お菓子な魔法詩編 -3ページ目

お菓子な魔法詩編

素敵な時間を貴方に。


『呪われた姫の囁き』

高くそびえ建つ山の
白城に麗しい姫君がいた

美しく聡明な姫君には
夢があるの

許嫁の兄君と
薔薇園で踊り明かすこと

でも
叶わない夢

或る夜
王に叱られ姫君は
初めて城の外へ踏み出した

城の外は
何もかもが新鮮

城の薔薇園に咲いていた薔薇よりも
みずみずしい薔薇が沢山あるの

薔薇を愛する兄君のため
美しい薔薇を捜す

闇の商人が
北の魔女の事を教えた

嬉しそうに微笑む
兄君が目に浮かぶ

純粋な姫君は
信じて北へ進む

幻の薔薇を持つという魔女がいると信じて歩いたの

北の果てで
闇の魔女が姫君を出迎えた

純白の心を持つ姫君を
魔女は憎んだ

魔女は
暗黒の光を放つ薔薇を
姫君に渡すの

たちまち姫君は
醜いトカゲに変えられた

この呪いは1000年続く

解く方法はない

呪われた姫君は今日も歩き続けるの

愛する兄君の待つ白城まで