厄介な患者と新人研修医 | 一生一緒に過ごす自分と仲良く…って大切だね♪

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幸せの秘訣は“自分流”☆ミ
 50年の患者人生を活かしながら、100の病気と共に、波乱万丈をシブトク生き続けて学んだ命の育み方&自分づくり…コロナ禍を自分らしく生きるヒントと共に綴ります♪

先月から、
目まぐるしい毎日を過ごしていて、

ここ数日は、
「誰か助けて~!」

そう叫びたいほどの毎日。

体の異変は感じていますが、
そこはしっかり体とコミュニケーションをとって過ごしています…。

そんな中、
昨日は、ありのままの自分自身を振り返ったり、
とても意味ある貴重な時間を過ごすことができました。


大分大学医学部附属病院での
平成25年度新人研修医を対象にした
医療面接実習に参加してきました。

毎年恒例となっていて、私は
この時間を毎年楽しみにしています (^-^)

模擬患者として、
新人研修医の方々の診察をうけ、
模擬患者として感じたことを
研修医にフィードバックさせていただきます。

今回は、
対応の難しい患者さん

言い換えると、
厄介な患者さん

に対して、
医師としてどのように対応することが大切なのかを
学ぶ実習です。

わざわざ言い換える必要もないのですが、
医療の現場では、このように表現されることがあります。


医療者の立場では、
そのような捉え方となるのかもしれませんが、

当の患者としては、
言葉で上手く伝えられないがための行動だったり、
不安で不安でたまらないことの表現法だったり、
体が思うようにならないことからの苛立ちだったり、
納得できない事への言動だったりするのだと思います。


表面的な状態だけではなく、
心の奥に隠れている想いを察していただくことができると
うれしいな~

患者の立場ではそう想ってしまいますが、
そこは言葉で伝える努力は大切なのだと感じています。

それは、
自分が想っていることとは違う認識をされてしまうことがあるから。

しかし、どうしても体調が悪いと、
「言わなくてもわかってほしい」
身勝手なようですが、言葉で伝えられない状況の時もあります。

そして、医師の立場では、
診断をつけるために、
やらなくてはならない事、聴かなくてはならないことがあると思います。

そしてまたその情報は、すべて患者さんの中にあるわけで、
上手にコミュニケーションがとれなくては、
正しい診断はつけられないし、
適切な治療も成り立ちません。

だからこそ、
医師には医学的な知識だけでなく、
患者さんの想いや生活背景などを含め、命ある一人の人間に対し
寄り添おうとする想い、感じとることができる感性が大切だと思われます。

そしてまた、
察してもらうこと、察することは必要でしょうが、
仕方がない場合を除き、
医師は患者に質問して聴くことが重要で、
患者は医師に言葉で伝えることが重要です。


今の医療に求められるのは、
「この症状だと、この病気」
「この病気だから、こういう治療」

という時代ではなく、
一人ひとりの患者さんに対し、
それぞれにとってどのような対応、治療が必要なのか。

それぞれの患者さんが納得のいく医療とは?
それぞれの患者さんが満足できる医療とは?

そのことを医療者は大切にしていただけるとうれしいですし、

これからの医療では、
患者さんも自身のこととして、
もっと積極的であることが重要だと感じています。

医療者まかせでは、いけないのです。

医療者は、
医療の専門家、そして、命の専門家

患者は、
自分の命の専門家

命を救うためにも、
命を守るためにも、

それぞれの立場での事実、想いを言葉で伝えることが
とても大切なのではないかと感じた1日でした。

全身状態が悪い患者を担当した私でしたが、

「何とかしてあげたいです」

想いだけではなく、言葉で伝えてもらった時、
不安と緊張状態だった心と体がス~ッと楽になったと同時に、
安心感とうれしさで涙があふれる…

そんな体験をした藤咲でした ☆-( ^-゚)v

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藤咲里花@奇跡のセラピスト これが私の生きる道♪~過去・現在・未来~