たとえば、スポーツで、

AチームとBチームが戦っているとする。

 

で、自分がAチームを応援しているとき、

もしBチームが反則をしたら

「ずるいぞ、Bチーム!!」と大騒ぎする。

 

けれど、実はAチームも

同じ反則をしていたと知ったら、

「まあ、それくらい、誰でもするよね~」

などと、肩を持つ。

 

敵の不正は許さず、

味方の不正は不問にする。

 

不正をするAチームもずるいし、

不正をするBチームもずるいし、

それを応援する人々もずるい。

 

こんな世界って、どうなのかな。

ちっとも、美しくない。

 

・・・でも、いちいち腹を立てても

しょうがないよなあ、とも思える。

 

贔屓したい気持ちもわかるし、

攻撃したい気持ちもわかる。

 

でも、同じフィールド上でないなら、

どちらにもむやみに肩入れしないで、

静観したい気持ちのほうが私には大きい。

 

敵だ味方だ、などと、むやみに線を引かず、

相手や自分に完璧なことを求めず、

よほどのことがなければ大目に見たい。

 

自分のチームばかりを贔屓することなく、

敵のチームのあら捜しばかりすることなく。

 

つまり、少し遠くから、生暖かく見守りたい。

 

第三者の視点から眺めれば、

見えなかったこともたくさん見えてきて、結局、

「勝負は時の運だよなあ」と、わかってくるんだ。

 

まあ、こういうことを考えてるから、

スポーツ観戦には興味が持てないんだろうな。

 

みんなー、頑張ってー。(棒読み)