こんにちは。

以前、一流シェフがサイゼリアでバイトをしていたという内容の話を聞いたことを思い出し、検索していたら、こんな記事を見つけました。
 

 

記事の冒頭にはこのように書かれています。
 

東京・目黒のミシュラン一つ星イタリアン「ラッセ」のオーナーシェフ・村山太一氏は、2017年からサイゼリヤ五反田西口店でアルバイトをしている。村山氏は「サイゼリヤには上下関係がほぼない。高校生からシニアまで、だれもが和気あいあいと働いている。こうした職場を作れるのは、サイゼリヤの生産性が高いからだ」という——。

*レストラン「ラッセ」は、2022年8月で、新規事業転換のため閉店しています。
 

以下、ミシュランレストランのオーナーシェフとしてのプライド(←邪気発生源が少しでもあったら、こんな発言は絶対にできないと思える内容がどんどん出てきますので、「プライドを捨てることができている」実例として読んでください。

 

イタリアで8年間にわたって修業を積み、レストランでオーナーシェフを務めるまでになっていた村山さんがサイゼリヤでバイトをしようと思ったのは、高校生からシニアまで、ムダのないシンプルで合理的なシステムの中で生産性を高めている現場を体験することが目的でした。

現場を目にした村山さんは、「ツールの置き場所や料理をスムーズに提供する動線など計算されつくしていて、仕組みやマネジメントのレベルが群を抜いている」とサイゼリアを評価しています。
 

また、サイゼリアでは店長さんが丁寧に仕事を教えてくれたことに涙ぐむほど感動したようです。なぜなら、高級店の世界では、「仕事は盗んで覚えろ」が常識で、先輩は上から目線で下にいばり散らす始末。

 

 

不条理で不合理なやり方もまかり通っていて、村山さんがそんな世界が嫌いで、イタリアでがむしゃらに働いたといいます。

 

しかし、そんな村山さんもいつしか初心を忘れ、「黙ってオレの言うことを聞いていればいいんだ」的な考え方に支配されていきました。そのため、萎縮したスタッフが村山さんの顔色を窺うようになり、仕事を覚えられず、ピリピリしたスタッフたちがお客様の前で喧嘩するようになってしまったといいます。
 

しかし、そんな村山さんもかつては、「スタッフにも幸せになってもらいたい」と思っていたことを思い出し、まさにその理想郷がサイゼリヤにあったことを認めています。
 

村山さんはこのように言っています。

仕事の生産性を上げるには、幸せであることが一番です。幸せなら、気分よく補い合いながら働いて、チームとしての全体最適を図れるので生産性が上がります。一方で、生産性が上がれば上がるほど、時間的にも精神的にもゆとりができてみんながより幸せになります。この好循環を実現させているのがサイゼリヤです。

 

また、ミシュランの星を獲るような店は、「星を落としたらいけない」というプレッシャー(←「強迫観念」ですね。これも邪気発生源)から、ブラック企業のような労働をしているところが多く、「それに耐えるのが一流」(←「決めつけ」と「インチキ自己肯定」も邪気発生源)と考える風潮もあるそうです。

 

しかし、それでは、村山さんの「スタッフにも幸せになってもらいたい」を実現することはできません。

 

サイゼリヤの基本理念は「人のため 正しく 仲良く」。僕はこの社是が大好きです。サイゼリヤも残業はありますが、必ず週に1回の休みはもらえるし、店長がいばり散らしてないからスタッフの仲はいいし、ホントに社是の通りです。

 

村山さんが思い描いていた世界がサイゼリヤにあったことが伝わってきますね。

そして、記事の最後にはこのように書かれていました。
 

星付きシェフの驕りと固定観念をバイトで手放す
 

僕がサイゼリヤでバイトをしていることを知ると、「なんでまた、そんな店で?」と反応する人は多くいます。それはサイゼリヤを下に見ている証拠です。ミシュランガイドに載るような高級レストランが上位にあり、サイゼリヤやガスト、すかいらーくなどが下位にある。それは価格帯の違いであって、飲食業としての本質はまったく変わりません

その本質とは、「食で人を幸せにする」ただこの1点に尽きます。それは星付きレストランもサイゼリヤもまったく変わりません。

僕は星付きシェフの驕りや固定観念をバイトで手放すことができたんです。慢心や固定概念は成長を妨げ、判断を鈍らせます。

あとは、ただバイトであるということで下に見られることもあります。正社員が上位にあり、アルバイトが下位にある。

バイトでは僕は一番の下っ端ですが、社会人としてある程度経験を積んだ人間が「下っ端になりきる」のは、ものすごく大変です。学生に注意されたら、それだけでカチンとくる人もいそうですね。

僕はバカだから、そんなシチュエーションすらも楽しんでいます。バカはムダなプライドがないから、「この子はすごいなぁ」なんて素直に物事を受け止められる。だからこそ、スポンジが水を吸収するように、すごい勢いで学べるんです。

 

まさに、潜在意識の成長を目指す者が学ぶべき点が凝縮された一節ですね!
 

「ミシュランレストランが上でサイゼリヤは下」、「正社員が上位でアルバイトが下位」は二元論(←邪気発生源)的思考です。

 

「飲食業としての本質をみる」ことができるのは、抽象度が高い証拠です。

 

「驕り(プライドに類するもの)」や「固定観念(決めつけスコトーマの原因にもなる)」、「慢心(インチキ自己肯定)」は成長を妨げ、判断を鈍らせる要因にもなります。

 

「学生に注意されたらカチンとくる」のはプライドが捨てられない実例ですね。


「僕はバカだから…」と、自らをそのように言う必要はありませんが、ここでは「プライドを捨てている」と同じ意味なので、「バカはムダなプライドがない」と言っています。

 

「素直に物事を受け止められる」のは、「自己受容」、「他者受容」ができているということです。

 

 

また、これとは対照的な例をYouTubeで見たことがあります。
 

それはホームレスへのインタビューを取り上げたもので、そのホームレスが「炊き出しに並ばない理由」を述べていました。それは、生活保護の受給者が「支給されたお金をパチンコに使ってしまった」というような話をしているのを聞いて、自分はそんな人間とは違うんだということを主張するためらしいのです。なのに、本人は空き缶拾いで稼いだ数千円をその日のうちに酒とタバコに使ってしまい、場所代も払わずに公園を使っているのに、公園の定期的なメンテナンス時には一時的に退去しないといけないことをこぼしていました。
 

傍から見れば、「五十歩百歩」といいますか、「目〇鼻〇」といいますか…
 

私は「ホームレスだから私たちより下」と言いたいのではありません。その心の在り様は、プライドを捨てられない人全員に当てはまるということです。

 

男性にサイゼリヤに連れて行かれたことに腹を立てている(いい歳こいた)女子とやらも例外ではありません!

本質を見る抽象度の高い女性は、相手の男性との信頼関係がどれほど構築できているかを考えられる人です。

一流シェフだから「上」、ホームレスだから「下」、「値段が安いから下」ではなく、プライドを捨てられるか捨てられないか

 

潜在意識の学びはまさにこれが鍵になると言っても過言ではありません。このプライドがあるがゆえに、順調だった波動体感講座の学びが頓挫してしまうこともあるのです。

 

 

先日ご案内した、「『過去に遡ったインナーチャイルドセラピー』の活用方法と心構え」のnoteですが、

 

 

さっそく、たくさんの方にご購入いただき、誠にありがとうございます。

 

このnoteのなかで、能力開発士kyokoさんが「プライド」についてコメントしてくださっています。

 

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「プライド」は百害あって一利なし。

そして、いかにバカげた概念であるかが伝わっていれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。