岡田斗司夫氏のジブリの解説はすごい

マニアックすぎるけど なるほどそうだったのか!と

腑に落ちる点が多々ある

 

日曜日の朝 『千と千尋の神隠し』の

ハクの解説のところで

『銀河鉄道の夜』が出てきた

 

途中で乗ってくる人の中に

タイタニック号で亡くなった人がいると聞いて

『銀河鉄道の夜』を読んでみたくなった

 

『銀河鉄道の夜』は持っているし

過去にも読んだことがあるはず

だけど なんとなくしか覚えてない

 

 

 

読み始めたけど だんだんと途中で飽きてきて

退屈してるところに 友達からLINEがきた

やり取りをしながら 読んでいたら

結局 LINEが終わってから 一気に最後まで読んでしまった

 

タイタニック号の名前はでてこなかったが

たしかにその箇所はあった

 

そして 何とも言えない 微妙な感覚が

私がずっと抱えてきた感覚に とてもよく似ていた

幽霊のように生きてきた感覚というか

自分の生をちゃんと生きていなかったというか

 

それが 最近 自己テーマになって模索している

「眠りの生き方」と「目覚めの生き方」の

大きなヒントになるような感じがした

 

死んだように生きていた ジョバンニと千尋

死んでしまった カンパネルラとハク

 

最後に 「星めぐりの歌」が出てきた

 

この歌 つい最近 聞いた記憶がある

誰が歌っていたんだろう。。。

気になって 検索したら

オリンピックの閉会式で 大竹しのぶが歌っていた!

 

あ~そこ見た

リアルタイムで見ていた

途中 寝たりしていたので

前後の流れがわからず

取ってつけたような感じがしていたけど

 

私の中で その時 あ~あの時の『星めぐり』が

ここに繋がっていたのか!と思ったら ちょっとびっくりした

 

幼い頃から 漠然とある 

怖さ・悲しみ・泣きたいのに我慢させられてるような感覚が

私の中にずっとあったことに やっと気づけたような気がした

 

自己犠牲の話である

誰かの犠牲の上にある命

今 生きている私の命

この命が 誰かの犠牲の上に成り立っているのだろうかと

漠然と思っていた時

 

読み吠えた本を箱に戻して

本棚に丁寧に立てた

 

途中 鏡を見て

私が生れて3日後に亡くなった祖父のことを思い出した

祖父が溺れていた私を助けて亡くなったわけではないけど

何か 命のバトンのような

生命のやり取りがあったとしたら・・・

 

ジョバンニは 星のめぐりを何度も歌って 物語は終わった

星のめぐり

命のめぐり

 

私は もっと堂々と生きていいのかもしれない

目覚めの生き方とは

そういうことなのかなあ・・・