アゴが外れにくくする手術を受けて5日後、この日は訪問診療の日だったため、診察時間に間に合うようにグループホームに伺いました。


すると、昨夜から熱(39.2℃)が出ていて、今朝も38.6℃ カロナールで様子をみているとのお話しでした。

その日の夜になっても、熱が下がらず 夜勤の看護師さんが夜通しアイシングをしてくださったとのことでした。

熱はずっと38度代で、カロナールを4時間おきに飲んでも37.7℃ぐらいでした。

夕方と、夜に グループホーム側から訪問診療の主治医に報告を入れてくれていました。

次男からは、的確に痛い辛いの訴えがあったようです。

発疹が出たり、麻痺側の腕に熱感があったりしたのですが…原因不明のまま 翌日を迎えました。


翌日も午前中のうちに往診に来てくださるということになり、私も間に合うようにグループホームにかけつけました。

原因を探るために採血をしました。

午後の2時に主治医から採血の結果の電話がかかってきました。

炎症の数値が高く、原因がわからないので 訪問診療では限界があるため 病院の外来受診をしてほしいとのことでした。

主人に仕事を早退してもらいグループホームにかけつけ、病院に連れて行きました。


血液検査、尿検査、CTなどの結果→左の尿管に結石が詰まって腎盂腎炎を起こしていることが判明しました。

そのまま緊急入院となりHCUに入りました。

泌尿器科の表情の薄い淡々とした先生が担当医となりました。


翌日、ステント留置の手術が行われました。

詰まっていた結石は腎臓に戻り、ステントは腎臓から膀胱の間に入れました。

抗生剤で炎症を抑え、のちに破石術を行うとのことでした。

左側には大きいのが1つと小さいのが2つ、右側には奥まったところに大きいのが1つと小さいのが2つとの説明がありました。

1つ1つ経過をみていくことになりました。


今回の腎盂腎炎、ステント留置の入院期間は1週間でした。

炎症を抑えるための抗生剤の投与は、入院中は点滴で、退院後は内服となりました。


入院中も顎が外れることはあったようです。

看護師さんが対応してくださったり、口腔外科の先生に治してもらったり、自己修復したりしていたようです。


訪問診療ではお世話になっていた病院ですが…外来や入院ではかかったことがなく…

顎騒動で救急車で運ばれた病院でしたが…

1つ1つの対応に 不安や心配がつきまとう病院でした。

同じ病院なのに、訪問診療の情報が 病棟や外来と連携が取れていない感じがありました。


入院中に廃用状態が進むのではないかと不安で、リハビリをお願いしましたが…連携が取れていなかったため対応してくださったのは退院前日のみでした。

お風呂もその病棟にはないということで…他の病棟で借りられれば…と言って頂いていましたが、1度も入ることなく退院となりました。


退院時にお迎えに行くと、久しぶりの車椅子だったせいかひどい緊張が入っていて、左腕や左足は緊張が高く曲がらない状態でした。

背中にひどい汗をかいていて…

オムツの当て方が悪かったのか車椅子の座面にたっぷり漏れていました。

退院し、グループホームに戻り、1週間ぶりにお風呂に入りました。


病院の看護師さんから→グループホームの看護師さんにサマリーを頂きました。

たった1回のリハビリでリハビリ計画書が作成されサインしました。

サマリーは相談員さんにも渡されたため相談員さんにお願いして見せて頂きました。

家族には説明のなかった結石の場所や大きさ、ステントのサイズなどが書かれていました。

リハビリ計画書には見当識障害と記載されていました。


顎は、退院後も外れることはありましたが、回数はだいぶ減っていました。

顎が外れにくくするための手術をした頬の抜糸のために 手術した口腔外科にかかりました。

この時は、主人とではなく グループホームの看護師さんにいっしょに行って頂き状態の様子を伝えて頂きました。

必ずしも反対側の手術をしなければならないわけではない…ということで、反対側の手術は様子を見ることになりました。(ホッとしました)


在宅時にお世話になった訪問歯科の先生にお礼がてら報告をすると…

今回の手術は瘢痕治癒化させることで開口量を制限する手術だったと説明してくださいました。


てんかん発作

骨粗鬆症治療

グループホーム入居

顎関節脱臼

瘢痕治癒化の手術

腎盂腎炎

ステント留置の手術

と次々といろいろなことが起きた夏でした。