにアフリカ

らしく、アフリカのにおいが一瞬感じられた。

当たり前だが、世界はどこでも「人間」がいるんだなと思うと

とても嬉しくなる。

アフリカの絵本は今回が初めてだが、今後も積極的に読んで

いこうっと。