試験会場で別れるときには | 中学受験に挑む_2025

試験会場で別れるときには

2月1日を迎え、首都圏における入試本番ですね。


東海地方においても、12月から始まった入試もいよいよ今週末に、主要なところでは土曜日の東海中学、南山男子、日曜日の滝中学の入試を残すのみとなりました。



先日までドラマ「下剋上受験」が再放送されていました。


第9話 第一志望校の受験の日、

会場についていよいよ親子別れる場所で、ずっと伴走してきたおとうさんがカオリに言った言葉がとても素敵で残しておきます。




いいかカオリ。


これがカオリとおとうさんの最後のミーティングだ。

昨日まではおとうさんと一緒だったけど、今日はカオリだけだ。


おとうさんは受験させてもらえない。

受験する権利がないんだ。



でもカオリも同じだ。


小学校6年の冬たった一度しか権利がないんだ。

だから今日、カオリの精一杯を中学校へ伝えてきなさい。



もし、わからない問題が出ても絶対に投げ出したりしてはいけない。

今までの努力を無駄にするような態度だけはとってはいけない。



それだけは約束しなさい。




どれだけ難しくても、あんなに勉強して今日を迎えたんだから、頭のどこかの引き出しにあるのは間違いない。


それを必死に探しなさい。




諦めるという気持ちを、今、ここで、捨ててから試験会場に向かいなさい。





行っといで。





それから、カオリ。

今日この場所に、辿り着いたお前を誇りに思うよ。





一年後、別れ際に私は息子にどんな言葉をかけるだろうか。

想像しても、いくら考えてもまとまりません。


おそらく、その場まで辿り着いた者にしかわからない感情、出てこない言葉なんだと思います。



2024年組の皆さまが、

最後までベストを尽くせますよう、心からお祈りしています。