でもFXは、最初に用意する資金は少額でも大丈夫なのです。
FXは、証拠金取引というシステムなので、用意するのはこの証拠金に当たる金額だけで済みます。
証拠金に対して、任意の倍率を設定して投資を行うことが出来るので、投資に回す金銭的余裕が乏しい人でも、手軽に始めることが出来ます。
高い倍率で設定すれば、わずか数万円の初期投資でも、充分な取り引きが出来てしまうというわけです。
これが、他の投資と違って取り組みやすいと言われるFXの魅力なのです。
「ファンダメンタルズ」を日本語にすると、「経済の基礎的条件」となる。どちらもいったい何のことやらと
いう感じだが、具体的になにをさすかとなると、別に難しいものではない。ファンダメンタルズとは、国なら
ば、政府が定期的に発表する経済指標、たとえばGDPや物価上昇率、失業率、国際収支、金利水準などの数
字のことだ。これらを見れば、日本の景気が分かる。同じように企業ならば、決算書や株価収益率(PER)、
株価純資産倍率(PBR)などの情報だ。それらをじっくりチェックすれば、その企業が今後どのくらいの利
益を生み出すかが見えてくる。これらの数字を参考にして投資するのがファンダメンタルズ分析である。
この手法のキモは、自分の実力を試せるところである。2006年3月に、任天堂から「ニンテンドーD
SLite」が発売された。それを見て、「この会社は今後業績を伸ばす!」と予測し、任天堂の株を100
株購入したとしよう。購入額は1株1万5000円で、全部で150万円。その後「Wii」の発売もあ
り、株価はどんどん上がっていった。これを2007年皿月に1株6万5000円で売却したとすると、単
純計算で500万の利益である。もちろん、すべての人がこのようにうまくいくとは限らない。彼が売却した
6万5000円の任天堂株は、どこかの誰かが買っているはずだが、2ヶ月後、株価は5万4000円まで下
げている。高値掴みしてしまった誰かは100万あまりの損をした計算だ。
チャートなど過去のデータを参考にするテクニカル分析ではなく、現状のデータで企業の本来の価値を見出
し、賭けに出るのだ。
株取引をするにあたっては、情報が必要である。目隠しした状態でおこなうのは投資ではなく、ギャンブルだ。
ではどのような情報があるかといったとき、代表となるのは、日々の株価の動きを図にしたチャートである。
チャートにはいくつもの種類があるが、中でもよく使われているのが「ローソク足チャート」である。基本
的には細長い四角で株価の動きを示すもので、細長い芯(ヒゲ)のような線が出ていることから「ローソク」
と呼ばれている。白いローソク(陽線)は値上がり(始値より終値が高い)、黒いローソク(陰線)は値下がり(始
値より終値が低い)を意味し、その長さで、株価にどのような動きがあったかが分かる。このグラフは基本的
には過去の値動きを表したものだが、相場の傾向を見ることもできる。
チャートには、軍要なサインが隠されている。例えば「十字足」という名前の線は、「株価が大きく変動する」
ときに出るとされている。始値と終値がほぼ同じということは、売りの力と買いの力とが桔抗していることを
意味する。上昇、下降どちらにあっても、それまでの傾向とは違った動きになるかもしれないということだ。
もし株価上昇中に「買おうかな」と思っていたとしても、この線が出たら、「ちょっと待った」をかけた方がいい。
その他、「高値圏で長い上ヒゲが出ると反落」「安値圏で長い下ヒゲが出ると反発」などというしるしがある。
もちろん、いつでもこの通りになるとは限らないが、このような約束ごとはあまりに有名なため、チャート
を見ている投資家たちの心理にまで影響する。知らないと、思わぬところで損をさせられることになるかもし
れないので、一度はチェックしておきたいポイントである。
投資家が株を売買するためには、普通は市場を通す必要がある。しかし一部のサラリーマンは、市場を通さ
なくても株を買うことができる。「ストックオプション」だ。日本語にすると「自社株購入権」で、名前の通り、
自分の勤める会社の株を買う権利である。あらかじめ取引価格を決めておくことで、使い方次第では絶大な効
使い方は、こんな具合である。ある日、社員に「自社の株を1000円で1万株、買う権利を与えます」と
いう通達があった。このときの株価は1000円。数年後、業績は順調に伸び、株価は1万円を超えたこのとき、
以前与えられた権利を行使するのである。市場では1万円の株が、社員は1000円で買える。
社員は購入数分の株の代金を会社に支払う。そして手に入れた株を市場で売れば、1万円×1万株で、1億
円になるのだ。またこれはあくまで「権利」なので、もし株価が1000円以下になってしまった場合は、権
利を使わなければいいだけである。ローリスクでもうけられるということだ。
自社の企業情報は手に入りやすいので、タイミングをはかることも比較的簡単だろう。一見するとインサイ
ダー取引にも見えるが、これは証券取引上違法ではない。頑張って仕事をすれば、給料もあがって、業績も上
がる。すると株価も高くなって資産もふえる。ストックオプションは、サラリーマンにとって二重にもうけら
れる方法なのである。ただし、1997年に破綻した山一証券のように、職と資産をダブルで失う最悪のケー
スにつながる恐れもある。相手が株であるからには、危険とは無縁でいられないということだ。
日本には数え切れないほどの株式会社があるが、そのすべての企業の株が売買できるわけではない。企業が
証券取引所に上場して初めて株の取引ができるようになるため、未公開株は一般投資家は購入できないのであ
る。上場するためは、株式数、事業の継続年数、時価総額など、さまざまな条件をクリアする必要がある。
さて、条件をクリアした企業は、ある日上場企業としてデビューするわけだが、このデビュー日が株取引の
スタート日かというと、そうとは限らない。実は上場前から取引が始まっていることもあるのだ。未公開株も
一部では売買可能だからである。未公開株を入手するいちばん簡単な方法は、発行会社とコネがあるパターンだ。
さらにそこから転売されることもあるため、ラッキーな人は、優良株を格安で手に入れられる。人間関係と情
報網がものを言う世界だ。新規上場企業の株価は、初値がかなり高くなり、その後下落するというパターンが
多い。ということは、高倍率の公募をかいくぐって新規公開株を手に入れたとしても、もうけられないという
ことだ。そのため、鵜の目鷹の目で未公開株を欲しがる人が多くなっているのである。
もっとも、この風潮を利用した詐欺事件も多発しているので、安全に取引したいのなら、グリーンシートを
利用するのがいいだろう。これは日本証券業協会が開設している未公開株専用の取引所なので安心だ。ここか
らマザーズなどに上場した企業もあるので、将来の有望株を探すのも面白いだろう。