アノン先生に電話鑑定して頂いている、
リピーターの東京都のRです。
私の生きる意味についてを教えて頂いた事で、
今、私は存在していると思います。

私は、数年前、自殺未遂をしています。
でも、死ぬことができませんでした。

子供の頃、両親が離婚しました。
私は母に引き取られましたが、
母親から、ひどい虐待を受けていました。

ご飯を食べる時も、部屋で勉強している時も、
訳も分からず、怒鳴りつけられる事は毎日で、
布団たたきや、モップなどで強く殴りつけられました。

母子家庭で経済的にも困窮していて、
食事はスーパーで半額になったお惣菜がほとんど。
しかもうちは基本一日一食で、夕飯しかありません。
ケーキやクッキーなどは年に一度食べられるかどうかでした。

そんな生活から抜け出すためなのか、
私が中学生の時、母親が再婚しました。
これで普通にご飯が食べられる、と安心したのも束の間
一緒に生活して間もなく、
義理の父親からの性的虐待が始まりました。

義理の父は建設関係の仕事をしていたので、
雨の日は仕事が休みになることが多く、
私が学校から帰ってくると義理父が家にいて、
体を触られたり、父の要求に応えたりしなければ
いけなくて、それは母が仕事から帰ってくるまで続きました。

父親にされた事を、母に言えば、
間違いなく私は、殴られ傷つけられるので、
私は誰にも言えず、母の暴力と、
義理父からの性的虐待に耐える日々でした。

ある雨の日、
義理父に下着を着けずにミニスカートをはいて出かける
と言われ、そのまま電車に乗せられました。
電車は夕方のラッシュ、ぎゅうぎゅうな車内で
私は痴漢にあいました。
知らない男の人の手が私のスカートの中に入って来て、
困っている私のことを見て義理父はニヤリと笑っていました。

もう、ダメだ。
こんな思いをするくらいなら死んだほうがマシ。
未来に希望など持てない。
私が自殺を決意した瞬間です。

いのちの電話というところに電話をかけました。
優しい年配の女性が相談にのってくれましたが、
「自殺はいけない、生きていればいいこともある」
そんなことを言われても、前向きになんてなれません。

私の気持ちは誰にもわかってもらえない。

何のために生きているのか。
どうして私は生まれてきてしまったのか。
虐待によって、私の心も価値観も捻じ曲げられ、
学校でもコミュニケーションがうまく取れず、
誰からも必要とされず、ひとりぼっちでした。
誰も信用できないし、人が怖くて仕方ありません。
男性に触れられると過呼吸を起こしそうになります。


私は頭がおかしいのだと、思いました。
だから、誰とも関われないし、
誰からも必要とされないのです。


ある日、私を必要としてくれる人と出会いました。
インターネットの、自殺願望者が集まるサイトでした。
そこにいる方達と話していると、
孤独が少し埋められるような感覚があり、
地獄のような毎日を共有できる逃げ道でした。


この人達となら、安心して一緒に死ねる。
それに気付いた時の高揚感を覚えています。
解決策は死ねばいいという事ではないということに
気付けないほど、私の頭は狂っていました。


自殺志願者の数名の方達と、集団自殺をする事にしました。
自殺をする日が待ち遠しい…そんな不思議な感覚です。
ずっと一人ぼっちだったのだから、
死ぬときぐらいは誰かと一緒が良かったんです。
そうして、私は、とある方のアパートに行き、
数名が集まって、誰も何も躊躇をせずに、
集団自殺を実行いたしました。


自殺は成功しました。私以外は・・・。
アパートの壁が薄いのか、異変に気付いた隣人が、
すぐに警察に通報したようです。
全員病院に運ばれましたが、どういうわけか
私だけが助かりました。


病院のベッドで目覚め、生きていると理解した時、
思わず吐き気をもよおしていました。そしてものすごい頭痛。
何故、私は生き残ってしまったのか。
死ぬことができないのか。
神様は、私をそんなに苦しめたいのか。


どうしても、死なせてくれない理由を知りたかったのです。
そうして私はアノン先生に辿り着きました。


アノン先生は、霊感+カードを使って鑑定するのですが、
一般的なタロット占いというより、
そこにスピリチュアルな能力も加わっているそうです。


アノン先生は、私が両親の愛情を知らずに
育った事を分かっているようでした。
私の心には、今も愛情を欲しがっている
小さい子供が住んでいるようです。
「小さいRちゃんには過酷すぎたね。
悲しみが欠落して、無感情になりすぎてる。
悲しい、寂しい、って言葉にしていいからね。」


