医療現場で育まれた恐怖心… | 一生一緒に過ごす自分と仲良く…って大切だね♪

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幸せの秘訣は“自分流”☆ミ
 50年の患者人生を活かしながら、100の病気と共に、波乱万丈をシブトク生き続けて学んだ命の育み方&自分づくり…コロナ禍を自分らしく生きるヒントと共に綴ります♪



私は…
命、生きる力、自分力、人間関係

心の健康、習慣の改善、コミュニケーションについて

 

医療・福祉・行政・学校・企業など

これまで様々な場所で登壇させていただいていますが

 

一番多く携わらせていただくのは

医療・医学教育の現場での

医療コミュニケーションについてです。

 

先日の研修で気づいたというか感じたのですが…

 

医療者の方々にお伝えする時と

医学生、看護学生の方々にお伝えする時とでは

私自身の心の状態が少し違うということ。

 

 

もちろん、同じ医療コミュニケーション研修でも

シンポジウム、接遇研修、医療安全管理研修、新人研修など

研修先の課題により内容は違いますし

 

看護学校ではいずれも「看学祭」「看護の日」などの

記念講演での登壇ということもあり

私自身の患者体験も多くお話しするので

医療者の研修とは違った内容です。

 

そのことによる心の状態が違うということもありますが

医療者研修では

新人研修以外は、全職員対象の研修です。

 

そこで参加者は当然ながら

病院長をはじめとする職員の方々。

 

大きな病院が多いので、かなりの人数です。

 

そして、地元である大分県内の病院では

これまでお世話になった医療者の方々が

研修生として参加なさっていることもあり

 

講師をはじめたばかりの頃は

正直、話しづらく感じることもありましたし

かなり緊張していました。 あせる

 

緊張感で気づかなかった…

ということもあるでしょうが

私自身が蓋をしていたようにも感じています。

 

私が蓋をしていたのは… 恐怖心 

 

私は、患者としての経験の中で

「恐怖心」というものを

感じた経験がたくさんあります。

 

それは

実際に体験した

手術中のミスや医療行為そのものだけではなく

医師、看護師をはじめとする医療者の

人的恐怖。

 

そのことは医療への不信感にもつながり

患者として必要な「患者力」にも影響しました。

 

私の医療現場での記憶は、4歳の時からですが

その4歳の記憶はとても強烈な体験でした…

 

その後、子供の頃の患者体験では

なぜか怖い先生ばかり…

 

昔の医療自体が

「お医者様」の時代だったこともあるでしょうが

医師に限らず、怖い看護師さんも多かった… えーん

 

 

その「怖い」という体験では

私が伝えること、訴える症状を否定されることが多く

医療者の感情をぶつけられたことは何度も…

そのことが繰り返される中
私の恐怖心は育まれ
病気や体のことだけではなく

人として否定された…という感覚にもつながりました。

 
そういうこともあり

幼少期からの患者体験は

その後の私の人生にも大きく影響しました。

 

 

今では講演中に

白衣の医療者を目にして恐怖を感じることはありませんが

白衣の医療者の表情に反応する自分を感じたのです。

 

そして患者として受診している時も

「こんなことを言ったら怒られる?」

「否定される?」

そんな私がいまだにいます。

 


とはいえ

患者のことを真剣に考えてくださっている医療者が

世の中には多くいらっしゃいます。
(この表現は少し変ですが…患者の素直な気持ちです)

そのことに気づけたのは
患者歴45年で、実に30年を過ぎたあたりから…

医療コミュニケーター、講師として活動するきっかけとなった

医療教育ボランティアの活動に参加するようになってからです。

これからの医療が
一人ひとりの患者にとって
温かく、癒しにつながる医療であることはもちろん

一人ひとりの命に寄り添う医療であることを願い

医療現場で大切な「医療コミュニケーション」
患者さんに大切な「患者力」について

 

これからも想いをこめて
お伝えしていきたいと思っています
虹

 

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