大分大学医学部での講義の時間

学生さんの質問には、例年通り反省…

「もっと、こう伝えれば効果的だったかな?」
「あの時は、こんなふうに語りかけたら…」
反省はつきません…
学生時代は、マニュアルを学びます。
ハード(医療機器・医学・薬)についてはもちろん、
ソフト(患者)ということでは、
「疾患」についてはよく学びます。
しかし、「病人」についての学びは少ないです。
医療現場では生身の患者さんと接します。
患者さんとの医療コミュニケーション
どう答えれば良い・悪い
ということではなく、
目の前の患者さんにとって、どう寄り添うことが大切なのか…
同じ病名でも、
一人ひとりの患者さんの背景は違います。
性格も違えば、未来への想いも違います。
医学生にとって医学の知識はもちろん、
コミュニケーション力はもちろん、
どんな想いで医師を目指し、
どんな想いで患者と接するのか…
医学部に限らず、
看護学校、そのほかの医療専門学校でも、
ハード面だけではなく、
ソフト面についてもっと学ぶカリキュラムの必要を感じます。
自分がどうして医療の道を志したのかということを大切にしながら
学び、そして医療現場で活躍していただけたならうれしいです
