先月、夫の転職が決まり、隣の県に引っ越しすることに。私はこれまで産まれ育った県以外に住んだことがなく、初めて県外にお引っ越しします。
 
 
 
 
 
この度の転職に関しては夫婦で話し合って望んだこと。引っ越しと言ってもそんなに遠くじゃないし、ちょこちょこ帰ってくることもできる。
 
 
 
 
この頃はコロナで、地元の友達とも全然会ってないし、ちょっと遠くなるくらいなんてことないと全然気にしてなかった。
 
 
 
 
 
が、母に話すと、転職が決まったこと自体は喜んでいたけれど、とても寂しい様子で。
 
 
 
 
「一つだけ心配なのが、南海トラフよおーっ! この3人がいなくなると思うと涙が出てねえーん
 
 
 
 
と、妄想が先走って今生の別れのようなことを言われましたびっくり
 
 
 
 
「そんな大袈裟な爆笑  もう死ぬみたいなこと言わんで~ゲラゲラ
 
 
 
 
と、その時は笑って一蹴したけれど。
 
 
 
 
今は実家まで車で15分の距離。思いつきでふらっと帰ることもできるけど、そうはいかなくなる。それだけは不便になるし、寂しいは寂しいんだよなー。
 
 
 
 
母の想いに触れ、私も一気に寂しさが込み上げてきて…頭ではわかってて平気なんだけど心がついてこない。1月後半は、そんなちぐはぐな情緒不安定な感じになってたしょんぼり
 
 
 
 
いつも行ってた近所のスーパーも公園も、あと何回行けるんだろう。
 
 
 
 
息子が「かえらんおーっ!」と駄々をこねた公園も、「また来ようね」って説得して帰ってたけど、その「また」はもうないかもしれない。
 
 
 
 
今の部屋も、部屋の前の廊下も階段も、保育園へ通った道も、いっぱい想い出がつまっていて。だけどもう来ることもなくなるだろう。
 
 
 
 
何だか突然余命宣告をされたような気持ちになって。この何気ない日常が本当に幸せで、大切で、かけがえのないキラキラキラキラした時間だったのだと、カウントダウンが始まっていたことに、はたと気がついたのです。
 
 
 
 
今この一瞬一瞬を大切に生きていたい。そんなことを考えていると、ずっとこの街で幸せな時間を過ごさせてもらってたんだなと、ますます泣けてきてしまって笑い泣き  一人でこっそり寝る前に涙ぐむ日が続きましたぐすん
 
 
 
 

 
 
 
 
そんなある日、夢を見ました。
 
 
 
 
誰か知らない人だったけど、目の前にある建物の横を指差して、「私の幸せはここにあるんだ」って私に言うのです。
 
 
 
 
「んん?うーん
 
 
 
 
そこには何もなくて、私にはただ地面があるようにしか見えず、
 
 
 
「何もないですよ。そこには幸せなんてないですよ。」
 
 
 
 
と言ったところで目が覚めました。
 
 
 
 
その瞬間、あ!そうか、幸せって自分の中にしかないんだびっくりって直感的に感じたんです。
 
 
 
 
想い出の場所や品、人、写真、言葉…それらは幸せが入ってる引き出しの取っ手にすぎなくて、その幸せな感情は私自身の中にいつもあるんだ。どこに行っても何をしてても私の幸せは変わらない。
 
 
 
 
きっとあの夢に出てきた人も私自身だったんだ。私の幸せはここにあるんじゃない。場所に縛られてなんかいない。どこに行っても大丈夫ニコニコ
 
 
 
その日から頭に心が追いついて、スッキリ晴れやかな気分に。
 
 
 
 
母も同じように寂しい思いをしてたんだな、大丈夫かな?と少し心配しつつ、また実家に行ってみると、私の引っ越し先の観光ガイドブックを既に購入してましたガーン
 
 
 
 
ゴールデンウィークには帰って来るよと言うと、「えキョロキョロ」って遊びに来るつもりだったのか…
 
 
 
何この立ち直りの早さアセアセ まだまだ母にはかないません。