先日、「世界の何だコレ!?ミステリー」で、「浅草七福神巡り」っうのを紹介していて、他にも日本にはたくさんの七福神巡りがあるそうな。
当然、古都京都にも七福神巡りがあって、「日本最古の都七福神巡り」と言われているらしい。
基本的には、いつ、どの順番で回っても良いそうですが、年の初めの1月にお参りするのが旬のようです。
それで就活祈願がてらに都七福神をまわりました。
もう神頼みです。
宇治から洛北まで、全行程およそ60km。
だいたい滞在時間1ヶ所30~40分程度でお参りすれば、1日で全部まわれる計算。
最初、バイクでまわろうかと思いましたが、都七福神の御朱印用大護符(色紙)が結構な大きさで、バイクで持ち運ぶにはちと厄介な代物だったので、車でまわることにしました。
(1)萬福寺(布袋尊)
「となりの人間国宝さん」を観てから、まずは唯一の京都市外で1番南に位置する宇治の萬福寺の布袋さんにお参り。
見どころの多い広い境内ですが、去年の6月に訪問していたので、ご本尊と布袋さんにお参りしてから、最初の御朱印をいただきました。
今回は就活一願で。
宝船に乗った七福神が描かれている金の大護符に、まずは布袋さんからスタンプラリーが始まりました。
ギターは弾けない布袋さん。
(2)六波羅蜜寺(弁財天)
口から6体の仏さんを出す空也上人像で有名なお寺。何年か前に西国三十三所巡礼で訪れました。
入口の「一願石」を3回まわして願掛けをしてから、本尊の観音さまと奥の弁天さまにお参り。
(3)ゑびす神社(ゑびす神)
六波羅蜜寺から徒歩圏内のゑびす神社へ。
七福神は多国籍の神様の集まりで、唯一の日本の神様がえべっさんだそうです。
7年前に娘が今宮戎神社で福娘のご奉仕をさせて頂いてから、商売していないわが家でも、えべっさんは身近な存在になりました。
鳥居の上にはえべっさんのお顔と福を集める熊手があり、熊手にはお賽銭がどっさり乗っています。
五十肩を振り絞って、3回目でなんとか熊手に乗っかりました。
(4)行願寺革堂(寿老神)
ここも西国三十三霊場の札所のひとつ。
こじんまりとした街の中のお寺です。
ご本尊の観音さまと寿老神が祀られている寿老神堂をお参り。
ここには猫が何匹か住んでいるのですが、やっぱり冬場は寒くて表には出てきていませんでした
代わりにアベンジャーズばりに七福神が勢揃い。
暖かそう。
(5)赤山禅院(福禄寿)
ここから京都の鬼門、比叡山の麓に向かいます。
鳥居をくぐってお寺に到着。
神社、お寺が分離されたのは明治になってから。それまではもともと日本では神様、仏様の区別がなく、神仏が調和した信仰が当たり前だったそうで、ここは天台宗のお寺ながら、社殿や鳥居もあり、都を守る鬼門としていろんな信仰が集まったそうです。
拝殿の屋根には御所を表鬼門から守るとされる猿が鎮座。夜な夜な悪戯をするので檻に入れられているそうな。
(6)妙円寺(大黒天)
北山通りに入り、五山の妙法のちょうど「法」の字の麓にある松ヶ崎の大黒さんへ。
ご本尊は大黒さま。
もともとは怖~い軍神だったそうですが、日本に来て大国主命と融合されて、庶民に愛される笑顔の福の神となったそうです。
そういえば和製サンタさんみたいや。
(7)東寺(毘沙門天)
一気に京都市内を南へ縦断して最後の東寺へ。
五重塔や金堂、講堂のある有料ゾーンではなく、西側の毘沙門堂と弘法大師の住房だった国宝の御影堂を参拝。
ちょうど夕方4時をまわったところで、参拝客はほとんどいませんでした。
毘沙門堂の毘沙門天像は、国宝のため宝物館に安置されているそうです。
7つ目の御朱印を頂き、満貫成就となりました。