静岡県のM.Nです。娘のことで、
諒香先生に解決策をご相談させて頂きました。


今年で30歳になる娘がいるのですが、
定職にもつかず、不安定な生活をしているため、
心配で心配で仕方がない、お節介な親です。


旦那には「いい大人なんだからほっておけ」と言われるのですが、
親がいつまでもいるとは限らないのに、
生活費もまともに稼げない娘を、ほったらかしにはできません。


諒香先生にお願いしたのには、理由がございます。
近所の友人も、こちらのサロンにお世話になっているのですが、
諒香先生は、親子の悩み、教育などのジャンルにおいて、
ベテランの先生だとお聞きいたしました。
それに、諒香先生自身も子育て経験があるとのことで、
子供に対する親の気持ちを理解してくれると思いました。


当日お電話させて頂いたのですが、
サロンのスタッフの方が、スムーズに時間を調整して下さり、
その日の夕方が空いているという事で、早速予約いたしました。


電話をかける時は緊張しましたが、
「はい」とお出になられた電話口の声が綺麗で穏やかで、
安心して、言葉を続ける事ができました。


諒香先生に娘のことを説明いたしました。
学生の頃までは、大変よくできた子だったという事。
反抗期もひどくありませんでしたし、
夕飯の時は、楽しそうに学校の事を話す明るい子でした。


大学卒業を控え、就職もスムーズに決まり、
都内へと上京が決まり、独り暮らしとなった娘。
しかし、職場の人間関係がうまくいかなかったようで、
(ヒステリックな女性の先輩に目をつけられたようです)
突然、仕事を休み始め、部屋に閉じこもるように。


何度か、家を訪れ、
無理やり心療内科に連れて行ったところ、
案の定「うつ病」という診断結果になりました。


実家に帰ってこいと何度言っても聞かず、
独り暮らしの生活を続けています。
仕事をしても長続きしませんし、
今は、日雇いのアルバイトに
気が向いたら行くという感じです。


恥ずかしながらほっておくこともできないので、
仕送りをして、生活をさせてあげている状況です。
このままでは駄目だという事は、重々承知しています。


娘に変わって欲しい。
その一心で、神頼みではありませんが、
神社へお祓いにいったこともあります。
しかし、状況は全く変わりませんでした。


「娘さんが最初に就職したのは公務員ですか?
それとも国の関係…とにかくお堅い仕事のように見えるけど。」


娘は政府関連の財団法人に就職していました。
諒香先生の言うとおり、かなりお堅い部署でした。
思わず「すごい…」という声が漏れてしまいました。


その後、ポンポンと諒香先生の言葉が続きます。
娘は私の強い希望でその仕事に就いた事、
昔から、私の言う事には逆らわなかった事、
伝えていないような事ですら、
次から次へと、お話しして下さるのです。


「娘さんがどうして変わってしまったのか知りたいんですね。」
と、私自身の本当の思いまで当てられてしまいました。
そうです、私が一番知りたいのは、
娘がこうなってしまった理由、
いくら話しても答えてくれない、娘の本当の気持ちです。


諒香先生は娘の事を見はじめました。
時間にしてわずかだったと思いますが、
その言葉を聞くまでは、
心臓がうるさくなるほど緊張していました。


「娘さんは自分を責めてますね…というより、
Mさんの事をとても恐れているみたい。」


衝撃的でした。
確かに少しは厳しかったかもしれませんが、
大切に大切に育ててきたつもりです。
手をあげたことだってありません。
そんな私を、恐れている…?


「娘さんの気持ちを知って、Mさんが自分を責めてしまったら
何の意味もありませんからね。娘さんの想いを受け止めて、
ちゃんと、誤解をといてあげてほしいんです。」


暗くなりかけていた私が、ハッと我に返るような強い意志。
諒香先生に、母としての強さを感じました。
何よりも、私に真剣に向き合ってくれている気がしたんです。
しっかりしなきゃと勇気づけられた気がします。


もしかしたら、これも諒香先生の
遠隔ヒーリングの力だったのかもしれません。
なぜか心が穏やかで、自分と向きあう勇気が湧いていました。


「娘さんはとても良い子ですね。
お母さんの期待に応えられるように、
一生懸命に頑張ってきた子なんです。
まずは、そこを褒めてあげてくださいね。
きっと褒めてあげたことが少ないはずだから。」


