※以下ネタバレです
あくまで私の選んだ選択肢でのレポとなっております。ご注意下さい。
そらさんの施設にやってきたのは、思いがけない人たちで…
そら 「国府田!それにワガママお嬢様!?」
麗華 「誰がワガママですって!?」
You!(ノ´▽`)ノ ⌒(呪)
そら 「やべ…」
慧 「ハハッ。広末サン、素直すぎ」
慧もなwww
麗華 「慧、あなたまで…!」
慧 「ごめんごめん。お嬢サマ。でも、そういえばここ…広末さんの育った施設だったね」
麗華 「あら、アナタ…この施設の出身だったの?」
そら 「悪いかよ」
麗華 「べつに…どうりで品がないわけね」
どこまでも感じ悪い子。(´д`lll)
そら 「は?なんて言った、今?」
なお 「そらさん、落ち着いて…」
麗華 「ところで、なおさん…どうしてあなたまでここに?」
A:そらの婚約者だから
B:施設にお世話になったから
C:いろいろあって…
なお 「私、そらさんと婚約しているんです」
麗華 「まぁ!?総理の娘ともあろう方が!?こんな人と?」
そら 「『こんな人』ってどういう意味だよ!?」
麗華 「だって、口は悪いし、背は小さいし…」
背の低さは完全ネタになってるね(^_^;)
そら 「背は関係ないだろっ」
麗華 「それに、この人たしかSPなんでしょう?つまり、ただの警察官ってことじゃない」
なお 「『ただの』じゃありません。そらさんは、いつも私を守ってくれるんです。時には、命を賭けてまで…」
麗華 「そんなの、当たり前じゃない?それが仕事なんだもの。ね、慧?」
デジャヴ(><;)
慧 「…まぁ、お嬢サマの言うとおりではありますけどね」
柳天寺「麗華、どうしたんだい。中にはいらないのかい」
麗華 「お父様」
なお 「柳天寺さん」
柳天寺「おや?貴女はたしか平泉総理の…」
園長 「柳天寺さん!いらしてたんですね」
柳天寺「ええ。ご無沙汰しております」
園長 「いえ。お父様には生前お世話になりました。どうぞ、こちらへ」
園長先生に連れられて、柳天寺さんと麗華さんは中に入っていく。
そら 「おい、国府田。まさか、あの人たちが…」
慧 「この施設を支援していた柳天寺龍一郎のご遺族だよ」
そら 「柳天寺龍一郎?それって、もしかして『飴玉じいさん』のことか?」
慧 「『飴玉じいさん』?ハッ、すごいあだ名だなぁ。
あの柳天寺財閥の元総帥が、そんなあだ名で呼ばれてるなんて」
バタバタバタッ
七乃香「そら!こんなところで何してんの!早く来なよ」
そら 「え?」
七乃香「じいさんの遺族と園長の話し合い!気にならないの?早く来なって!」
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
建て付けの悪い引き戸の隙間から、室内の様子がうかがえる。
そら 「七乃香、もっとしゃがめよ…」
七乃香「そらこそ、我慢してよ」
慧 「君ら、必死だねー。そんなに戸口に近づかなくても、声だけなら十分聞こえるのに」
柳天寺「…そういうわけですので、申し訳ありませんが、支援は打ち切らせていただく形に…」
園長 「そうですか…」
麗華 「もともと、お祖父様があなたと親しかった…ってだけで、勝手にやっていたことですもの。私たちが引き継ぐ義務はないわけですから」
きっつい(´Д`;)
柳天寺「こら、麗華…」
麗華 「だって、そうじゃないですか?もっとも、支援っていってもたいした金額じゃないみたいだし…私たちが打ち切っても、差し支え……」
バンッ!
