医療ドラマ、
またまたはじまりましたね。
TBS日曜劇場「サマーレスキュー」~天空の診療所~
“標高2.500メートル。
この診療所には医療の原点がある”
向井 理さん演じる心臓外科医、速水先生。
大学病院での高度医療の現場を活躍の場としていた医師が、
医療器具、薬剤も最小限の山小屋の診療所で、
どのようなことを感じ、成長していくのか楽しみです。
このドラマは、「医者の役割や医療とは?」
といった内容が描かれるようですが、
「患者に触れて、目で見て、会話をして診断をする」
医療の原点を描いた第1話でした。
実際の医療現場で、このすべてを実践している医師は
どれくらいいるのだろう。
少し前に私は、あることで新しい病院を受診することがあった。
迷いに迷っての受診だった。
そこは耳鼻科…。
見た目ではわからないけど、
触れてみるとポッコリと固くなり、何か出来ている感じがした。
それがひどい激痛で疼き、見た目でわからないだけに気になって
受診してみた。
問診票に耳、喉、鼻とわかれた項目で症状をチェックするように
なっていたので、鼻の欄の痛みにチェックを入れた。
そして診察室へ。
医師:「鼻水は出ますか?」
私 : 「・・・」
心の中 : 「出るといえば出るけど、全く出ないわけではない…」
私 : 「はい、少し…」
医師 : 何をするとも言わずに、鼻の中へ器具を入れたり、
何かを入れたりを繰り返され…
医師: 「レントゲンを撮りますので」
といわれ、レントゲン室へ…。
レントゲンを見ながら
医師: 「特に異常はないようですね」
「副鼻腔もきれいですし」
私 : 「ここが、ポッコリなってて痛いんです」
医師 :「特に腫れているようにもないですよ」
心の中 :「と言って、ドクターチェアーから眺められても・・・」
私 : 「見た目ではそんなに変わらないかもしれないけど、
ここが!触るとポコッて固く何か出来ているんです」
「私は体のあちこちに腫瘤ができるので、
今度はここに出来たのかと思って…」
医師 : 「特に何か出来ているようにはないですね」
と言って、レントゲンをマジマジとみる…
医師 : 「じゃ、抗生剤とスプレーと???を出しておきますので
様子をみてください」
心の中 : 「えっ!何で点鼻薬?抗生剤?」
私 : 「副鼻腔炎じゃないんですよね?」
医師 : 「副鼻腔も少し白くなっているようなので…」
私 : 「申し訳ありませんが お薬はいりません」
というようなことがありました。
患者に触れて、目で見て、会話をして診断をする
このすべてが大切だし、
そのすべてにおいて、疾患ではなく患者そのもの、
患者の命と向き合う姿勢が大切なように感じる私です。
決して事務的、義務的ではなく…。
第1話では、
「患者さんの手を握ることで患者は安心する」
「患者は医療機器に会いに来ているんじゃない。
患者は医師に会いに来ているんだ」
といったセリフが印象的でした。