みなさん!どうも!髙橋果鈴です。💫





『ブルーピリオド』The Stage

全13公演、走りきることができました!!!





本当に、本当に、心の底から。

声を大にして言います。

楽しかった!!!終わりたくなかった!!!



そして、お客様の前で舞台に立てることが当たり前ではなくなっている今この世の中。



途中、さやちゃん(みんな大好き海野)が出れなくなってしまい、演出の変更をした公演もありましたが、さやちゃんも戻ってくることができて…



最後の千秋楽は全員で笑顔と感動の涙で終えることができました。



本当に胸がいっぱいです。感謝。



稽古から本番までの約1ヶ月半、

あっという間でした。



でも、ものすごく濃い時間でしたね。






遡ること、1年前の夏。

ブルーピリオドへの出演が決まったと聞いたとき、飛び跳ねて喜んだのを覚えています。



山口先生が描く、香さんが描く

あの素晴らしい青い世界で生きられるんだ。



そう思うとワクワクが止まりませんでした。



「桑名マキ役でお願いします!」と言われ、自分の役を知ったとき、実は最初は、



「え、私がマキちゃん…?」



と思うほど、自分的には予想外の配役で、驚いたんです。



でもそれと同時に、すごく嬉しかったです。



また自分の新たな扉を開くチャンスがきた…と。



そして、この作品をやるにあたって、

ベースとして最も重要なこと、それは。



「美術の知識、画材の使い方、描き方を知っておかなくてはいけない」



ということでした。



図書館に行き、美術系の本、油絵の本を片っ端から借りてきて、自分で美術学習用ノートを作ったり、描いている方の動きを動画で研究したりしました。



特にマキちゃんの特徴は"木炭"だったので、木炭の研究はこだわりました。



そういった準備をしてから、実際に稽古場に入って、本物の画材を使わせていただきながら、お芝居をしてみると、想像していた感覚と全然違って…



実際の画材は、持ってみると、かなり重さもあって、絵を描く方はこれを日々持ち歩いているんだと、大変さを実感しました。



やはり"絵を描く"というシーンが多かったので、その見せ方というのが本当に難しくて日々苦戦していたのを覚えています。



リアルに且つ、

舞台だから大きく、

でも嘘には見えないように。

さらに、マキちゃんの特徴もプラスして。



本当に、本当に、難しかったです。






ここからは、桑名マキちゃんについて、ちょっと語ろうと思います。



マキの役作りも、本当に難しかったんです。でも、本当に、本当に、楽しかった。



原作を初めて読んだときのマキちゃんの第一印象は、"人間らしさ"でした。



マキと自分との共通点ってどこなんだろうと考えていたときに…



「落ち込んでる人見てると、アタシはまだ大丈夫って思えるじゃん?」



という、この台詞。



最初に読んだときは、かなり衝撃だったのですが、心の奥底で、わかる…かも…と思ってしまっている自分に気がつきました。



マキのそういった言葉で、読者や見ているお客様が共感できることや、刺さることが多いのではないかなと思いました。



マキちゃんって、一見、笑顔で強そうに見えるのに、抱えているものが人一倍大きいんですよね。



家族全員が藝大出身という環境。

予備校で1位をとってしまったことの恐怖。

現役主席合格して今も藝大に通う姉の存在。



そのマキの繊細な世界を表現したのが、

ソロ曲『あたりまえ』です。



この曲の中で、私が一番グッときた歌詞。



「つまずいた私を あなたにさとられないよう

慟哭の鼓動を静かに消すの」



私はこの歌詞を読んだだけで泣きました。



この歌詞すごくないですか…?

香さん天才か…😭😭



このワンフレーズの中に、マキの葛藤と生き方が描かれているんですよね…



この曲を歌うとき、舞台上にいるのは、

追い詰められて苦しんでいる浪人生、

そして、倒れて入院してしまった友だち。



これはマキの中の世界なんですよね。



助けを求める友だちから逃げ続ける"自分"。

苦しむ浪人生を見てメンタルを保つ"自分"。

そんな自分が嫌になる"自分"。



歌いながら、一曲の中で様々な自分が出てきます。



この曲は良い曲だからこそ、感情がぐちゃぐちゃになって、いい意味で本当に苦しかったです…

そして、大好きな大好きな曲でした。







八虎との非常階段でのシーンもすごくすごく楽しかったです。来夢さんと、がっつりお芝居できたことが嬉しかったです!