七乃香「あるに決まってんじゃん!」
そら 「ちょ…七乃香…!」
麗華 「まぁ…アナタ達、盗み聞きしてらしたの?これだから品のない方は…」
七乃香「うるさい!それより『支援打ち切り』って何なの?取り消してよ!」
園長 「七乃香、やめなさい」
七乃香「だって園長!そんなことされたら…」
麗華 「どうしてもって言うのでしたら、考え直してあげてもよろしくてよ」
七乃香「え…?」
麗華 「…土下座してくださる?」
七乃香「は?」
麗華 「土下座してくださるなら、考え直してもいいわ」
どこまで性格捻じ曲がってるんだよヽ(`Д´#)ノ
七乃香「…っ」
(この人、なんて事言うの!?)
そら 「なーんだ、土下座すればいいんだ?」
なお 「そらさん!?」
そら 「そんなの簡単じゃん。見ててよ」
そらさんが、七乃香さんの一歩前に出て膝をつく。
なお 「そらさん!」
七乃香「そら、やめなよ!」
そら 「いいって、これくらい。本気でこのお嬢様が考え直してくれるならね」
麗華 「や…やだ…冗談に決まってるでしょ!本気にしてバカみたいだわ」
なお 「麗華さん!」
麗華 「みっともないわね。そんなに簡単に膝を折るなんて…あなた、人としてのプライドはないの?」
そら 「別に?今、プライドなんて関係ないじゃん。それでも、この施設の子達が不安にならないで暮らしていけるんだったらオレのプライドなんて捨てられるよ」
睨み合うそらさんと麗華さんの間に、柳天寺さんが割って入る。
柳天寺「麗華、止めなさい。君…娘が失礼なことをしたえね。すまなかった」
この人、鼻持ちならない人かと思ったけど案外そうじゃないのね。つか麗華、こらぁ!!
そら 「いえ…」
柳天寺「園長…申し訳ないが、うちにはうちの事情があります。支援の打ち切りについては、親族間で話し合った上で決定したことです。もう覆すのは難しいのです」
園長 「いえ、今までありがとうございました」
七乃香「待ってよ!そんな…じゃあ、うちは…」
園長 「七乃香…こういうことは強要するものじゃないんだよ」
七乃香「でも…!」
園長 「大丈夫、しばらくは何とかなるから。
その先のことは、これから考えよう。大丈夫だよ、七乃香」
七乃香「園長…」
そら 「…」
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日が落ちて、景色なんてほとんど見えてないはずの窓の外を、そらさんはぼんやりと眺めている。
なお 「そらさん…」
そら 「ん?」
なお 「あの………」
そら 「…もしかして眠くなった?肩、貸そっか?」
なお 「いえ…」
そら 「それとも、膝がいい?オレとしては大歓迎だけど」
そらー(ノД`)
なお 「いえ、そうじゃなくて…」
(こういうとき、なんて言えばいいんだろう…)
A:ひどいですよね
B:私にできることは?
C:気を落とさないで
なお 「私にできること、ありませんか?」
そら 「え?」
なお 「施設のことで、何かできること…」
そら 「大丈夫、気にしないで。オレたちだけで何とかするから」
なお 「でも…!私も力になりたいです」
そら 「…じゃあ、肩借りようかな」
なお 「え?」
そら 「肩貸して。オレ、今、なおちゃんにすっごく寄りかかりたい気分」
なお 「…はい」
こつん、とそらさんが頭を寄せてくる。
なお 「あの…お父さんに聞いてみましょうか?」
そら 「え?」
なお 「施設の援助のこと」
そら 「ダメだよ。迷惑はかけられない」
なお 「迷惑なんて、そんな…」
そら 「総理はさ、政治家だよね?」
なお 「はい…」
そら 「うちの施設は選挙区外だから、援助しても法律上は引っかからないはずだけど…周囲から、よけいなことを勘繰られないとも限らないよね?マスコミとか、他の政治家とか、いろいろ…」
なお 「…」
そら 「そうなったら、申し訳がたたないよ。オレ、なおちゃんのお父さんってだけじゃなくて、ふつうに平泉総理のこと、好きだからさ」
なお 「そらさん…」
そら 「大丈夫、なんとかなる…ううん、なんとかするから。絶対…」
