鑑定のお礼と報告を含めて、
有香先生の感想レポートをお送りします。


先日は、お世話になりました。
茨城県のS.Iと申しまして、
有香先生の電話鑑定を受けたものです。


私はいわゆる「片想い体質」で、
恥かしながら30代ともなるのに、
一度も交際経験がありません。


私が好きになる人・惹かれる人は、
毎回、私がよく行くお店・病院等で
働いている人なんです。


私の初恋は14歳の頃。
スキーで両足を複雑骨折した時に、
担当してくれたリハビリの先生でした。
高校生の頃は、行きつけの美容院の美容師。
それ以降も、英会話教室の先生や、
洋服屋の店員、歯医者の先生、飲み屋の店長…


必ずと言っていいほど、お店の人なんです。
中学生の頃から、身近な男性に興味がなく、
部活や、サークル、会社の男性など、
惹かれもしないし、仲よくなりたいとも思いません。


お客という立場だからこそ、
意中の男性たちは、みんな私に優しくしてくれて、
私はそれが心地よかったのかもしれません。
だからこそ、関係が壊れるのが恐ろしくて、
私はお客以上になる為の努力も全くしませんでした。


いつまでたっても変わらない距離。
進展しない事が辛くて、自分が嫌になって、
私が、自然にフェードアウトしたり、
相手に彼女や、奥さんがいるのを知ったりして、
勝手に失恋気分になる。その繰り返しの人生です。


どうしても身近な男性に興味が持てない。
私に何が足りないんだろうと悩みました。
色々な本も読みました。それでも分かりません。
ネットで色々と探していた時に、
偶然こちらのサロンの事を知り、
運よく、当日予約で有香先生の鑑定を受ける事になりました。


一生、誰とも付き合わず終わるのかと思うと、
私はとても必死でしたので、包み隠さず、
有香先生に、色んなことをお話ししてしまいました。


一瞬の沈黙のあと「お父さんはご健在ですか?」と、
有香先生はおっしゃられました。
片想いの彼の事しか話していなかったのに、
突然父の話をされ、しかも父は生きていたので、
私は少し警戒してしまいました。
今思うと、お恥ずかしい話です。


有香先生には、
「お父様のイメージが強く見える」とのこと。
そのあと「お父様とはいい関係ではなかったんですか?」
これには、ギクリとしました。
父は愛情表現の少ない人でしたし、
仕事が中心で、父と一緒にどこかへ出かけた
思い出もありません。


「お父様からの愛が足りなかった事が、
未だにあなたの心を凍らせています。
男性が、自分を必要としてくれる訳がない。
そう思い込んでいませんか?」


有香先生の言葉を聞いて、私はある事を思いだしました。
小学2年生の時、日曜日なのに父が仕事に行くというので、
私は寂しくて寂しくて、父に泣きついたのですが、
そんな私を振り払うと、何も言わず、
そのまま父は仕事へ行ってしまいました。


私はとてもショックでした。
父にとって、私の存在はどうでもいいんだと、
小さいながらに悟ったのです。
それ以来、私は父に纏わりつくのをやめました。
父を必要とすればするほど、
自分が傷つくのを分かっていたからです。


人によっては大した事ではないかもしれないけど、
私にとっては、とても大きな出来事でした。


「身近な男性に興味を持つと自分が傷つく。
という思い込みを、無意識のうちに大きく作り上げてしまって、
なるべく関わりのない人に興味を持とうとしてるんですね。」


有香先生に言われた事は、全部しっくりきました。
「どうして私はこうなってしまうんだろう…」
迷路を彷徨い続けていた私にとって
「だから私はこうなるのか」と、
そう思える事が大きな前進でした。


「少しずつでいいから、お父さんと会話してみて。
お父さんは、ちゃんとあなたを愛してますから。
片想い体質卒業の答えは、そこにありますから。」


鑑定を進める中で、有香先生の力は本物だと、
心底思い知らせれていたので、
この言葉はとても強いものでした。
私は父から愛されている。
有香先生が言うんだから間違いないと、
少し自信が持てました。


次の週末、久々に実家に帰りました。
父は昨年、定年退職しました。
いつもは絶対に話しかけないのですが、
「お父さん、体調悪くしてない?」と、
少し震える声で訪ねました。
父は素っ気ない声で「大丈夫だ」と答えると、
すぐに、2階にある部屋へと姿を消しました。


私が父に話しかけた事に、
一番驚いていたのが母親です。
「なんかあったの」と心配されました。
母は、父と私があまりにも話さないので、
私が父の事を嫌っていると思っていたようです。
そのため、父についての話は、
あえて私には一切しなかったというのです。


「本当の事いうと、お父さんね。
あんたが帰ってくる日は、ずっと楽しみにしてるのよ。
朝からずっと『まだかまだか』って。
本人の前だと、あんな態度しかできないけどさ。」


私が父に話しかけた事をきっかけに、
母は私の知らない父の姿を、
沢山教えてくれました。
その中で、一番嬉しかったのは、
父はずっとお財布に、
私の小さい頃の写真をいれていたという事です。


どうして早く言ってくれなかったの!
と、お母さんを責めたくもなりましたが…
全ては「今」がタイミングだったのかもしれません。

大人になって、傷ついて、色んな事を学んだからこそ、
普通にしていたら見えてこない、父の隠れた愛情を、
今なら、なんとなく理解できる気がするんです。


私は父に嫌われていると思っていました。
でも、父も私に嫌われていると思っているかもしれません。
有香先生の所へ行ったからこそ、
何もしなければ気付かなかった「本当の想い」を、
知るための第一歩を踏み出せた気がします。


その夜、私は父を部屋に呼びに行き、
父と母と私、珍しく3人でご飯を食べました。
特に会話もなかったけど、私は心底嬉しかったです。
こんな些細な事で喜んでしまうのだから、
私は、自分が思っている以上に、
父の事が大好きで、父との関係が私に影響しているのでしょう。


男性と近しい関係になれなかったのは、
私自身が無意識に避けていたからだったんですね。
有香先生に言われて、初めて気づきました。

そんな、有香先生の鑑定からずいぶん経ち、
今は、身の回りにいる男性と仲良くしようと思える
気持ちが芽生えはじめましたし、
変に緊張したり、警戒する事も少なくなりました。

今、とても親しくしている男性がいます。
付き合うかどうか、まだ分かりませんが、
手も足も出せなかった私にとっては、
人生で3本の指に入るほどのビッグニュースです!


有香先生にお伝えしたいと思いメールしました。
そして、何よりも、ありがとうございました。
何をしても変われなかった私に、
一つの道を開いてくださった有香先生に感謝します。


父が元気なうちに、
いつか、父とも旅行に行きたいです。
それでは。


茨城県のS.I