庭でシロアリを発見した場合、「建物は大丈夫なのか?」と不安を感じる方も多いでしょう。シロアリは木材を食害する害虫で、放置すると家屋にも被害が及ぶ可能性があります。
このガイドでは、庭にシロアリを発見した場合の対処法を、駆除と予防の2つの観点からさらに詳しく解説します。
1. 庭のシロアリ駆除方法
シロアリ駆除には、大きく分けて「業者に依頼する」と「自分で駆除する」という2つの方法があります。
1.1 専門業者に依頼する
メリット
- 確実に駆除できる
- 薬剤の安全性が高い
- 床下や壁の中など、見えない場所もしっかり駆除できる
- 被害状況や原因を調査してくれる
- アフターサービスを受けられる
デメリット
- 費用がかかる
- 業者選びが重要になる
費用相場
- ベイト工法: 10万円~20万円
- 薬剤処理: 5万円~10万円
- 燻煙処理: 3万円~5万円
業者選びのポイント
- 経験豊富な業者を選ぶ
- 見積もりを複数取る
- 費用だけでなく、サービス内容も比較する
- 担当者との相性も重要
1.2 自分で駆除する
メリット
- 費用を抑えられる
- すぐに駆除できる
デメリット
- 確実に駆除できない可能性がある
- 薬剤の取り扱いに注意が必要
- 床下や壁の中など、見えない場所は駆除できない
必要なもの
- シロアリ駆除剤
- 防護マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
駆除手順
- シロアリの種類を確認する
- 駆除剤を選ぶ
- 安全対策をする
- 駆除剤を散布する
- 効果を確認する
自分で駆除する際の注意点
- 安全対策を徹底する
- 薬剤の使用方法をよく読む
- 効果が十分でない場合は、業者に依頼する
自分で駆除する場合、どうしても駆除後に「根絶できたか?」を自信を持って判断できません。その点は心配なので、できればシロアリ駆除業者に依頼するのがよいと思います。
2. 庭のシロアリ予防
シロアリを寄せ付けない環境を作る
- 木材を地面に直接置かない
- 木材と地面の間に隙間を作る
- 木材を定期的に防腐剤で処理する
- 庭を清潔に保つ
- 日当たりと風通しを良くする
木材と地面の間に隙間を作る方法
- 束石を使う
- 防虫シートを敷く
木材を定期的に防腐剤で処理する方法
- 刷毛で塗る
- 浸す
庭を清潔に保つ方法
- 落ち葉や枯れ枝を掃除する
- 雑草をこまめに抜く
日当たりと風通しを良くする方法
- 木の枝を剪定する
- 高い建物や塀を近くに置かない
定期的にシロアリ調査を行う
- 専門業者に依頼して定期的に調査してもらう
- 自分で調査を行う
自分で調査する方法
- 木材を叩いてみる
- 木材の表面に穴がないか確認する
- シロアリの羽蟻を見つける
3. まとめ
庭にシロアリを発見したら、まずは駆除業者に相談するか、自分で駆除するかを決めましょう。
駆除後は、再発防止のために予防対策を徹底することが重要です。
このガイドを参考に、適切な対処法でシロアリ被害を防ぎましょう。
参考資料