「注意されたあと、ずっと不機嫌なまま…」
「イヤなことがあると、そこから立ち直れない」
「切り替えができない子で、扱いがむずかしいです…」
そんなふうに、「気持ちの切り替えができない」ということで悩まれているママへ。
実はそれ──
“性格”でも、“気分の問題”でもないかもしれません。
子どもが「切り替えられない」背景には、
“身体のブレーキが外れにくい”状態が隠れていることがあります。
それはつまり、原始反射が残っていることで、
無意識の緊張状態が続いているということ。
たとえば──
🌀【モロー反射(びっくり反射)】が残っていると、
びっくりしたことやイヤなことが脳と神経に深く残りやすくなる。
ちょっとした刺激でも、“非常事態”のように反応してしまう。
🌀【緊張性迷路反射(TLR)】や【恐怖麻痺反射】が残っていると、
身体が瞬時に“フリーズモード”に入って、
切り替えるどころか、感情が固まってしまうような状態になることもあります。
つまり、「気持ちを切り替える」って、
実は高い神経統合力が必要なプロセスなんです。
でも、多くの子はそれを
怒鳴られるからなんとか「がんばって」やってる。
その土台がまだ整っていない子にとっては、
「今すぐ切り替えなさい!」は、かなり無理な要求になってしまう。
だからこそ大切なのは、
叱ることではなく、整えること。
原始反射をやさしく整えていくと、
身体の「過敏な反応」が少しずつ減っていきます。
すると、イヤなことがあっても、呼吸で戻ってこれる。
言葉にできなかった気持ちも、少しずつ動かせるようになる。
それは、無理に“ポジティブにする”のではなくて、
**「自分の中に余白ができていく」**という感覚です。
私自身、原始反射を統合することで、
気持ちの切り替えがかなりスムーズにできるようになりました。
以前は、怒鳴ってしまうと自分でも手が付けられず
どんどん鬼👹のようになってしまいましたが![]()
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