サイドマスクチェンジセカンドと自分の構築論の話 | 花梨の遊戯王一人語り

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遊戯王について、主に彼岸について語っていきます
気分で他のデッキも触れます







「マスクチェンジセカンドって昔の海外レシピにはメイン採用されてたよね?」





「そうですね」

「最近は見なくなっていますし、私も初期の頃は投入していたのですがつい最近まで抜けていました」





「じゃあ今は積んでるの?」





「TCG構築、及び試験的OCG用構築の両サイドに3積みしています」

「サイドに積むマスクチェンジセカンドは私が今求めているサイドプランに最も合致するカードなんですよ」





「そのサイドプランって?」





「まず、私はBurning Abyssを考え始めてから一貫して中堅以上のあらゆるデッキに対して6分以上の勝率が見込めるデッキを目指すというコンセプトでデッキの構築を行っています

「ですからそのコンセプトに沿えば、サイドは最低でもその時代のトップメタ全てを見れる物である必要があります」

「そうなった時に現TCG・OCG環境で生じる問題は、あまりにも様々なデッキがパワーを増したことでトップメタが分散していて、サイド15枚で全てに対応することが困難ということなんですね」

「これを解決するために最近マスクチェンジセカンド、ひいてはそこから繰り出されるダークロウという存在に着目しているわけです





「なるほどー、どんなデッキにも効きそうだもんねー」





「はい、その理由は至極単純ですが、紛れもなく強みです」

「ダークロウは従来のサイドで対策が不充分だったデッキに対して概ね効力を発揮します」

「墓地利用系全般に刺さるだけでなくペンデュラムテーマや、あるいはメインギミックにサーチを擁するというだけで投入を考えられる非常に優れたカードだと思います」





「そんなに強いならなんでメインから積まないの?」





「一言で言ってしまえばメインギミックと噛み合っていないからとなりますね

「Burning Abyssは一体の大型モンスターあるいはメタモンスターを主軸に戦うようなデッキではなく、カテゴリ自体の対応力を活かしながら大量のアドと豊富な持久力でビートするようなデッキです」

「それ故に純粋なHERO等とは罠・誘発構成が違うため、ダークロウを最大限活かせるとは言えません」

「また、Burning Abyssがカテゴリ外モンスターを場に出すことを嫌うのも噛み合っていない点の一つです」

「性質的に噛み合っていないカードを投入したまま確率の収束が見られるまでプレイした場合、必ずデッキシステムの破綻が発生することになります」

「これは私の構築論なのですが、メインは極力丸くしていきたいので、そのような不確定要素はサイドから投入したいのですよね」





「んー?」

「要するに考えが違うならメインに入れるのもありなのかな?」





「そうですね」

「ダークロウが噛み合っていると感じるならメイン投入は十分考えられますから、自分なりにダークロウについて考えてみてはどうでしょうか」