茂ジイ様が『紅葉が見たい!』とポツリ…
それを聞いた娘は、慌てた。
『今頃、紅葉』
『どこに行けばよいのか…』
そこで、娘はひらめいた…大谷池』
泣く子と地頭には勝てぬ…という訳で、
ジイ様を車に乗せて、『いざ、大谷池へ』
大谷池:
皿峰連邦県立自然公園に含まれる自然林に囲まれた人造湖。
昭和6年から工事が始まり、昭和20年3月に完成。
池の畔に立っている池の看板を声を出して読んでいると…
『昭和20年3月か~ 東京大空襲の時じゃなあ~』とジイ様がボソボソ。
鴨の鳴き声以外、何も聞こえない…静寂の中って、こういうこと。
その中で『東京大空襲』って、心にズドンときちゃいました。
シベリアから来たのかな~?
鴨の『グワァ、グワァ』という泣き声を聞きながら、
池を背にして立つと眼下に伊予灘に浮かぶ
興居島(ごごしま)…右に見える大きな島と
釣島…左の小さな島が見えます。絶景~ッ
暖かい時期には、近くのフィールドアスレチックに親子連れがたくさん来ているようですが、
12月の大谷池は、淋しすぎました。
とにかく、茂ジイ様は満足したようで…めでたし、めでたし