うまくまとまらないので、思いつくまま、書いてみる。


以前は、戦をする人は全員バカだと思っていた。

けれど、歴史小説やドラマにふれているうちに

考えが変わってきた。


ドラマ「江」で、秀吉の正室のおねが

「泰平のためには、さけられない戦もあるのかもしれぬ」

と言っていて、

「やりたくはないが、大きなうねりには

 あらがえないこともある」のだと知った。


小説で知ったエピソードでこんなのもあった。

ある家臣が、殿に和議を進めたが退けられ、

結局、戦が始まってしまった。

するとその家臣は、腹をくくって戦に出て

勇猛に戦ったという。


このように昨日と今日の姿勢が違うと、

なんだか信頼できないような気もするが、

この家臣は

「自分の立場をきっちりわきまえている」

という点ではブレていないのだった。


あと歴史から学んだのは、わりと平気で寝返ること。

個人の手柄より、一族とか家を守るために、

強い勢力の下につく行動が多くみうけられた。

日本人が流行に流されやすいのは、

こういうところから来ているのかもと思った。

よく言えば、時流に乗るのがうまいともとれるが。


「太平の世を作るためだ」などと言って、

戦をやりまくったり、家族間で殺し合ったりするのは

本末転倒な気もしたが、

そういう過去を経て今の日本があるのだとしたら・・・。

そう考えたら、ご先祖さま方に

大きな感謝の念がわき起こった。

ばかにして、申し訳ありませんでした。

バカは私でした。


さて、今、TPP問題でもめているが、

この世の中は、それ以外にも、

やりたくないこともやらざるをえない、

という状況になってしまうこともあるのだろう。

それは個人の力ではあらがえないビッグウェーブ。

どうしてもさけられず被害が及ぶというのなら、

最低限の被害で済むよう守りを固めるか、

あるいはこれを良い機会と捉えるか、だ。


いずれにせよ日本人は

時代の流れに乗るのがうまい民族だから、

なんだかんだで

上手に舵取りが出来そうな気がしている。


先のことはわからないから

手探りに進むしかないが、

今やっていることは未来からすれば、

ひょっとしたら、ばかげた選択かもしれない。


けれども、少しでも未来の人々に対して、

「当時は最善と思ってやったんだよ」と

胸を張って言えるような行動をしたい。