訪問いただきありがとうございます。
美容師歴35年のピロコ姉です
 
美容師さん達が言いたがらない
美容の真実について
お話しさせていただいています
 
白髪染はすればするほど
毒を塗り重ねているという
衝撃的なお話しから始まりました
 
 
前回で白髪染のお薬は
色を構成するジアミン レソルジンと
キューティクルを広げる
過酸化水素(アンモニア)
で市販のものも高級サロンも激安サロンも
薬の構成成分はほとんど変わらない
 
その事はご理解いただけたでしょうか?
 
アレルギー成分のお話しをする前に
 
 
今回は毛について説明したいと思います
 
 
I トリートメントカラー 
ヘアマニキュア ヘナ

2 アルカリカラー(ジアミン+過酸化水素)

毛を構成している細胞の
色をつける部分が違うということを
できるだけわかりやすく
説明していきたいと思います
 
 
毛は頭皮の中でこのようになってます
 
                             (図1)
 
毛乳頭の中にメラニン細胞があり
そこで色が作られて髪の色がはいります
 
白髪ができるシステムは
完全には解明されていなくて
色素細胞が加齢とともに
メラニンをつくることが
できなくなって色のない毛=透明な白
になっているといわれています
 
毛を引っ張って抜くと
根本に白い粒っぽいもの
がついていますがそれが毛球です
 
 
図からもわかるように
髪に栄養を運んでいるのは
血液ですから過度なダイエットをして
栄養分がたりなくなると
髪はバサバサになるというわけです
 
 
 
毛は外側にキューティクルという
うろこ状の堅いものに包まれています
                           (図2)
 
中心にあるのが毛髄質 メデュラです
 
ここが硬いと張りのある髪といわれています
 
パーマはこの部分を切断して
つなぎ方を変えて(ロッドを巻く)
固定します
針金みたいなものだと
イメージするとわかりやすいですね
 
 
自然毛が黒くみえるのは
毛内部のメラニンの色が見えるからです
 
 
アルカリカラーで色を付けるのは
コルティックス(毛皮質)間充物質です
 
毛の構造をわかりやすく理解するには
海苔巻きをイメージしてください
 

ヘアカラーとは
お米の部分の色を染めているんですね
 
さて図2にあるように
キューティクルといううろこ状の層は
何層にもなり毛髪内のお米の部分が
外に流れないように守ってます
 
 
しかし髪を染める薬の過酸化水素で
そのうろこを無理やりこじ開ける
開いた鱗は時間をかけて
少しづつ
閉じようとしますが
ひんぱんに染めるということは
うろこが閉じる前に
また開くので
 
うろこという強固に間充物質を
守っていた塀が
どんどんすきまだらけになり
 
お米は流れ出し
すかすかになり
もはや海苔巻きは
海苔だけになり
中身のない海苔は
ボロボロ ドロドロ
ちぎれてよれよれになります
 
お米の流失は
毛先からどんどん上まで登っていきま
 
そうなったら
どんな高価なトリートメントで処理しても
焼石に水です



 
トリートメントはもちろんとても大切です
 
ですが
トリートメントは
魔法の薬では
ありません
死んだものを
生き返らせるのも
限度があるんです
 
そして頻繁なカラーは
キューティクルを
溶かすだけではなく
頭皮も同じように
溶かしていると
いうことを
覚えておいてください。
 
 
まだまだ続きますよ