先日、佳那先生にご相談させて頂きました。
青森県のIです。よろしくお願いします。


私の息子の事で電話鑑定をお願いしました。
息子は大学受験に失敗したのですが、
それまでは明るい優しい子だったのに、
ほとんど部屋から出て来ず、
引きこもりの状態になっています。


私としては予備校に通いながら、
また大学受験をしてほしいと願っています。
しかし、息子は外に出たくないの一点張りで、
予備校へ行く気配もなければ、
新たに大学受験に挑戦する意欲もないんです。


それでも無理に外に連れ出そうとするのですが、
暴れ出したり、物を投げつけたり、
裸足で家を飛び出したりして、危険な行動ばかり。
このまま、一生、この子は引きこもるのではと、
心配で心配で、最近は夜も眠れません。


夫に相談しても、ほっとけ!の一言でおわり、
息子の事を全く考えてくれず、
イライラが募り、夫に八つ当たりをする毎日です。


特別仲がいい家族でもありませんでしたが、
問題のない穏やかな家族ではあったと思います。
しかし、息子が不合格になったあの日から、
悪夢のような生活が、続いているのです。


この生活がずっと続いたら、
私自身、間違いなくおかしくなるでしょう。
息子には、大学を出て真面目に働いて欲しいだけなのに、
どうして分かってくれないのでしょうか。
私が、いけないのでしょうか。


佳那先生に、私の辛さや不安さを、
たくさんぶつけてしまったように思います。
本当に、それだけ不安で仕方なかったのです。
お先真っ暗だったのです。


「Iさんは最近笑っていますか?」


そう聞かれて、自分が笑っていない事に気づきました。
息子がこんな事になってかわいそうなのに、
自分だけ、笑う事などできなかったのです。


「息子さんは、Iさんの笑顔を奪ったのは、
自分だと思っているんです。責め続けているんです。
不謹慎だと言って、笑顔を封印するのは違うんですよ。
息子さんが、そういう時だからこそ、
Iさんは、たくさん笑いかけてあげて欲しいんです。」


最初は、佳那先生の言う事を素直に聞く事が出来ませんでした。
こんな悲しい気持ちで、笑う事なんてできませんから。


「息子さんは、反抗期もなかったんじゃないですか?
お母さんに逆らう事が、とても少なかったから、
今、とても戸惑ってらっしゃるんじゃないでしょうか。」


佳那先生の読みは大当たりでした。
息子は物静かで、穏やかで、私を怒らせる事も、
ほとんどないような子だったのです。
私は何も言ってないのに・・・。
佳那先生には、何かが見えているのだと確信しました。


「Iさんは息子さんを笑顔で見守ることです。
その為に、Iさんは自分の楽しみを見つけて下さい。
息子さんの事を考えてばかりいると、逆効果になってしまいます。
彼の事を、ちゃんと信じて突き放すんです。
大人になろうと必死でもがいている彼を、
何も言わずに遠くから見守る気持ちを持って下さい。」


私にとって、息子を突き放すというのは、
非常に難しい道に思えました。
何をやるにも、お節介と世話を焼いてきた私。
過干渉すぎた部分もあったほどです。
それを、やめなければいけないわけですから。


「見守る事も親として大切な事です。
今、それが必要な時期にきているのです。」


私の中で何度も葛藤しました。
自分の想いと、佳那先生の言葉と、
どちらを大切にした方がいいんだと・・・。


「息子さんの為というのは、
どういう人生の事だと思いますか?
息子さんの幸せというのは、
どういう事だと思いますか?」


そう言われて、気づいたんです。
私が望んでいる事は、本当に息子の為なのだろうか。
大学に入って、就職して欲しい。
それは、私が安心したいからであって、
世間に恥ずかしくない姿でいて欲しいだけであって、
全部、自分の為なのではないだろうか・・・と。


むしろ、息子が本当に願っている事など、
全く知りません。話もちゃんとしていません。
まず、それが大切だったのかもしれない。
頑なだった私の心が溶け始めた瞬間でした。


私は、小さい頃からとても頑固な部分があり、
人の意見を全く聞き入れない性格がありました。
けれど、佳那先生は、そんな私にも、
根気強く、分かりやすく、色々な運命を示してくれました。
その熱心さが、私の心を開いたのでしょう。
もちろん、透けて見えるような、その高い能力にも。


私は意を決して、佳那先生の言うとおり、
息子を見守る事を選択しました。
今までは、毎日のように怒ったりしていて、
息子を追いつめていたと思います。
何も言わずに、放置してみようと思いました。


面白いテレビ番組を見るようにして、
大きい声で笑うようにもしました。
何もなかったかのように、笑いました。


最近、トイレ以外は部屋から一歩も出て来なかった息子が、
私がリビングで大笑いしていると、
チラッと様子を見に来るようになりました。
その度に「これ面白いのよ~」と明るく返すと、
ジッと私を観察するように見て、去っていきます。


私が暗くなっていない事に、驚いているかのように。
必死で何かを確かめているように、観察してきます。
息子は私の事をうっとうしがってると思ってたのに、
やはり、私の事を気にしているようです。
佳那先生の言うとおりだったなと思いました。


部屋から出てくる事が多くなってきたこの頃。
きっと、この積み重ねが大切なのかもしれません。
大学受験の事も、何も言わずに、
息子がどう選択し、どう生きるのか、
とりあえず、今は見守ろうと思います。


佳那先生に相談しておいて良かったです。
そうでなければ、手遅れになっていたかもしれない。
どん底から抜け出せなくなる前に、
佳那先生に相談して、本当に良かった。


色んな事を分かってくれた上でのアドバイスだからこそ、
佳那先生の言葉で、私は変わろうと思えました。
自分が笑顔でいる事の大切さも、意味も、
佳那先生に教えて貰った気がします。


自分の生き方を振り返るいい機会でした。
この先はきっと明るいと思います。
佳那先生、ありがとうございました。


青森県 I