稽古中に演出の香さんともお話ししていたのですが、八虎とマキって不思議な関係性だよねと。



非常階段での会話のあと、マキが受験会場で倒れている八虎のことを助けてあげるんですよね…



あの友だちには手を差し伸べられなかったのに。



そして、マキは受験に落ちてしまうのですが、八虎は受かるんですよ…ね…😭😭



結果、予備校で1位になると受からないというジンクス通りになってしまう…😭😭



辛い!!!苦しい!!!ぎゃあ…😭😭😭



このマキの複雑なぐちゃぐちゃな感情を、表面では笑顔で隠して、心の奥底でぐつぐつさせている感じが自分に表現できるのか、と思っていたのですが…



周りのキャストの皆さんから、

「かりんは本当にマキそのままだね!」

と言っていただけて、すごく嬉しくて。



こういった現実味のある作品だからこそ、マキの家庭環境や抱えているものを、"自分"にうまく落とし込んでいけばいいのかなと考えました。



難しかったけど、ものすごく楽しかったし、毎回、新たな発見があって、新鮮な気持ちで演じることができたかなと思います。




 



と、まあ、こんな調子で語っていたら、半日くらいかかりそうなので、このあたりにしようと思います。



でも、まだお話ししたいことが沢山あるので…



やっちゃいます!!振り返り配信!!!!!



『髙橋果鈴のにこりん部屋☺︎』

ブルーピリオド振り返り配信!


4/10(日)19時〜

ツイキャスで配信いたします!!!!








今回はもうどうしてもやりたかった。やらせてください。お付き合いください。笑



このブログで語りきれなかったことを思う存分、話し倒す予定なので!!!



私もブルーピリオドロスだよ…という皆さん!是非、遊びに来てください!

一緒に振り返りましょう!!!!



そして、私がカーテンコールで大号泣してしまった、千秋楽公演の配信のアーカイブもまだ見ることができます!!

4/10 23:59まで!!



今回、円盤化の予定がないので、この配信のアーカイブが作品を見れる最後のチャンスになります!



私の振り返り配信を見ていただいたあとに、アーカイブを見ていただくと、また新たな発見があるかもしれません!



是非!よろしくお願いします!🎨




ここで、載せきれなかった思い出の写真たちを載せます!どうぞ!!!





この写真見てずっと余韻に浸ってます。
チーム学生!!!






スタイルが良すぎる…とーっても素敵。

ユカちゃん役、ひろきさん!







日替わりで沢山笑わせていただきました。笑

橋田役、しょうごさん!





マキ推しメンって言ってくれてありがとう。

歌島役、Hayatoさん!






開催していた書道展に行ってきました。笑

恋ちゃん役、ゆうたさん!






楽屋でもお喋りが絶えないほど仲良し。

チーム女性キャスト!パート1!






チーム女性キャスト!パート2!




キャストの皆さん一人一人が本当に輝いていて、本番中も自分が出ていないシーンでは袖からお芝居を見ていて、毎回、胸が熱くなっていました。



素晴らしいキャストの皆さんとご一緒できるこの機会を絶対に無駄にしたくないと思い、アンテナをはり、皆さんから沢山のことを学ばせていただき、吸収し、沢山の刺激を受けました。



また皆さんと必ずご一緒したい。その日のために、これからも頑張りたいと思います!









この作品が、この座組が、マキちゃんが、もうすべてが大好きです。



この出会いすべてに感謝しています。

出会えて良かった。



自分の人生の中で、

大切な作品になったなと思います。



いつかまたみんなに、マキちゃんに会える日がくると信じています。また会える日まで。



そして、最後に…

先生たちの言葉をお借りして。



「どんなに技術があっても情熱のないものは心に響かない。」

「作品は、諦めたらそこで完成だから。」



この言葉を胸に、今後も"演劇"という一芸術に携わる人間として、努力していきたいと思います!







おまけはこちら。マキの相棒たちです。✌️



コーカロリーは、小道具さんが、パッケージや、中のチョコバーの形まで細かくリアルに作ってくださっていました。



愛だなぁ…ありがとうございました…!







鈴の果。で、ほっと一息。🍵