こんにちは。

 

先日、ある動画に出会い、衝撃を受けました。

 

あまり「感動」とか「衝撃」とかいうドーパミン(←邪気発生源)系の言葉を使いたくはないのですが、誤解を恐れずわかりやすく言うと、かなり「ぶっ飛んだ」思考の、おそらく世界一幸福な民族(ピダハン族)がアマゾンの奥地にいるのです。

 

 

この民族と接触した言語学者であり、キリスト教徒でもあった米国出身のダニエル・エヴェレット氏によれば、ピダハン族には一切ネガティブな感情がなく、それを言い表す、「心配」とか「不安」などという単語自体がないのだそうです。

 

このような民族に共通しているのは、私たちが住む環境とはかなりかけはなれた、明日にでも命を落としてもおかしくない危険まみれで不便な環境に住んでいることです。「彼らは外の環境を知らないから『井の中の蛙』状態で幸福だと思い込んでいる」では片づけられないほど、彼らのあらゆる事象に対する姿勢や反応の何もかもが、私たちが現在とらわれている宗教や経済という概念、その中に生まれた支配層と被支配層が生み出したシステムにがんじがらめになっている私たちをあざ笑うかのように、私たちの思考とはまったく異なっています。

 

彼らは日常的にマラリアや野生動物によって命を奪われる危険にさらされており、床はGで埋め尽くされ、虫にさされまくり、時にはタランチュラが膝まで登ってくるような環境に住んでいたとしても、最小限の対処を施したあとは、「決してそのような虫たちを嫌ってはならない。虫たちだって一生懸命生きているし、嫌いになれば、そのほかの時間までその虫たちの存在によって苦しむことになる」と考えるのです。

 

この時点で、彼らと同じ環境に住むのは私たちにとってかなり難易度が高いのですが、私たちを縛っているあらゆる概念とは一切関係なく、私たちが「職業」とか「仕事」などと呼ぶ作業ですら、毎日のたのしいひとときとして過ごす彼らの姿勢には大いに学ぶところがあると思います。

 

 

エヴェレット氏も最初は、「キリスト教のすばらしさ」を伝えるために少数民族との接触を図ったようですが、そもそも毎日が幸福でしかたがない民族に「救い」だの「天国」だの「救世主」などと説いてみたところで、見たこともない「はりつけの刑」に処された知らないおっさんに救ってもらう筋合いなどないわけですね。

 

彼らは日常的に目にする身近な人の「死」をも受け入れ、大切な家族を亡くしても翌日には笑顔で狩りに出ていく民族です。何が起きても今が一番幸福な民族には「もっと何かを良くしたい」という欲望すらないのです。便利な用具を与えても、使った後は一切の執着もなく、川に流してしまうというのですから、便利な生活を望んでもいないし、後先のことを考えてその道具をとっておこうとする「所有」の概念もないのでしょう。

 

そんな彼らの姿に心を動かされたエヴェレット氏は、自ら信仰していたキリスト教を手離すことになりました。

 

かつての日本もそうされたように、たまに未開の地にキリスト教を伝道しに行くという愚行を働く人がいますが、ピダハン族とはまったく違う反応を示す民族(例:インド領の北センチネル島に住むセンチネル族)もいます。むしろ、外部からの侵入に抵抗するのは妥当です。外部から免疫を獲得していないウイルスを持ち込まれ、先住民の多くが命を落としたりもしているのですから。

 

 

「殺害」と言っていますが、侵入してきたのは宣教師のほうであり、彼らには必要のない、むしろ害悪になりかねない一神教を押し付けられそうになったのですから、抵抗するのが正解です。

 

話が少し逸れましたが、必要のないものをあたかも必要であるかのように思わされる環境に住んでいる私たちは、スコトーマ(心理的盲点)だらけの環境で、「死」を恐れるばかりか、「生きる」ことさえ「長生きリスク」と称し、保険に入らされたり、「勝ち組」になるために結婚やお金を稼ぐことを目指さねばならないという強迫観念にかられたり、死後は天国もしくは極楽浄土へ旅立てるよう、宗教関連の行事に多額のお金を払わされたり、そのお金を稼ぐために「労働」をさせられたりしています。

 

自らが住む環境に絶望して命を絶つ人も後を絶ちません。我が国もそういう意味で「自〇大国」になってしまっています。ここには書きませんが、冒頭で紹介した動画の中で、「自〇」した人に対する彼らの反応も述べられています。ぜひ確認してみてください。

 

彼らとまったく同じ環境に住み、同じ考え方をするのは難易度が高いとは思いますが、少なくとも「足るを知り、幸福に生きる」究極のモデルとして学べることはたくさんあると思います。

 

そもそも「幸福(幸せ)」についても、ほとんどの人の認識が間違っています

それについては、こちらの記事を参考にしてください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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