子どものときから、お正月があまり好きではなかった。
理由は、簡単。年末、寒い中、親に尻を叩かれ、掃除を強制させられ、やれ、年賀状だとか・・・と慌ただしいのが、大嫌いなのがひとつ。
もうひとつは、お正月は、ごはんが子どもの私には、単調すぎた。
毎日、同じお雑煮、お節料理。白味噌雑煮のあの甘たるさも好きではなかった。
年とともにその風味のよさもわかってきたけど、未だに好き!!というほどではない。
さらに、今でこそ、お店は、元旦あるいは2日から開いているけど、私のこども時代は、どのお店も3が日はお休み。お年玉をもらっても使えるところはどこもなかった。しかも、テレビも狂言やお能、それにニュースと私には、つまらない番組だった。
いつも、学校がはじまって、日々が普通に戻ってほっとした。

未だに、そう。
年末年始は、大嫌い。唯一、朝寝坊できるのだけが取り柄かな。
しかも、ここ十数年。ひとりで暮らす各々の実家の母を訪ねての旅で、年末年始は終わり。家族団らんさえない始末だ。

この連休に、年賀状の返事を寒中見舞いで返礼。やっと、平常な日々に戻っていく。
でも、こういった年末年始もあとどれだけだろうか。。。と考えると愛しくなったりする。