みなさん!どうも!髙橋果鈴です。💫



音楽劇『ガリレオ★CV』
無事に全公演を終えることができました!!








まずは、
カンパニー全員で最後まで走りきれたこと。
そして、お客様に見届けていただけたこと。


改めて、感謝の気持ちでいっぱいです。




ここから作品や、役への想いについて語っていきたいと思うのですが、、、


今回は溢れる想いが多く、すぐに言葉にしたいなと思い、いてもたってもいられず、千秋楽を終えた当日から、このブログを書いております。


というわけなので、長くなると思うのですが、ぜひ、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。





まず、この作品のお話をいただいたときに、あのガリレオシリーズが音楽劇に!とワクワクが止まりませんでした。


そして、忘れもしない、
3月のひめゆりの稽古中のこと。


マネージャーからのLINEで、役が決まったと連絡を受けたときの衝撃。


プロデューサーの難波さんから、

「今回、かりんには、工藤聡美という、実際に殺人を犯した、この事件の犯人役を演じてもらいます。」


犯、人、役、、私が、、、


その瞬間、ぞくぞくっと、身震いした感覚を今でも鮮明に覚えています。


新たな挑戦へのワクワクと、プレッシャー。


その2つが入り混じった感情になりました。




台本が届くまでの間、
原作を何度も何度も読んだのですが、


読めば読むほど、これを私が演じるんだ、、と、ぞくぞく感が増しました。


そして、台本が届き、稽古が始まる前は、台詞を入れるためにも、かじりつくように台本を読んでいました。


自分のシーンのト書きに、
「工藤、裁ち鋏を持って駒井に突進する」
といった言葉が書いてあるのを見て、これを自分が演じるんだと思うと、またさらに、ぞくぞく。


そんな、ぞくぞくな、心臓ばくばくなタイミングで、また難波さんからのメッセージが。


「絶対に悩むな。縦横無尽に、自分の芝居を堂々と、発揮して。」


そのときの私は完全に悩んでました。


これを言葉にするのは、なんだかすごく難しいのですが、私は、いつも、役について深く考えすぎると、悩みすぎてしまう習性がある人間でして。笑


でも、この難波さんからのメッセージがきた瞬間から、今回はいつもと少しマインドを変えようと心に決めました。


これはいい意味でですが、
「悩まない。自然に。自分らしく。」
これを今回の目標にしました。


普段であれば、
稽古動画を撮ってもらって、
毎日その動画を確実にチェックして、
反省点をあげて、
ここのシーンはどうしようとか考えて、
次の稽古に備える。


といったものが
ルーティーン化してたのですが、


今回は思考をがらっと変えて、
あえて、稽古動画は、ダンス以外は一切見ずに、本番を迎えました。


その場で起きたリアルな反応をお届けできたら、と思ったんです。


「舞台は生もの」というように、
それが舞台の良いところでもあるので。


今回は、その生感、リアル感、日常感を、
全体的に意識して作りました。





台本を初めて読んだときに感じたのですが、
聡美の台詞を読んでいて、


あれ、これ、、私だ。


と思う台詞がいくつもありました。


例えば、事情聴取のときの、
「なんか私いつも、ピュアな女の子とか、素朴ないい子みたいな役ばっかりで、ダークな役とかやったことなくて、、、」


この台詞を見た瞬間、
!!え、私、、!!!と思いました。


この台詞を言っている聡美(=私自身)が、
実は殺人を犯していた(=ダークな役)ということに、なんだかすごく意味がある気がしたんです。


その他にも、私と重なる部分が聡美には多くあったので、まず、自分だったらどうするかなという視点で考えていました。


実際に立ち稽古をして、キャストの皆さんの目を見てお芝居をしてみて、その場で自然に生まれたものを大事にしようと思いました。





今回、事件の舞台ともなった、

劇団「青狐」。



この劇団員メンバー内の関係性をつくりあげていくのには、

一番苦労したかなと思います。



本番を迎えるギリギリまで、

稽古場以外でも、電話などでミーティングを重ねていました。



稽古期間が短かった分、作品や、役と向き合った時間が濃かったように感じます。



千秋楽を終えた今、みんなで必死に話し合った日々が懐かしく感じます。







そして、ラスト。事件のシーン。



やはりこのシーンが、

自分にとって一番の大きなチャレンジだったかなと思います。



このシーンの稽古初日。

全てを曝け出そう、と心に決めていました。



聡美の心の奥底にある、

怒りや、悲しみ、愛、狂気。



本番でも、このシーンは毎回違うものが生まれていたと思います。



駒井との会話の中で、

どの感情が強くふつふつと沸いてくるか、

それがどこで爆発するのか、

それは、毎回違っていた気がします。



それが、殺してしまったあとの歌に、

現れていたんじゃないかなと思います。



怒りを強く感じたり、

