2015年の展開型テラナイトについての考察 | 花梨の遊戯王一人語り

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遊戯王について、主に彼岸について語っていきます
気分で他のデッキも触れます

1.はじめに

少し前に今期テラナイトいけるんじゃないかという話をしたと思います

そこでデッキ案を作ってみたので、その解説と考察を含めて記事にしてみました



2.デッキレシピ

デッキ名 【テラナイト】
メインデッキ  :40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ  :15枚

【 モンスター 】14
星因士 アルタイル ×3
星因士 ウヌク ×3
星因士 デネブ ×3
星因士 ベガ ×2
星因士 リゲル ×3

【 魔法 】11
サイクロン ×3
ハーピィの羽根帚
ブラック・ホール
増援
天架ける星因士 ×3
死者蘇生
簡易融合

【 罠 】15
デモンズ・チェーン ×2
リビングデッドの呼び声 ×3
奈落の落とし穴 ×2
破壊輪
神の宣告
神星なる因子 ×3
聖なるバリア-ミラーフォース- ×3

【 エクストラ 】15
ダイガスタ・エメラル
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
ラヴァルバル・チェイン
励輝士 ヴェルズビュート
星輝士 デルタテロス
星輝士 トライヴェール ×2
暗遷士 カンゴルゴーム
深淵に潜む者
鳥銃士カステル
H-C エクスカリバー
No.16 色の支配者ショック・ルーラー
No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク
星輝士 セイクリッド・ダイヤ
旧神ノーデン

【サイドデッキ】15
アーティファクト-ロンギヌス ×3
増殖するG ×2
ツイスター ×3
ダイヤモンド・ダスト
妖精の風 ×3
暗闇を吸い込むマジック・ミラー ×3



3.考察・解説

ここで取り上げるのは以下の三点についてです

1.星因士 リゲルについて

2.天架ける星因士について

3.環境デッキに対して


まず1について

星因士リゲルはこのようなカードですね



このカードの強さとしては、単体で2400まで攻撃力があがること攻撃力アップは誰にでもかけられることですね

単体で2400まで攻撃力が上昇することは星因士のメタモンスターに対して戦闘破壊を試みることが出来る点として優秀です

仮想敵としては《ライオウ》《エルシャドール・ミドラーシュ》《M・HERO ダーク・ロウ》、そしてなによりもリリーサー付きの《クラウソラスの影霊衣》ですね

この3体はそれぞれのデッキだと比較的容易にでてくるにも関わらず維持されるとこちらの戦術が崩壊します

リゲルが出る以前の星因士では対処に素引きの罠を要求されることが多かったのですがこのカードの登場により《星因士 デネブ》《増援》からサーチできる解決札が出たことになり非常に安定して戦えるようになりました

特にリリーサーソラスに対して一枚で対処出来る点は非常に強く、減らす理由が見つからない程です

効果を使ったら墓地にいくのですがそもそも星因士の下級がそのまま残っても戦闘破壊される程度の打点しかないので、因子のコストとして使いにくいくらいのデメリットしかありません

また勘違いされがちですがリゲルの効果は星因士であれば誰にでも撃てます

《星因士 アルタイル》で墓地のリゲルをつり上げた場合、リゲルは守備になるのですがリゲルの効果の対象にアルタイルを選択することで2200まで攻撃力が上昇します

ライオウやミドラーシュをこの方法で倒せるのは非常に強いです

デメリットに対してメリットがあまりにも大きく、効果を使わず1900のバニラとして扱うことも出来るため3枚採用しました



《天架ける星因士》についてはリゲルをフル投入するからこそ活かせるカードです

デッキから好きな星因士をリクルート出来るということで、このカードとなにかしらの星因士がいれば主軸のデネブに繋がります 

リゲルの効果を使ってしまうと対象はエンドに墓地にいくのですが、このカードを使うことでデメリットを回避できて非常に相性がいいです

また、星因士は手札にモンスターがかさばると相手への妨害手段がなく非常に厳しかったのですが、このカードを絡めることでその状況をワンキルに繋げることもできます

場のモンスターで殴ってからリゲルへと変換することで2400ものライフを削り取れることが大きな要因ですね

それ以外だと星因士に対しての《エフェクト・ヴェーラー》《ブレイクスルー・スキル》を避けることが出来るので妨害に対しても強くなります

このカードはよく《強欲で謙虚な壺》の枠に変えられることが多いですが、剛健の場合は特殊召喚できないデメリットのせいで中盤以降非常に使いにくく、また使ったところで欲しいモンスターが引けるとは限りません

モンスターを増やして《天架ける星因士》をフルに積むことで安定感と展開力の向上を狙っているので3枚の投入を決定しました



最後は環境デッキに対してです

【影霊衣】に対してはリリーサーソラスに対してリゲルでの突破を試みることができます

また《神星なる因子》《デモンズ・チェーン》の存在から儀式体が出てから処理するのに長けており、《トリシューラの影霊衣》《グングニールの影霊衣》でのケアが効かない対象の取らない全バウンス+ハンデスという非常に強力な解決を《星輝士 トライヴェール》で試みることができ、持久力も非常に高いので、決して相性の悪い相手ではありません

影霊衣は複数のモンスターを解決することが比較的難しいデッキなので、トライヴェールループを抜けられにくいというところも利点ですね


【クリフォート】に対しては主に《スキルドレイン》《虚無空間との戦いになります

星因士は因子の存在から先行であればこれらに対して非常に有用な対抗策を持っていることになります

後攻の場合でも《虚無空間》は各種破壊罠でサクリ付きモンスターを破壊し、サクリを墓地に送ることでの解決が見込めます

相性が良いわけではありませんが決して無理というほど悪い相手でもありませんのでサイド込みなら十分勝てると思います


【シャドール】は非常に相性のいいデッキです

それはやはり《星輝士セイクリッド・ダイヤ》の存在が大きいですね

このカードが立っているかぎりデッキ融合不可、シャドールモンスターの効果発動不可、融合の回収不可とまさにシャドールを殺すために生まれてきたようなカードです

マスマティ+ペロペロの動きが唯一裏目となり得ますが、この動きは相手ターンで行った場合戦闘を介しますので、《デモンズ・チェーン》《聖なるバリア-ミラー・フォース》等のカードで十分防ぐことができ、自分のターンであれば《No.81 ラプソディ・イン・バーサーク》をアルタイル一体でたてられるということからケアが容易です

ただしむやみにデッキ融合をされては当然負けるのでそのあたりのケアは必須ですね


以上のことを踏まえて、現環境ではかなり優位に立ち回れると言えると思います



4.まとめ

というわけて星因士の素案でした

星因士の主流の動きであるライオウビートは確かに強いのですが、星因士はもっとその上にあがれるテーマだと思います

今までのようにひたすらメタを貼って勝つのではなく、メタを用意しながらトライヴェールという最強の解決札をプレイして制圧することを主軸にすれ勝率が上がると私は考えています 

ライオウは確かに強いのですが、星因士はライオウを守るよりも強い動きがあるという考えですね


では、今回はこのあたりで