この事には、すごく踏み込んで欲しくない
表情をしていた夫だったが、
依存症であることを自覚させ、
回復の仕方も伝えたかった。
精神保健福祉センターに相談もしたが、
飲んでいる量からして、
貴方は、依存症にあたる。
もう自分ではやめられないから、
やめるためには、
依存症外来か、自助グループ、施設に
行った方がよいと思う。と、伝えた。
そしたら、俺にはそんなところへ
行く時間はない!!!!
と、声を荒げた。
私がそれにびっくりした表情をしたら、
もう黙りこくった。
いつから飲み続けてるの?
結婚する前?
とか、聞いても黙りこくっているので、
何か思っていることあるなら、言ってよ。
と言ったら、何も話すことはない。
話しても、どうせ分かってくれない。
と、小さい声で答えて、
自分の部屋に籠ってしまった。
部屋のドアが閉まる音と供に
心のシャッターが降りる音も
聞こえた気がした。
つづく