実は先週から、息子が発熱と咳、その後も鼻水が凄くて何度も小児科に通い、いつものパターンで夫と私ももらって大変でした
今日くらいからやっと落ち着いたかな?
保育園に行くと、どの子も青っ鼻見事にタラーン 1歳児クラスでRSウィルスが流行ってると聞いたけど、「あー、うちの子もそうだったのかも?」と思いました。いや、確実にそれだわ。
新型コロナの自粛の影響で去年は少なかったのが、今年は大流行しているみたいですね。小さな子供にとってはコロナよりも恐ろしいウィルス。
かかることを完全に防ぐのではなく、適切に触れて強くなる。そして、生き延びること。
コロナ渦も、そうやって乗り越えて行きたいなーと感じました。
今回の息子の体調不良。いつもなら小児科でもらった薬を飲んですぐに良くなっていたのですが、はじめに出された薬がかなり息子の口に合わなかったようで。
「からーい いやぁぁぁぁ!!!」
と言って全く飲んでくれず からいは謎。
頑張って飲ませようとしても、口を真一文字にぎゅっと閉じ、首を左右に振りまくるので、薬が顔についたりこぼれるだけで、思うように飲ませられない。プリンやアイスクリームに混ぜても全然ダメ
熱も一向に下がらず 再び小児科を受診すると、
「薬飲まないと治りませんよ。全部きちんと飲ませてください!」
と怒られてしまい 薬の飲ませ方を看護師さんに教えてもらうことに。
これが私にとってはかなりの衝撃でして。
まず、水で溶いた粉薬を注射器にいれる。
頭を押さえつけ、顎をあげた状態で喉の奥に注射器を突っ込み、薬を流し込む。そうすると条件反射で薬を飲み込むから吐き出すこともないし、味も感じないのでいいとのこと。
実際に看護師さんと一緒に飲ませたのですが、息子の恐怖心が半端なく、必死の形相でまさに断末魔の叫びで。そうだよね、本能的にそんなことされるのは受け入れられなくて当然だよね。「不快」で当たり前。
これって、息子にとっては虐待されてるのと変わらない感覚なんじゃない? 実際、私も虐待と紙一重なんじゃないかと感じている訳で。やっぱり嫌だな、やりたくないなと感じてしまうのは事実。
だけど、薬を飲まないことで症状が悪化して入院なんて可能性があるのも事実。2歳の息子は命に関わるとこまではいかないんだろうけど、もしRSウィルスだったら、薬を飲ませず放置するのもかなり危険。
やりたくないけど、やるしかない。でも嫌ーな気持ちになるし、辛いし苦しい
こんな時、どうするのがいいんだろう?
とりあえず、息子の感覚は絶対に否定したくない。ここはゆずれなくて、でも薬は飲んで欲しい。
ただ、頭ごなしに、「薬飲まないとだめ!」だけはしたくなかった。
そしてふと気付いた。私は息子の感情・感覚を大事にすることを考えている。確かに、まだ自我が確立していない子供の段階では、それは保護者が守ってあげる必要がある。
だけど、おそらくそれよりももっと大事なのは、私自身の感情・感覚を大事にすることなんじゃないだろうか?
息子の嫌がる気持ちに100%従うのでもなく、薬飲まないといけない!という枠に100%捉われるのでもなく、私自身の葛藤の気持ちを大切にする。
そして、素直に息子に自分の気持ちを伝えることにした。
「お薬いやよね。飲みたくないんよね。ママもね、嫌なんよ。こんな風にお薬飲ませるの。やりたくないもん。でも、お薬飲まないと、お熱も咳もなおらないんだよ。また病院にも行かなくちゃ行けなくなるよ。ママも、病院行きたくないんだよ。頑張って飲んでみよ。」
素直な気持ちを言葉にすると、少し気が楽になる。息子ももう話せば大体のことは理解できている。
意を決して注射器で薬を飲ませる。嫌がるよねー。でも、ひとまず飲めて安心。嫌だよね。頑張ったね。
毎回これをやるのかーと、覚悟を決めていたものの、薬も飲みやすい薬に替えてくれていたのか、2回目に飲ませる時には、
「おいしい」
と言って自分から注射器をちゅうちゅう吸って飲むようになった。妙に注射器が気に入ってしまい、お茶まで注射器で飲みたいと言い出すように。それは普通に飲んでほしー。
それから、普通に飲めるようになり、順調に回復することができた。
何でもかんでも好きなようには生きていけない。社会の中で一定のルール、枠組の中で時には我慢が必要なこともある。
だけど、だからといって自分の感情・感覚を押し殺すのではなく、感じたことはそのまま受け入れて肯定してあげる。
誰よりもまず、自分が自分の気持ちを肯定すること。自分を大事にすること、自己肯定感を持つってこういうことかなと思った。
そんな自己肯定力が高くなると望みも引き寄せやすくなるんじゃないかな。