「 ああ もうこんな時間か 」
差し込む日差しの 暑さに 目が覚めた
昨日は同僚と久しぶりに 飲んだ
居酒屋の後にカラオケ
そして 締めに ラーメン
美味しかったな 豚骨だしが効いてた
何ヶ月ぶりだろう こんなに飲んだのは
ラーメンを食べた後 解散
同僚達は 皆タクシーで帰っていく
そして俺は ビジネスホテルへ 向かった
しかし 楽しい夜だった
みんな あんなに苦労してたのか
普段は 何食わぬ顔で 仕事をしているが
いろいろな不満と 上司の悪口で 盛り上がった
「 さて 家に帰って支度をして会社に行くか 」
フロントで会計を済まし 外へ出る
そして ふと空を見上げた 今日も暑そうだな・・・
その時だった・・・・・・
「 しまった 今日はあの日だ 」
「 嫁に日ごろから言われている あの日 」
「 やばい 間に合うか 」
俺は急いで タクシーを拾い 家路へ
「 すいません 急いでください!! 」
タクシーの運転手に 祈るように頼んだ
「 やばい 後20分・・・ 」
思いのほか 道は空いていて
順調に 家路へ向かうタクシー
この時間はこんなに 道が空いているんだ・・・
なんて 観賞に浸っている場合じゃない
まだ間に合う その角を曲がれば 家だ
「 運転手さん ここでいいです 」
素早く 料金を払い 家へと走る
大丈夫 まだ間に合う・・・・
自分に言い聞かし 全速力で走る
「 くそっ 新調したばかりの靴が 痛い・・・ 」
家まであと25メートル!!
玄関よこで 嬉しそうこちらを見る コロ
を 横目に 玄関ドアを開け中へ そして 例のものを取り また玄関を飛び出る
そして また猛ダッシュ 家からは 30メートル先
必死で走った・・・
「 はぁ はぁ はぁ 」
どうやら間に合ったようだ
「 良かった 間に合った 」
その場から 立ち去るとき エンジン音が聞こえてきた
そのまま 呼吸を整えながら 家路へ再び歩き出す
すると 2階の窓から 嫁がこちらを見て手を振っている
俺は 勝ち誇った顔で 右手を上げた
今日もゴミ出し完了!!
登場人物
俺 年齢 36歳
妻 年齢 36歳
同僚 年齢 35~36歳 数名
運転手 年齢 48歳
コロ 年齢 2歳 犬