悲しみ(後悔)を強く感じたり、

狂気が出てきたり、

愛を感じてしまったり、



自分の中でも、感情の波が毎回違って、

お芝居って面白いな、と改めて思いました。







私が個人的に好きだったのが、

殺してしまったあとの、窓ガラスに映る虚像の花火。



この堤さんの演出には、

素敵すぎる、、、と感動しました。



色々な感情が入り混じって、

精神的にもパニックな状況で、

ふと、視界に入る、花火と月。



それを見て、聡美が何を想うのか。



その聡美の姿を見たお客様の中でも、色々な見え方があったんじゃないかなと思います。



ラストの内海の台詞にもありました。

「現実にはありえない奇跡の瞬間を、写真の中に収めたかったんじゃないでしょうか。」



"現実にはありえない"



これって、

聡美には叶わなかったことなのかなって。



花火と月が、

駒井と聡美、に、見えていたのかなって。



でも、その花火は虚像である。



ということを考えたら、

最後はあのような表現になりました。



あのシーンは好きな演出であると同時に、一番心が苦しくなるシーンでもありました。



あのあとは、袖で座りこんで、しばらく動けなくなるほど、毎回出しきってました。



それだけ、感情爆発させて、シーンに挑めたことは、とても貴重な経験になったなと感じています。







エヌオーフォーさんの舞台は、

私自身、今回が3度目だったのですが、



3つとも、自分にとって、

挑戦の連続だったなと。



私に挑戦の場と機会を与えてくださった、

エヌオーフォーさんにも感謝しています。



そして、

キャストの皆さんからも、日々、稽古後にアドバイスをいただいて、本当にたくさんの人に支えられていたなと感じます。





長々と綴ってしまいましたが、

正直、まだまだ語りきれていません。🙂



自分の口で伝えたいこともたくさんあるし、

皆さんの感想も直接聞きたいので!



お久しぶりの、

振り返り配信をやりまーーーーーす。



(!突然の告知、失礼します!)



今週末、土曜日。

6月5日、20時から!!!


髙橋果鈴のにこりん部屋☺︎

〜ガリレオCV振り返り配信!〜



やります!!!!



ただ、今までのにこりん部屋を見てくださっていた方はわかるかと思うのですが、



今まで、Periscopeというアプリを使って配信していたのですが、そのアプリが使えなくなってしまったので、、、



今後は、【ツイキャス】で、にこりん部屋を配信していきたいと思います!!!!




↓こちらの

ツイキャス・ビュワー

というアプリを入れていただいて、






↓検索で、

@Karin_T_0722

と、検索していただくと、

私のTwitterアカウントが出てくるので、

そこをタップ!🙆‍♀️








↓そして、

こちらの画面で配信をお待ちください!








この配信で、ブログで語りきれなかったことや、皆さんからの感想、質問などなど。



たーっぷり話していきたいと思いますので、ぜひぜひ、遊びに来てくださいね〜🕵️‍♀️






というわけで、最後に。



劇中の駒井の台詞にもありました。

「芝居を見たりやったりすることは、人生において何の影響も及ぼさない。全くもって無駄なことなんです。」



今回の駒井の台詞には、このご時世だからこそ、演劇について考えさせられるような言葉がいくつもあったと思います。



だけど、カーテンコールでも

久保田さんが仰っていましたが、



"演劇は必要不可欠なものである。"

ということを信じて、これからも舞台に立ち続けていきたいと、そう思います。








そして、今回の公演、

DVDの発売が決定しております!!!!!!







劇場には行けなかったという方も、DVDで作品を楽しんでいただけたらと思いますし、



劇場で見てくださった方も、またDVDで違った視点から何度も楽しんでいただけたらと思います。



私もDVDで見れるのが楽しみです。☺️☺️☺️







応援してくださった皆さん、

本当にありがとうございました!!!!!!




最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。💫






おまけ。裏話。



事情聴取で出てきた聡美の携帯。

実は、自前の古いスマホを使っていました。



(あのバキバキに割れていたやつです)



そのスマホに花火の写真を保存して、

実際に出して見せていました。




なので、せっかくだったら、

聡美仕様のスマホにしてしまおうと思って。



待ち受けとホーム画を

聡美っぽいものに変えていました。




これが待ち受け。





こっちがホーム画です。





自分が撮っていたものから、聡美が駒井といるときにこっそり撮っていそうだな、という写真を引っ張り出してみました。✌️





では!

また、今度のツイキャス配信で〜







鈴の果。で、ほっと一息。🍵