早朝、NHK教育をつけたら、

「忘れ物撲滅委員会」の歌をやっていた。


毎日、忘れ物がないように、

定期、携帯電話、手帳・・・などと、

ひとつひとつ確認させる歌である。


それを見ていて、ふと、どうして

「戦争撲滅委員会」がないのだろう、と思った。


替え歌で、何か出来ないだろうか。

戦争をしないように個々で気をつけることを、

毎日唱えればいいんじゃないかな。


紙に条件を書き出していったら、

なんだかモーゼの十戒みたいになってきた。


あー、わかった。


キリスト教や仏教などで戒律があるのは、

人と人が争わないように、という

愛(思いやり)の取り決めだったのだ。


せっかくの素晴らしい戒律なのに、

それについて論争して

ケンカをしているのなら、本末転倒だ。


争いを好まない真の信仰こそが、

本当の「戦争撲滅委員会」なのだろうと思う。


「仲間ではない人は、人間扱いせずとも良い」

と先導する指導者は、真の指導者ではない。


どうしても戦わねばならない相手は、いる。

自分の中の

「悲惨を招く心根」を撲滅すべきだ。


ちょっとしたことで、ムカッときたり、

イライラが続くような気持ちがわき起こったら、

深呼吸して冷静になって

心を平静に戻すのだ。


そうすれば、心の中は平和を取り戻す。


心の中が平和になれば、

そもそも戦争なんて起きたりしない。


山火事になる前に、自分の火種はすぐ消そう。

そのために、戒がある。