みなさん!どうも!髙橋果鈴です。💫
舞台『春の陽だまりの如し』
無事に全公演走りきれました!!!
本当にありがとうございました!!!
3日間、全5公演。
あっという間すぎました、、、
現在、絶賛ロスになってます😭😭😭
まず伝えたいこと。
このご時世のなか、この作品を見ようと劇場まで足を運んでくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。
舞台はお客様あってのものです。
お客様がいなければ成り立ちません。
このコロナ禍のなか、それが当たり前ではないんだということを突きつけられる日々でした。
シアター1010の舞台から見たあの景色は一生忘れないと思います。
50%に減らした客席から感じた拍手の熱量は一生忘れないと思います。
本当は劇場に行きたいけど、、、と、応援してくださっていた方もたくさんいました。
その方々の想いも乗った拍手が劇場に鳴り響いていました。
本当にありがとうございました!
さてさて、ここからは、作品について思う存分語りたいと思います。☺️
(※ネタバレを含みます!)
SNS等で、皆さんの感想をハッシュタグで検索して、毎日見ていました。
色々な感想があって、見ていて面白かったですし、作品を通して皆さんにメッセージを伝えられているんだなと嬉しくなりました。
作品の内容は、シリアスなものではあったと思います。いつものおとしょーさんスタイルも封印して、繊細に表現していました。
ほとんどのキャラクターが死んでしまったりと、重たい場面も多かったとは思うのですが、、、
なんのために闘うのか、
守るべきものとは、大切なものとは、
愛とは、正義とは、信じるとは、、、
色々なテーマが散りばめられていて、考えさせられるものがありました。
物語の最後を見て、これをハッピーエンドかバッドエンドかと決めることは難しい終わり方だったと思います、、、
だけど、あのあともずっと、春の陽だまりのような一筋の光が私たちを明るく照らしてくれているのかなと思います。🌸
そして、私が演じた毬(まり)ちゃん。
私史上最年少の役だと話していたと思うのですが、設定としては、5〜6歳でした😊
今までおとしょーさん作品でやらせていただいた幼い役とはまた違って、新たな挑戦でした。
20歳になって、この役をいただけたのは、とてもいい経験だったなと感じています。
パパママにべったりしているような、一桁の年齢の子が、いつもどんな行動をしているのか、日常で見かける小さい子供ちゃんたちを少し観察してみたりもしていました。
お客様からの感想にもあったのですが、やっぱり毬ちゃんの存在は、このシリアスな作品の中でのちょっとしたアクセントになっていたのではないかなと思います。
ある意味、一筋の光。
だったのかもしれません。🕊
あとは、お客様からもそのシーンについての感想が多く、私もずっと皆さんに伝えたかったのが、毬ちゃんの最期です。
国王三太夫と、その妻、白秋の一人娘で、
両親に愛されて育ったと思われた毬ちゃん。
それが物語の後半で、
衝撃の事実を突きつけられるという展開。
三太夫が後取り欲しさに、五右衛門の愛するすみれと、強引につくった子供。
白秋は子供を産めず、実の母親ではない。
これは、私も初めて台本を読んだときに驚きました。鳥肌でした。
さすが光大さんだなと、、、
そして最期は、
毬の大好きな白秋に刺し殺される。
もうこの展開には、目を伏せたくなるほど辛かったという声をすごく多く見かけました。
私も役作りをしていく上で、1番考えたのが、やっぱりこのシーンでした。
一桁の年齢の子が、いきなりこの事実を、愛する母親に言われても、理解できるはずがありません。
この精神状態を作ることが、
すごく難しかったです。
私自身は、聞き役になることが多いし、涙脆いし、感情移入してしまいやすいタイプの人間なので、それを封じ込めるように努力しました。
何も知らないまま、毬ちゃんは死んでいってしまうんですよね、、、
この最後の展開を知った上で、前半のシーンを振り返ってみると、気づくことが多かったのではないかと思います。
父上である三太夫を嫌っていたこと。
五右衛門にすごく懐いていたこと。
白秋の毬への接し方が変化していたこと。
このような伏線が綺麗に回収されていく、、
これが光大さんの脚本の魅力だなと、いつも感じています。
だからこそ、白秋役のあいりさんとは、お芝居のことで一緒にたくさん悩んで、たくさん話し合って、シーンをつくってきました。
あんなシーンもありましたが、、、
プライベートではめちゃくちゃ仲良いですよ!!!ほんとに!!笑
あいりさんのお芝居は、優しさも、狂気も、とても素敵で、目を合わせて真近でお芝居をしていて、ずっとすごいな、、と思っていました。
そして、ラストシーンも印象的だったのではないかなと思います。☺️
五右衛門とすみれと3人で蛍を見に行く。
この写真、、いい写真すぎませんか、、、?
この写真を見ただけでも泣けてきます。
😭😭😭😭😭😭
こういうところも光大さんのエモい演出だなと、、、すごく素敵なシーンでした。
実の母親であるすみれと、すみれを愛する五右衛門。
もし、毬が別の運命を辿っていたら、この2人が親になっていたのかな、、、ということも考えさせられるような描写でした。
(五右衛門とすみれのとってもいいシーンを毬がさえぎってしまうのは、すごく申し訳ない気持ちでしたが、、、笑)
ラストのこのシーンのときは、すみれも五右衛門も毬に対して父母っぽく接してくれていたので、天国では、みんなで幸せに暮らせてたらいいな〜なんて思いました。💫
五右衛門と蛍を見たいんじゃ、、、
という言葉を最期に残していった毬の夢が叶った場面でもありました。😌
と!こんな感じで!
語り始めると止まらないのですが、もっと細かいところは、今度の振り返り配信でお話ししようかなーと思います!
本当に素敵な作品、キャスト、そしてお客様に出会えて幸せでした。
大千秋楽公演では、カーテンコールから号泣してしまうほど、この作品が、座組が、大好きでした。