15時 大翔の痙攣が止まる。

朝の7時から考えると約8時間。


先生からのお話で「低体温療法」を行うとのこと。

この方法は、脳の温度を33~34度に下げて脳の炎症やむくみを他の脳まで広げないようにするためとのことだった。


<低体温療法開始>

大翔は集中治療室で冷却シートに包まれ、人工呼吸を付けて寝かされていた。

体温が下がっているためか顔色が悪く、触ると冷たい。

でも表情は眠っているかのようだった。


この方法を3日間続けた。

その後、1日に0.5度ずつ体温を上げていき集中治療室は10日ほどで出られた。


最後の方は体温が上がってきたために自分で呼吸すること、自分で体温調整が出来るようになった。

目も開けてくれた。

目で私たちを追ってくれた。

涙が止まらなかった。


先生からは、「もう命の危険は無いです。脳波検査ではやはり前頭葉の動きが他と比べて少し落ち着いているが、あとはリハビリでどれだけ元の状態に近づけるかどうか。入院中の目標はお座りが出来るようになること。入院期間の予定は約1ヶ月です」と言われた。


(私たちは最悪の寝たきり状態を考えていたので、お座りが目標と言われて{大翔がリハビリすれば起き上がれるかもしれない!}と希望が出てきた時でもある)



<集中治療室から小児病棟へ>

日に日に少しずつ回復。

まだ全身は管だらけであったが目を開けて何か言いたそうにする。

表情が出てきた。

手先もだんだんと使えるようになってきた。


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大好きな携帯も持った!

でも首はまだ座っていない様子。



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毎日午前中のリハビリが始まる。

リハビリが始まるにつれ首もだんだんすわってきた。

お座りはまだ難しい。

筋力低下の為、少し動いただけでも辛そうだった。



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首が座ってきたくらいの大翔。




管がだんだん取れてきて、ご飯も口から食べれるように。

最初はおかゆから。

だんだんと固めのご飯になっていく。

ご飯を食べるようになったからか、衰えていた筋力がだんだん元通りになってきた。

お座りも少しずつ出来るようになってきて、日に日にお座りできる時間も長くなっていく。



子供の回復力は本当にすごい!!

改めて実感。




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