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その日を境に、そらさんと会う時間がぐっと減った。
でも…
(寂しいなんて言えない。だって、そらさん…頑張ってるんだもん…)
憲太 「あ、なおさん!」
なお 「こんにちは。あの、そらさんは…」
憲太 「外出中です。たしか今日は、他チームの手伝いに行ってますよ」
なお 「そうですか」
憲太 「ちなみに、20時までには戻ってくるはずです!」
なお 「ありがとうございます。じゃあ、他のSPの皆さんに会ってきますね」
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秘書 「なおさん」
なお 「あ、こんにちは」
秘書 「ちょうど良かった。総理との会食の件ですが…」
(そうだ。お父さんとそらさんと3人で、お食事する約束してたんだ…)
秘書 「このマルのついた日にちが、今のところ総理の都合のつく日にちです。ただ、この後も予定が入る可能性が高いので、早めに会食の日を決めていただけると助かります」
なお 「分かりました。ありがとうございます」
(マルのついている日は4日だけ…そらさんの都合と合うかな…)
・
・
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なお 「こんにちは」
海司 「あれ?どうしたんだよ」
瑞貴 「そらさんなら、今日は外に出ていますよ」
なお 「はい、さっき真壁さんからうかがいました。それで、これを…」
瑞貴 「もしかしてお弁当ですか?」
なお 「はい」
海司 「なんだよ。これ、ちゃんと食えるのか?」
なお 「そんなこと言うなら、海司は食べなくていいからね」
海司 「え?」
瑞貴 「もしかして、僕たちにもですか?」
なお 「はい。たくさん作ったんて、良かったら食べてください」
瑞貴 「ふふっ、ありがとう。班長ー、昴さーん、なおさんから差し入れでーす。海司さん以外の人は食べてもいいそうでーす」
海司 「ちょ…、瑞貴!オレをのけ者にするな!」
自業自得だよ( ´艸`)
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・
・
瑞貴 「はい、ハーブティー。今日はローズマリーと紅茶をブレンドしてるからね」
ローズマリーwww( ´艸`)
なお 「ありがとうございます」
昴 「…今、さり気なく『ローズマリー』を強調しなかったか?瑞貴」
瑞貴ってば、いい性格してるよねwww(;゚∀゚)=3
瑞貴 「気のせいですよ、きっと。さあ、皆さんもどうぞ」
海司 「うわ…なんだコレ。すげー薬っぽいんだけど」
桂木 「だが、身体には良さそうだな」
瑞貴 「ローズマリーには『かわらぬ愛』っていう花言葉があるんですよ。ついでの、血液の循環も良くしてくれますよ」
なお 「そうなんですか」
海司 「でも、そらさんは絶対に飲めないぜ、これ。『薬くさい』って言って」
昴 「お前ら、味覚が似てるもんな」
野生児系な部分もw
瑞貴 「そうですか…これ強壮効果もあるから、そらさんにピッタリなんですけどね」
海司 「きょ…強壮効果!?」
瑞貴 「やだなぁ、海司さん。なにを想像してるんですか?『強壮』は、『疲れた身体を元気にしてくれる』ってことですよ?」
海司 「そ、そうかよ…」
昴 「班長…最近のそらは働きすぎじゃないですか?いちおう、事情は聞いてますが…」
桂木 「そうだな。少しでも手当のつきそうな仕事を振ってるつもりだが、それにしても限度があるからな」
海司 「そういえば、そらさん…節約もしてますよ。
最近、満腹軒にも行ってくれなくなりましたし…」
みんなもそらのことすごく心配してる…そんなに無理してんのか(TωT)
瑞貴 「一番の解決方法は、柳天寺財閥が考え直してくれることですよね」
なお 「はい…柳天寺財閥がまた支援してくれればいいんですけど…」
昴 「難しいだろうな。あそこは今、親族間で揉めてるらしいからな。特に、元総帥の遺産相続については、大揉めだったようだし」
