パン作りにおいて、『分割』はとてもよく登場する作業ですし、ほとんどのパン作りで行う作業でもあります。
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でもパン作り初心者だと一つ一つの作業に慣れていないので、
どうしても手数が多くなってしまい、時間がかかってしまったり、パン生地を触り過ぎてしまいガスが抜け過ぎて
膨らみに欠けたりなどなど…
色んな事が起こってきますよね。
 
 
 
今日はそんなパン作り初心者の方でも、
作業が効率よくスピーディになる分割の方法をお伝えしたいと思います。
 
 
 
是非日頃のパン作りでの参考になれれば幸いです^^
 

この記事を書いている人 -WRITER-

パン講師:伊東梨美

人の心を動かすことのできるパンを焼けるようになってもらいたいとの思いでパン作りを教えています。パン作りの魅力を是非体感してみて下さい。

詳しい講師プロフィールはこちらから

 

 
 
 

分割のコツその①

 
 
 
パン生地の一次発酵が終了したら、その次は分割に入りますよね。
慣れてくると分割って、一発で決まったりするのですが、初心者ではなかなか難しいものです。
 
 
 
そして重量が均等にならずにあっちから足したりこっちから足したりなど…
気がつくと細かくなった生地がどんどんてんこ盛りになっていた…
なんて事、誰しも経験あると思います。
 
 
 
でも今日ご紹介する方法を覚えておくと、その後の丸めの作業も楽チン&綺麗にできます^^
本当に簡単ですよ。
 
 
 
まずはいつも通りに生地をスケッパーでカットしてスケールの上に置いて重さを測るのですが、
この際に、パン生地のとじ目だった方を上にして優しくスケール上に置きます。
ここがポイントなんです^^
 
 
 

そしてその上に足りない分量の生地を足してあげます。

 

 

 

 

そして重さがOKであれば、とじ目を下にして再び台の上に戻してあげます。

そしてそのままとじ目が下の状態で、付け足したパン生地を一緒に中に丸め込む様にして丸めなおします。

 

 

 

たったこれだけなのですが、パン作りに慣れない方は均等な重さで分割する事に一生懸命になりがちで、

綺麗に膨らんだなパン生地の表面にどんどん分割した生地を置いていってしまい、

いざ丸めなおす時に表面がボコボコして綺麗なまん丸に丸めにくくしがちです。

 

 

 

ですが今回ご紹介した方法ですと、私の教室の生徒さんは、

皆様綺麗に分割されて、その後の丸め作業もスムーズに行って頂いております^^

 

 

 

ちょっとした事なのですが、知っていると知らないでは大きく差があり、

パン作りに慣れない方でもすぐに上達されたりと、

その後のパンの仕上がりにも大きく影響してきます。

 

 

 

 

 

 

分割後のコツ

 

 
 
 
分割が終わったらパン生地を並べてベンチタイムに入りますよね。
この時にもこの先の成形を考えて、パンを置く位置にも工夫をします。
 
 
 
下記の写真のように、作業スペースの上端の方に並べるのですが、
この時に置く順番にもしっかりと意識しましょう。
 
 
 
まず初めに丸めた生地を、自分から一番近い位置に置くのです。
 
 
 
そうする事によって、成形を一つ目、二つ目…と繰終えて行く毎に、
どんどん作業スペースが広くなって行って、すっきりと効率良く成形が行えるようになります。
 
 
 
ですが、この置き方が全く逆になっていて、④と①が入れ替わっただけでも作業はしづらくなってきます。
特にめん棒を使う成形の場合、なるべく作業スペースは大きく取りたいのに、
自分の一番近い所に4つ目の生地が置かれていては、邪魔でしょうがないですよね。
 
 
 
おまけに成形に夢中になっていると、
休ませている手前の生地をめん棒の端っこなどで『むにゅっ』っとついついひいてしまいがちです汗
 
 
 
 
 
 

まとめ

 

 

 

本日は分割のコツについて細かく書いてみました。

本などを見ると、

『分割の時に出てくる切れ端は断面に置く。』

などと書かれているのを良く目にしますが、それもそれで私はとても良いと思います。

 

 

 

でも今回ご紹介した方法は、私がパン教室をオープンした頃に、

ありとあらゆるパン教室や講座に出かけていたのですが、

その時に一人の先生から教わったものでした。

 

 

 

”あ、これは単純にわかりやすい!”

 

 

 

と感じてそのまま私の教室にも導入しているのです^^

 

 

 

パン作りは初めての方からしてみると、手順を覚えたり、意識しなくてはならない事が多すぎて、

頭の中がパンクしがちですよね。

でもほんの小さなコツを知るだけで、作業はスムーズに進みます。

 

 

このような細かい所でのスムーズな作業の積み重ねが、美味しいパン生地にも繋がってきますので、

 

 

 

『私は手際が悪いからいつもモタモタしがち…』

 

 

 

と感じている方の何かのアドバイスになれば幸いです。

 

 

 

また、手ごねパン教室花梨ではこの様なパン作りの小さなコツを、レッスンでもたくさんお伝えしております。

 

 

 

”本の通りにやっているのになんか違う…”

”もっと美味しく柔らかいパンが作れるようになりたい…”

 

 

 

などとお考えの方は是非こちらもご覧くださいね。

 

 

 

ただいま受付中のレッスンはこちら

 

 

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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パン講師:伊東梨美

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