私は、よく母親(実母)と電話で話します。
まるで友人同士、気付くと1h経っていたり。
最近は、私がブログを始め ラオスの事を記録・情報発信している という話になりました。
「それなら、ラオスで親戚が集まって皆で床に座っての食事会だった話を書きなさいよ。あれは見ものだったわ 日本でも昔々はあんな風に親戚だの集まって床に座ってたのよ」
その時の写真は、立ってる集合写真しかありませんが💦
↑この後ろにある小屋の中で、長い座卓(日本で言う和室用) に 私の両親と夫の家族親戚で並んで座り、食事会をしました。私の両親の初お目見え会でした。
小屋で床に座るというのは、以前紹介した
↑こういうイメージです。これも分かりにくいですね
また、数ある儀式の際も ゴザを敷いて、床に座って行います。
ラオスの家や建物の床は、タイル張りで、直で座るのはちょいと痛いので、どの家庭にも大きいゴザを持っていて敷きます。
お金持ちの家は、絨毯ですね↓
ラオスでの正式な座り方は、正座を横に崩したお姉さん座り(人魚座り) です。
儀式のときも男女皆、この座り方。
普段は
リビングルームにソファーとティーテーブル、ダイニングにダイニングテーブルがある家では、床に座る生活をしていません。
そういう家でも、儀式や来客時には、床に座れるようにします。
また、お金持ちでない庶民(ビンボー人)や賃貸暮らしの人は、ダイニングテーブルを置かずに 普段から床に座る生活をしている人達もいます。
因みにうちも、普段は私がダイニングテーブル、夫はソファーにティーテーブルで食事をしますが、たまに一緒にご飯を食べるときは、床に座って食べます。
先日のピンカイも床で食べました。
私の母は、食事会で
・床に座るということ
・親戚が大勢集まること
この2つを奇異と感じ、またそこに昔の日本を見たのです。
確かに、私は小さい頃から和室(畳の部屋)がある家に住んだことはありませんでしたし、母の実家にはお茶室程度の広さの和室しかありませんでしたので、親戚が多く集まることもありません。
そもそも、祖母の代から既に核家族でしたし、親戚も多くありませんでした。
そういえば、父方は遠い親戚が多く、子供の頃に親戚が一堂に会したような記憶が微かに蘇ってきましたが、今となっては、その親戚も殆ど亡くなっており、付き合いもありません。
ラオスに来て、もう何年も経つので これらのことに慣れ、違和感を感じることはありませんが
母にとっては、今の日本と違う驚きと 遠い昔を懐かしく思う、そんな場面だったのだと思います。