なお 「そういえば、麗華さんのお父さんも『親族間の話し合いで決まった』って言ってました…」
昴 「大方、親族内の誰かが『施設に寄付する大金があるなら、こっちによこせ』とでも言ってごねたんだろう」
海司 「イヤな話っすね…ったく…」
バタン…
そら 「おつかれっす…」
海司 「そらさん…」
瑞貴 「おつかれさまです。予定より早かったですね」
そら 「うん…松永さんたちが『先にあがっていい』って…って、なおちゃん?」
なお 「大丈夫ですか? そらさん」
そら 「平気!なおちゃんに会ったら、なんだか元気出てきた」
昴 「って言ってるわりに、いつもみたいに抱きついてこないな」
ほんとだ!(´Д`;)そら、昴さんの前だけど、今日だけドーンと受け止めるから来ーい!←上からwww
海司 「そうっすよね」
桂木 「そら…今日はもうあがっていいぞ」
そら 「え?でも、まだ報告書が…」
桂木 「明日の夜まで待つよ。だから、今日はもう休め」
そら 「班長…」
瑞貴 「ここに、なおさんからの差し入れもありますしね」
そら 「え?差し入れ?」
海司 「この弁当っすよ」
そら 「うわぁ…」
ぎゅるる…
そら 「……あ」
昴 「その分だと、メシもずっと食ってなかったんだろ」
海司 「早く食ったほうがいいっすよ」
そら 「でも、このお弁当…オレだけじゃなくて、全員分だろ?オレだけがここで食べるってのも…」
桂木 「じゃあ、我々もここで一休憩入れるか」
海司 「そうっすね」
昴 「早速食べますか」
そら 「みんな…」
瑞貴 「僕、お茶いれてきますね」
そら 「いいよ。お茶はオレがいれてくる」
瑞貴 「でも…」
そら 「瑞貴、最近薬くさいお茶ばっかいれるし…」
瑞貴 「そうですか?そんなことないと思いますけどね?」
なお 「そらさん、私も手伝います」
そら 「え?いいよ、なおちゃんはそこで待ってて」
なお 「いえ、手伝います!」
そら 「…ありがと。じゃあ、一緒に行こっか」
・
・
・
そら 「煎茶…煎茶……あった。これだよな」
なお 「そらさん、ポットの中、空っぽですけど…」
そら 「マジで?うわ…ホントだ。沸かし直さないとだよなぁ」
なお 「結構時間かかりますか?」
そら 「うーん…5分くらいかな。これ、結構古いヤツだし…」
電気ポットに水を入れて、パタンとフタをする。
そら 「これでよし…っと」
(そらさん、やっぱり顔色が悪い…)
手を伸ばして頬に触れると、そらさんが「ん?」と首を傾げる。
そら 「どうかした?」
なお 「…大丈夫ですか?疲れてますよね?」
そら 「へーきへーき。ちょっと残業が続いてるだけだから」
なお 「…」
そら 「…そんな顔しないで。ホント、大丈夫だから」
なお 「でも…」
(全然、大丈夫そうには見えないのに…)
そら 「……じゃあ、ぎゅっとしてもらおっかな」
なお 「そらさん…」
そら 「オレのこと、ぎゅっとして。なおちゃん」
なお 「はい」
両手を伸ばして、そのまま抱きしめる。
髪の毛からは、まだかすかに外の冷たい空気のにおいがする。
そら 「あー…なんか幸せ……なおちゃん…すっごいあったかい……」
なお 「そうですか?」
そら 「ん…なんか、こうしてるだけで、すごく落ち着く…」
なお 「私もです…」
(付き合ったばかりのころはいつもドキドキしてたのに、今はなんだかホッとする……)
そら 「なおちゃん…もう一つだけ、わがまま言ってもいい?」
なお 「いいですよ」
私の肩に顔をうずめたままで、そらさんの表情はよく見えない。
そら 「あのさ…結婚…延期してもらえないかな……」
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
あー、きたか。うんそれは仕方ないよね(´・ω・`)
そんなこと考えられる余裕もない状況だよね。
施設のことですごく無理して働いてるっぽいし…。
てか、飴玉じいさん、すっごい人だったんだ!!
本当のところ最初、駅前で飴配ってる聞いたときはちょっと頭のおかしい人かなとか思ってましたヽ(;´ω`)ノ
飴玉じいさん、ごめんなさい(((( ;°Д°))))