ギンレイホールで2週間ほど前に見た2本。
ダブリンの時計職人 」はホームレスになってしまった実直な時計職人と彼が出会ったホームレスの若者の交流から、社会のある断面を写す。真面目に生きてきた人間がホームレスにならざるをえない社会は、どの国であってもおかしいよね。
ヤク中の少年と親との関係は、もう一本の「私の、息子 」と対極をなす。
「私の 息子」は親から自立できない男と子から離れられない母親の話だけど、最後がどこか?という終わり方だった。

近場でなにか映画でも見ようか、ということで選んだ作品。
どんでん返しも含めてノンストップのおもしろさだった。

ゴーン・ガール
TWitter情報で著者名とタイトルに惹かれてネット購入した一冊。
200頁ほどの薄い本で、その内の半分は資料的なもの。
ノーム・チョムスキーのインタビューなのだけど、それぞれの章のつながりもバラバラで、各分野にさほど知識のない私には、少しわかりづらかったというか・・・残念な内容だった。
本屋で目を通してから本は買うべきかもしれないとも思った。
翻訳本は、どのように翻訳されているかで、ずいぶんと違うと思う。それは翻訳者の英語力というより、日本語の表現力の問題だとも思う。
いくつかの部分で?という部分があったのも残念だ。
複雑化する世界、単純化する欲望 核戦争と破滅に向かう環境世界/花伝社
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スウェーデンのベストセラー『窓から逃げた100歳の老人』 の映画。
破天荒な冒険の数々が綴られた物語はとてもおもしろかったけど、映画は、残念ながら登場人物のバックグラウンドの描写がイマイチで、主人公のアランのユニークさもどこか中途半端。
2時間のフイルムに収めるには小説中のエピソードが多すぎたのかもしれない。

「100歳の華麗なる冒険」

チェコのプラハを舞台にした物語ということで手にした本。
著者はチェコでもっとも有名な作家の一人らしい。
著者ミハル・アイヴァスのプロフィールに哲学者、詩人、作家とある。

『もうひとつの街』は、本屋で手にした不思議な文字のルーツを辿り、もうひとつの街に足を踏み入れる物語だ。
その「もうひとつの街」の描写は、彼の肩書を表すかのように、シュールで詩的で時には哲学的でもある。
幻想文学というカテゴリーに分類される作品なのかもしれないが、幻想文学というものを未だ読んだことがない私には、とても不可思議な世界だった。正直、私の中でヴィジュアル化をするのが難しかったのは、年齢のせいかもしれない。
でも、不思議と心のどこかにいつまでも残りそうなそんな一冊だ。

もうひとつの街/ミハル・アイヴァス
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