当たり前の事が私には分からないのです。
だからこそ、アノン先生の簡潔な言葉は
私の心に響きました。

そして、私のハイヤーセルフという存在も教えて下さいました。
「傷みを分かち合い、優しさを返しなさい」
そのようなメッセージだったと思います。
アノン先生は、その事についても分かりやすく説明して頂きました。


沢山傷ついたからこそ、私は人の傷みや辛さが分かるのだそうです。
私の使命は、人の辛さに共感し、そして癒す事であると。
人を癒す事で、私は幸せになれるとの事でした。
その為、看護師や介護士、カウンセラー、セラピスト等が
向いていると言われたのが、驚きでした。
私にとっては、全く縁のないと思っていた仕事です。
自分の事で手一杯なのに、人の世話なんてできる訳ないと、
私は思い込んでいました。


「Rちゃんはパワーが強いんだよね。
だから不幸を呼び寄せてしまう力も強い。
自分の使命を信じて、人を癒す事に力を注ぐんです。
癒しの力も、とても強い人だから。
沢山の人に必要とされる力を持ってる。」


何よりも深く響いたのは、
「お母さんはあなたを憎んでる訳でも嫌っている訳でもない。
同じように愛されずに育って、愛し方を全く分かってない。
Rちゃんが、自殺未遂で病院で生死をさまよっていた時、
涙を流して願っていたんだよ。神様、助けて下さいって。」


母が病院に来てくれたのは、退院する時だけ。
いつものように素っ気ない母親でした。
ただ、なんとなく、いつも以上に疲れている気がしたのは、
気のせいだったのでしょうか…


私は母から愛されているのかもしれない。
すぐには信じる事もできないし、許すこともできないけど、
愛されているのかもしれないと、心の中で唱える度に、
気持ちが少しだけ軽くなる気がします。


私は人が怖いです。男性も怖いです。
だけど、生きる意味も分からなかった私が、
自分の使命を理解する事は、大きなきっかけでした。
何をしても幸せになれないと思っていた私が、
人を癒せば幸せになれると信じれるようになったんです。


一度、捨てた命だから。
信じて痛い目を見るくらいどうって事ないんです。
だから、私はアノン先生の言葉を信じてみようと思いました。
変な話ですが、人の痛みを分かち合い、
癒す努力をとことんしてみて、
それでも私が不幸になるなら、その時は、
完全に終わらせようって思ってたんです。


それから、私は寮完備の仕事に就くことが出来、
家を出ていきました。
今まで仕事もできない状態だったのに、
私は、人が変わったようです。
きっと考え方が変わったんだと思います。
嫌な事はもちろん沢山あって、
そのたびにアノン先生に相談していた気がします。
私のエネルギーを充電する場所になっていました。


今は、貯めたお金で、介護の学校に通っています。
実習で、高齢者の方に、ありがとうと言われます。
その一つ一つが、私に生きる意味を与えてくれるんです。

「ありがとう」という言葉が、
こんなに大切だったなんて。
母親に言われた事もなかったし、
誰に言われた事もなかったかもしれません。
そして、私自身も、ありがとうと言った事がありませんでした。


この前、必要なものがあって、久々に実家に帰りました。
義理の父親の姿はありません。離婚するそうです。
恐怖と憎しみの対象だった母親が、寂しそうに見えました。
私は一言も話さず、母も一度も振り向きません。
ふと、私の何かが突き動かされたのでしょう。
家を出る瞬間に「ありがとう」って言って、外へ出ようとしたら

「R、待って!」
母が玄関に来ました。
母の顔はやつれて、目の下にクマができていました。
「お母さん、何?」
私が言うと、
「R、今までごめんね・・・お義父さんのこと・・・」
・・・・・・・・。
母は涙を流していました。

「私なら大丈夫だから、じゃあね!」
私は動揺隠して家を出ました。

母がどう思ったのか分かりません。
これからも分かる事はないかもしれません。
ただ、ふと私は笑みがこぼれました。
同時に、しばらく忘れていた、涙もこぼれました。

この複雑な感情を理解するには、もっと時間が必要です。
もっともっと、人を癒さないといけないと思います。
だから、私は、もっと生きなきゃいけないんです。


アノン先生と出会ったおかげで、
新しい自分が、産み直された感じです。
私の傷は簡単には直りません。今も恐怖で夢を見ます。
だけど、それでも少しは幸せを感じてもいいって、
想えるようになった事が、私にとっての幸せです。
感謝しています。アノン先生、ありがとう。

東京都 R