思い返してみると、確かにその通りでした。
褒めてあげる事は少なかったかもしれません…


「それと『やればできる子なのに』
というのをやめてあげてください。
彼女にとっては、それが一番の恐怖の言葉のようです。
言われる度に、今のお前はダメだと言われてる
気分になってしまうんでしょうね…。

それと、娘さんが仕事を辞めた時に、
Mさんから言われた一言を今も引きずっていますね。
心当たりありますか?
それ以来、自分はダメな人間だと思い込んでます。
その思い込みが、働く自信を消してしまってるんです。」


心が引き裂かれる思いでした。
やればできる子なのに…それは私の口癖だったのです。
さらに、心当たりありますか?と言われ、
1つ思い出したのが、せっかく就職した仕事を棒に振った娘に
イライラが募ってしまい、
「何をやってもダメな子だね」と言ってしまった事です。


私にとっては八つ当たりというか、些細な愚痴のつもりでした。
ですが、その言葉が、今もなお娘の心を蝕み続けているのです。


娘をあんな風にしてしまったのは、
職場の人間関係が原因だと思っていました。
まさか、私にも原因があったなんて・・・
とてもショックでした。


「今なら間に合います。いくつになっても、娘は娘なんですよね。
お母さんの事が大好きなんです。Mさんも娘の事は大好きでしょう?
大切なんだよって、きちんと伝えてあげればいいんです。
Mさんにも素直さがちょっと足りないと思うから。」


思わず涙がこぼれました。
諒香先生の言うとおりなんです。
娘には言ったことがなかったかもしれません。
いい年になっても、ほっておけないのは、
心配だからとか、不安だからというより、
大切だからなんです。
娘に幸せになって欲しいと、
毎日願うほどに大切だからなんです。


「心配だからと伝えるよりも、
幸せになってほしいから…と伝えてあげた方が、
娘さんの心には響くと思いますよ。」


私もいい年になって、自分の育て方に転機が訪れるとは
微塵も思っておりませんでした。
諒香先生は、私という母親と、娘に真摯に向き合ってくれました。
二人が幸せになれる道を示してくれたのが、
大変うれしく思いましたし、
さすが親子関係のエキスパートだなと感じました。


後日、私は娘に会社を辞めた時に
言ってしまった言葉について謝りました。
娘には鑑定してもらった事を伏せて、
自分自身が気になっていたから謝ると伝えました。


今まで何も語らなかった娘が、泣きながら
「あの時、お母さんに見捨てられたと思った」
と言いました。


ただでさえ追い込まれていた心に、
言ってはいけない一言を言ってしまったんですね。
娘には何を言っても大丈夫。親子だもの。
そう過信していた部分がありました。


諒香先生が言っていたように、
娘はいつまでたっても娘。
泣いている姿は、まるで子供のようでした。


それ以来、私は娘との接し方がかわりました。
娘も、私と少しずつ話すようになり、
実家に戻ってくる事になりました。
私に責められるのが怖くて、責められたら自分が壊れてしまいそうで、
実家に戻ってこれなかったそうです。


諒香先生の言った通りでした。
娘の本音を聞きながら、
諒香先生はすごい方だと痛感しました。


そして一番嬉しいご報告が。
娘が、きちんと働くようになりました。
まだアルバイトですが、
毎日8時間以上きっちり働いて帰ってきます。
最近は再就職も考えているようです。


その事を聞いて、つい「やればできる子だから!」と
出そうになったのをこらえました。
褒めたつもりでも、娘を追い込んでしまう言葉ですからね。
今は「あなたならやれるよ!」そんな風に言い方を変えています。


これで合っているのか分かりませんが、
娘との関係が良好なので、大丈夫なんだと思います。


今思えば、諒香先生に、
子供との接し方について、学ばせてもらった気がします。
うまくいかなくなった事には、問題があったんですね。
これからは、きちんと娘に向き合っていけそうです。


娘が幸せな人を見つけて旅立つ日までは、
私も素直になって、大切にしてあげたいと思います。


諒香先生ありがとうございました。
娘の再就職が決まったころに、
またお伺いしたいと思っています。
今度は娘もお願いするかもしれませんが、
よろしくお願いいたします。


静岡県 M.N