みなさん!どうも!髙橋果鈴です。💫




ミュージカル座『ひめゆり』
無事に千秋楽を終えました!!!!




走りきった!!!!よかった!!!


応援してくださった皆さん、
本当にありがとうございました!!!


率直な今の気持ちは、
とにかく、ほっとしています、、!!!


今は達成感に満ち溢れていて、
少しゆっくり過ごさせていただいてます。🌸




ミュージカル座さんの代表作。ひめゆり。
初演から25年もの間、
上演し続けている大きな作品です。


私自身、この世界に興味を持ち始めたときから、ミュージカル座さんのことも、ひめゆりという作品のことも、もちろん知っていました。

いつか出られたらいいな。
 
と、当時の自分には手の届かないところにあるけれど、"いつか私も"という思いをずっと心の奥底に抱いていました。


そして、、
今回、マネージャーさんから、

『ひめゆり』のお話をいただいています。

という言葉を聞いたときは、
本当に驚きました。


まさか自分が、この作品に出演するチャンスを掴める日がくるなんて、、、


もちろん、即決で、
ぜひ!やらせてください!
と、返事をしたいと思ったのですが。


実は、、今回、すごく悩みました。


ひめゆりの直前まで、ゲキドルの舞台の本番があり、稽古に参加できるのが約1週間しかなかったんです。


私にとっては、
これだけ思いが強かった作品だからこそ、

稽古がこれだけ短くてもいいものなのか。
自分の今のレベルで周りのキャストの皆さんに追いつけるのか。

何度も何度も、自問自答をしていました。


当たり前のことですが、
ゲキドルも、ひめゆりも、
どちらの作品にも全力を注ぎたいという気持ちがあったので、色々なことを考えれば考えるほど悩みました。


それでも、ミュージカル座さんのほうから、
ぜひ。と、ずっと待ってくださっていて、

こんなチャンス二度とないかもしれない。
今このチャンスを逃したらだめな気がする。

そう思い、出演を決めました。


その日から、ゲキドルの稽古が始まる前に、できることはやっておこうと思い、基本的な知識は頭に入れるように努力しました。


戦争時の沖縄の情勢や、出来事、背景など。


もう少し時間があり、このご時世でなければ、沖縄のひめゆり平和祈念資料館など、私は絶対に現地に行って、体感していたと思います。


でも、それができないという悔しい状況だったので、その分、キャストの方がまとめてくださった資料や、自分で調べた資料など全てに目を通して、知っておこうと思いました。


妹が、使っていた教科書を貸してくれて、ここを見るといいよ!と教えてくれたり、家族みんなが応援してくれていて、頑張らなきゃなと気合いが入りました。


一足先に歌稽古をしていただいて、
録音したものを何度も聞いて復習したり。
楽譜とにらめっこしながら練習したり。


私が稽古に参加できていない分は、代役の方が入ってくださり、それを全て動画に収めて共有してくださっていたので、それも時間を見つけて、見るようにしていました。


ゲキドルの稽古や本番期間中も、私はひめゆりにも参加しているんだという気持ちで過ごそうと意識していました。




ゲキドルが終わって、稽古合流初日。


もちろん、動きも歌も頭に入れて、よし!!と、万全の状態で臨んだのですが、、
とにかく不安と緊張でいっぱいでした。







そんなときに、
優しく声をかけてくださったのが、
三森さんと、聖太さん。


三森さんは2年前のシビクリ以来。
聖太さんは4年前のデスノート以来の共演。


今回、ひめゆりの出演が決まって、
お二人と一緒だということを知ったとき、
尊敬しているお二人とまた共演できることの嬉しさと、安心感でいっぱいでした。





ふみ役、お姉ちゃん。まなえさん。


まなえさんには、感謝してもしきれません。


私の稽古合流が遅かったことにより、
ふみルリ2人でのシーンの稽古の回数がかなり少なくなってしまっていたんです。

ご迷惑をおかけしてしまっていて申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、、、

稽古初日から、温かく迎えてくださって、早速、2人でシーンについて話し合う時間を作ってくださいました。


私たちだからできる、
私たちにしかできない、
姉妹をつくろう。

と、頭を悩ませながら、たくさん考えて、あの姉妹ができあがりました。


私が今回、ルリをつくれたのは、まなえさんの存在があってこそだと思います。


まなえさんのふみがいたから。

あの舞台上でルリとして
生き抜けたと思います。

本当にありがとうございました!





主演、キミ役、ともよちゃん。


今回、初めて同じ舞台に立てたことがすごく嬉しかったです。


ともよちゃんとは、小屋入りしてから一気に距離が縮まり、意気投合!!!

たっくさんお喋りできました〜

でも、もっともっと色んなことお話ししたかったです!話し足りなかったよ!!!笑


なので、また共演できる日を夢見て、
これからも頑張ろうと心に決めました。☺️


ともよちゃんのお芝居と歌声が大好きで、
何度も心を打たれました。





ひめゆりという作品は、戦争当時の沖縄を、ありのまま描いた作品とも言えると思います。


私自身も、思わず目を背けてしまうような苦しいシーンもありました。


でも、これらは全て実話であり、遠すぎる話でもないというのは、恐ろしいことだなと、実感しました。


このようなことが二度と起きないように、語り継いでいかなくてはいけないと、強い責任のようなものも感じました。


ふみルリの姉妹は、
唯一、家に帰ることができた二人です。


ふみルリは、戦後、当時の経験を抱えながら、必死に生きている方々の象徴として描かれているのではないかと私は感じています。


皆さんの目にはどう映ったでしょうか、、、



今回、素晴らしいキャストの皆さんとご一緒でき、本当に貴重な経験をさせていただきました。


現場にいられる時間が少なかったからこそ、
アンテナを張って、吸収できることをたくさん吸収させていただきました。


でも、やっぱり正直なことを言うと、、
もう少しこの現場にいたかったな〜とも思ってしまいました。☺️


そして、改めて、この作品を通して、
ミュージカルっていいな。
ミュージカルが好きだな。
と、感じました。



こうして走りきることができたのは、もちろん、キャスト、スタッフの皆さんに支えていただいたというのもありますが、


何より、応援してくださったファンの皆さんの温かい声援のおかげだと思っています。


本当にありがとうございました。



この作品が、
歌声が、
言葉が、
景色が、
皆さんの心に響いていたら嬉しいです。







そして!なんと!私たち月組🌙公演の配信が決定しています!!!





4月19日から1週間、見ることができます!!


チケットは絶賛販売中ですので、
劇場には足を運べなかったという方も、
ぜひ、こちらをチェックしてください〜!




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。💫





おまけ。


実は1幕でルリとして登場するまで
民衆と少年兵としても出演していたんです〜








なので、1幕ではかなりバタバタしていて、
裏を何度もダッシュしていたのですが、、、


その動きを忘れてしまうのが怖くて、
楽屋の鏡にこんなものを。




中身はお見せできませんが、
1幕のここで、この衣装を着て、
ここから出て、何をする!
というのが全て書いてあります。笑






鈴の果。で、ほっと一息。🍵