「えーとね、歩いてたら可愛い女の子見つけたから、近付いたんだ。それで、ふとバッグを見たら『松野朱理』って書いてあったから。」
「俺の名前もバッグか?」
「逆にそれ以外に何があると思うの?」
「...(イラッ」
「名前知ってたのは驚いたけど、『かわいいおんなのこ』か...かわいいのは最初から知っていたが、他人にそう思われて嫌な気はしないな...寧ろ嬉しい。ありがとな」
私は少し照れながらそう言った。
すると幸はその言葉に反応したように
「お礼は言わなくていいから早く殴って!!」
と言ったが、聞かなかったことにする。
